「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
5月15日(水)に、鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊 鹿屋航空基地に厚生労働省 健康行政特別参与の杉良太郎氏が訪問し、肝炎をはじめとした病気の検査受検の大切さを訴えました。
【イベントレポート】
■杉氏「肝炎を放置すると肝硬変になり、その先に肝がんが待っている。
そうならないために必ず、肝炎ウイルス検査を受けてください。」
杉氏は、鹿屋航空基地庁舎に集まった、自衛隊員や一般市民、約100名に向けて「C型肝炎は今は飲み薬で治るんです。以前は、その治る飲み薬がなかったため、私の妻の伍代夏子も肝炎でインターフェロンなど副作用のある治療を1年半もやり、苦しみながら治しました。それから約8か月後に飲み薬ができました。保険適用になるまで、1回の薬代は60万円。本来、薬はそれだけ高いものなんです。様々な病気がある中で、国が薬の費用を保険適用にし、治療できるようなシステムになっているんです。」と話しました。
続けて、「C型肝炎は治るんです。放置すると肝硬変になります。肝硬変になったら肝がんになるんです。そうなる前に、早いうちに治療できるよう肝炎ウイルス検査を受けてください。」と述べました。
また、「友人、知人や家族ががんになった人もいるでしょう。私の周りでも最近、がんになった人が多いんです。健康診断をやったのに、そのときには見つからなかったとかね。病院へ行って、歳を重ねているからがんの1つや2つあってもおかしくない。どうか皆さん、そう思って検査してください。」と強く訴えました。
■開催概要
■催事名 :【知って、肝炎プロジェクト】鹿屋航空基地訪問 講話
■日時 :2024年5月15日(水) 15:00〜15:50
■開催場所 :海上自衛隊 鹿屋航空基地庁舎(鹿児島県鹿屋市西原3丁目11−2)
■出席者 :厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎 氏