火曜日, 4月 30, 2024
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【5割超が鑑賞機会の減少を実感】全国で1500公演を展開し、お住まいの地域に“ライブ”を届けます!

「地方にあって一流の舞台を観続けることができる機会は、他にありません」との声も

コロナ禍を経て、”ライブ”の価値が見直されています。文化庁「アートキャラバン事業」は、文化芸術団体がかつてない規模で連携し、全国すべての都道府県で約1500公演を展開。これまで開催が難しかった地域へも、ライブ・舞台芸術公演を届けます。

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(Photo) 左:Kiyonori Hasegawa/右下:堀田力丸

 

  • ポイント

①コロナ禍の影響が続くライブ・舞台芸術の再興と、鑑賞機会の回復を目的としたプロジェクト
②2023年1月までに、全国で演劇・コンサート・バレエ・オペラ・伝統芸能・音楽フェスなど1500公演以上を開催
③トップクラスの芸術から地域に根差した活動まで立体的に推進する、文化庁の画期的事業

 

  • 2022年度 概要

公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会(以下、芸団協)は、文化芸術の統括団体10団体と連携し、全国47都道府県で多種多様な舞台芸術・ライブ公演を展開します。これは、コロナ禍の影響が続く舞台芸術・ライブエンタメ業界の再興と、人々が文化芸術を体験する機会を回復することを目的に、文化庁が2020年度から「アートキャラバン事業」として支援するものです。
演劇・音楽・バレエ・オペラなどの芸術団体が全国公演を行う「大規模公演型」と、芸団協が地域の劇場・文化団体・事業者と連携して行う「地域連携型」の2つの区分からなります。芸術団体が集中する大都市圏から日本の各地へ芸術を届ける“縦糸”と、地域内で連携して多彩な文化芸術を創造する“横糸”を組み合わせることで、全国の人々が様々な形で文化芸術に触れる機会を立体的に大規模に創出する、文化庁の画期的なプログラムです。3年目を迎える本事業は、コロナ禍の緊急支援の意義を超えて、全国各地の文化環境の向上や、人々のウェルビーイングへの効果など、多くの好影響をもたらしています。

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事業名

文化庁「統括団体によるアートキャラバン事業」(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)

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事業期間
2022年1月1日~2023年1月31日

公演数
合計 約1500公演(ステージ)

開催場所
地域連携型 24都道府県
大規模公演型 47都道府県

連携11団体
・オペラキャラバン・ジャパン実行委員会(オペラ)
・一般社団法人 緊急事態舞台芸術ネットワーク(演劇・ミュージカル等)
・一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会(音楽フェス)
・公益社団法人 全国公立文化施設協会(多分野)
・公益社団法人 日本オーケストラ連盟(オーケストラ)
・一般社団法人 日本クラシック音楽事業協会(オーケストラ・アンサンブル・声楽等)
・公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会(多分野)
・公益社団法人 日本劇団協議会(演劇等)
・公益社団法人 日本児童青少年演劇協会(影絵劇)
・一般社団法人 日本バレエ団連盟(バレエ)
・公益社団法人 能楽協会(能・狂言)
 

  • 公演リスト

下記リンクにて、都道府県ごとに一覧でご覧いただけます。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1TMhCKixmkcjlmdzcI-Wq3k-8Le2LQ8c1lIsSqktPdok/edit?usp=sharing
※公開可能な公演を掲載しています。情報は随時更新されます。
※こちらに掲載されていないプロジェクトについては、各プロジェクト・主催者のウェブサイトをご確認ください。
 

  • 全国の子どもたちへ、鑑賞機会を得ることが困難な方々へ届けたい

多くの子どもたちが芸術に触れる機会を失ったまま、コロナ禍は長期化しています。一部の公演では、一般財団法人あしなが育英会との連携をはじめ、子どもや学生向けの招待・優待チケットを設けています。また障害者・高齢者向け施策を設けている企画もあります。
詳しくは、各公演情報をご確認ください。
 

  • アートキャラバン参加者の声(2021年度)

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観客
「日々の生活に寄り添うように『非日常』があることが、いかに人生を豊かにしてくれるか痛感」
「育児とコロナの閉塞感の中、久しぶりに観劇。自分はまだこんなに感動できる、感動したいんだと実感した」
「合唱は人の声の力、輝きで胸が震えました」
「地方にあって一流の舞台を観続けることができる機会は、他にありません」

アーティスト・スタッフ
「コロナ禍での悔しさ、この事業で救われた事、一生忘れません」
「『アートキャラバン事業』はすばらしい、文化庁の最大のヒット事業ではないかと思います」
「地元にこれだけの人材がいたのかと、発見につながった」

(Photo) 上:Takashi Shikama/中左:Sugawara Kota/中右:Makoto Ebi
 

  • 分野別プロジェクト リンク

地域連携型
JAPAN LIVE YELL project
 24都道府県で、子ども達やアマチュアの出演を含む185企画・約500ステージ(日本芸能実演家団体協議会)

 ※子ども割引などの設定公演あり

 https://jlyp.jp/ 

※Special Movieのフルバージョンはこちら:https://youtu.be/PCOIZ-IZTl0
 

【大規模公演型】

 

2022グランドオペラフェスティバル in Japan
 10都府県で4演目10公演(オペラキャラバン・ジャパン実行委員会)
 https://www.opera-g.jp/

「日本の演劇」未来プロジェクト2022
 12都府県で、30 公演 ・271 ステージ(予定)(緊急事態舞台芸術ネットワーク)
 http://jpasn.net/

音楽三団体連携による「音楽・ライブエンタメフェス再興アートキャラバン」
 11都道府県で、11フェス(コンサートプロモーターズ協会)
 https://www.acpc.or.jp/artcaravan2022/

Go! Go! theater!! 劇場へ行こう!!2~地域文化の躍進に向けて~
 30都道府県で、188公演(全国公立文化施設協会)
 https://www.zenkoubun.jp/artcaravan/
 
オーケストラ・キャラバン ~オーケストラと心に響くひとときを~
 27道府県で、43公演(日本オーケストラ連盟)
 https://www.orchestra.or.jp/caravan2022/

クラシック音楽が世界をつなぐ2022
 17都道府県で、21公演(日本クラシック音楽事業協会)
 https://www.classic-caravan.com/

現代演劇キャラバン「全国の人に演劇を! 多くの人に感動を!」
 42都道府県で、380公演(日本劇団協議会)
 http://www.gekidankyo.or.jp/artcaravan/2022.html

「影絵劇フェスティバル」全国縦断公演
 23都道府県で、49公演(日本児童青少年演劇協会)
 http://www.linkclub.or.jp/~jcta/

バレエで全国に希望を ~日本バレエ団連盟によるアートキャラバン事業~
 21道府県で、30公演(日本バレエ団連盟)
 ※あしなが育英会や子ども食堂との連携による招待を実施予定
 https://japan-ballet.com/ac/

日本全国 能楽キャラバン!2022
 23都道府県で、64公演(能楽協会)
 https://www.nohgaku.or.jp/caravan2022
 

  • 事業背景:閉塞感が増す現代に、ますます重要な文化芸術

長引く経済停滞や頻発する自然災害、コロナ禍や世界情勢不安により社会的な閉塞感が増し、人々の心身への影響、特に子どもたちへの影響が指摘されています。音楽や舞台芸術などに直接触れることは、人々のウェルビーイングを増進することで近年ますます注目されています。アートキャラバン事業は、回復の鈍化が続く舞台芸術・ライブエンタメ業界への支援に留まらず、文化芸術に触れる機会の少ない地域に、今こそライブを届ける重要な役割を担っています。

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(Photo) 上:西村廣起/下:能楽協会

■地方の鑑賞率の減少は、コロナ禍で一層加速

文化庁が令和3年度に実施した「文化に関する世論調査」(※1)では、5割超の人がコロナ禍によって芸術鑑賞の機会そのものが減っていると回答しています。コロナ前から、長年にわたる経済停滞と文化関連事業費の減少も背景に、特に地方での公演数の減少が指摘されており、国民の舞台芸術鑑賞率は平均10%~15%前後で、地域よっては10%を割り込む状況(※2)でしたが、コロナ禍で一層加速していると考えられます。

長引く業界への影響
舞台芸術・ライブエンタメ業界は、コロナ禍により2020年度は対2019年比で事業収入が50~80%も落ち込む状況でした(※3)。2021年度も、事業収入は50~60%前後の回復、観客数は45%程度しか回復しておらず(※4)、客足の冷え込みが続く状況です。

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■文化芸術とウェルビーイングの関係

文化庁が令和3年度に実施した「文化に関する世論調査」では、「ウェルビーイングと文化芸術活動の関連」(※1)について、文化芸術体験が人々の生きがいやつながりと関係があることが見いだされています。特に、地域の文化環境に対する満足度と、人生の意義を感じる頻度は、強い関連があると示されました。またイギリスにおける先行研究(※5)では、ライブアート(音楽の生演奏、ダンスや演劇、オペラ)に触れることはウェルビーイングのあらゆる側面と相関関係にあるとされています。
2021・2022年に政府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針」(通称「骨太の方針」)にも、各政策のKPIの一つに、ウェルビーイングの指標を取り入れることなどが盛り込まれ、今後重要な観点として注目されています。

(※1)文化に関する世論調査(令和3年度)‐ウェルビーイングと文化芸術活動の関連‐報告書
    https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/pdf/93714701_02.pdf
(※2)平成28年社会生活基本調査より演芸・演劇・舞踊/クラシック音楽/ポピュラー音楽・歌謡曲鑑賞率を参照
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031577999&fileKind=0
(※3)2020文化芸術推進フォーラム調査
    http://ac-forum.jp/wp-content/uploads/2021/07/forum_report2021.pdf
(※4)2021芸団協調査
    http://ac-forum.jp/wp-content/uploads/2022/02/BunkaGeijutsu_16.pdf
    https://geidankyo.or.jp/img/research/Geidankyo_analysisreport20220215.pdf
(※5)Totterdell, P., & Poerio, G. (2021). An investigation of the impact of encounters with artistic imagination on well-being. Emotion, 21, No. 6, 1340–1355
 

  • プレスリリースおよび「JAPAN LIVE YELL project」に関するお問い合わせ

公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 
「JAPAN LIVE YELL project」事務局
Email:info@jlyp.jp
※各プロジェクトについては、各主催者へお問い合わせください

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