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偉人たちは、偉業でどれだけ稼いだか? (1/11発売『偉人の年収』)

株式会社イースト・プレスは2022年1月11日(火)に『偉人の年収』(著:堀江宏樹)を刊行します。全国の書店およびECサイトで予約受付中です。

【概要】
偉人たちの金銭事情を、現代日本円に換算して生々しく紹介。
良識ある研究者は手を出したがらない「禁断のテーマ」に挑む!

【「はじめに」より抜粋】
あの人はいくら稼いでいたのでしょうか?
偉人の人生は数々の美談で粉飾されていますが、金の稼ぎ方、そして使い方ほどその人の生きざまを教えてくれるものはありません。

たとえば、西郷隆盛。明治新政府の役人たちの贅沢な生活ぶりを公然と批判した”清貧の士”というイメージがありますが、実は西郷本人が新政府内でも最高クラスの高給取りで、豪勢な生活を楽しんでいたことがわかっています。身なりも立派だったため、上野公園に建てられた西郷隆盛像のラフな格好には、遺族が不満を漏らした話もあるそうです。

古代ローマの政治家ユリウス・カエサルは、「借金王」と呼ばれるほど莫大な借金を抱えていました。しかし、その大金で庶民が楽しめる剣闘競技の大会を主宰するなどして世間の支持を集めます。債権者である有力者たちも、「返済の前に潰れられては困る」とカエサルをバックアップ。その中でチャンスを得て成り上がり、巨万の富を築きました。

なかには、ほとんど本職での稼ぎがなかった偉人もいます。「進化論」を唱えたチャールズ・ダーウィンは、実質的には生涯の大半を無職の引きこもりとして過ごしました。ウェッジウッド創業者の外孫にもあたる彼は、実家からの巨額の仕送りで研究生活を送っていたのです。

今回のテーマはズバリ「偉人の年収」です。
洋の東西を問わず、金銭事情が公開されるケースは一部の公人を除いて多くありません。
しかし本書では、さまざまな文献に出てくる断片的な数字をもとに推定年収を算出。さらに、過去の貨幣価値を現代日本円に置き換えるという、良識ある歴史家の間では忌避される禁じ手ばかりで構成された本になりました。
なお、本文内で用いたレートは諸説ある中、筆者の独断と偏見で選んでいます。厳密な数字ではないという点をご了承の上、おおらかな気持ちでお楽しみいただければ幸いです。

【書籍情報】
書名:偉人の年収
著者:堀江宏樹
発売日:2022年1月11日
発行:株式会社イースト・プレス
判型:新書版
頁数:240
価格:880円+税
ISBN:9784781680774
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781680774

偉人たちは、偉業でどれだけ稼いだか? (1/11発売『偉人の年収』)のサブ画像1

【目次】
第1章 世界の偉人の年収
●仕送り年額4500万! 親の金で偉業を成したダーウィン
●安月給をフンコロガシのエサ代に費やしたファーブル
●妻にどつかれて年収5億!? 大統領リンカーン
●貧乏家庭のトラウマから……ニュートンのその後
●推定年収数千万、シェイクスピアの知られざる副業
●ギャンブラーの才能もあったモーツァルト
●「子沢山で食べていけない」と嘆いたバッハ
●バクチが止まらないドストエフスキー
●『資本論』に見るマルクスのトンデモ金銭感覚
(コラム) 「上流階級」と呼ばれるのに必要な年収

第2章 日本の偉人の年収

●信長・秀吉・家康、3大英雄の直轄領収入勝負
●希望年収3分の1……宮本武蔵の就活失敗伝説
●高給取り集団・新選組。近藤勇、土方歳三の年収は?
●年俸1億2000万!? 裕福だった西郷隆盛
●”愛人手当”で食いつないでいた樋口一葉
●大富豪・渋沢栄一の年収変遷
●新札メンバー・北里柴三郎&津田梅子の金銭事情
●「働きたくないから病気させてくれ!」ダメ人間のプロ・石川啄木
●日本でもっとも稼いでいた男・藤原道長
●朝日新聞の社長より高給待遇だった夏目漱石
●『貧窮問答歌』山上憶良は貧窮していたか
(コラム) 『吾輩は猫である』、定価は5万5000円!?

第3章 偉人のイカれた金遣い
●留学費を芸者遊びに使った野口英世
●”推し活”で3億を溶かしたエカテリーナ2世
●ドリンク1杯1・5億!? クレオパトラの才知
●日本初の公営カジノを楽しんだ天武天皇
(コラム) ジャン・ヴァルジャン、63円のパン窃盗で19年の服役

第4章 偉人のマネーテクニック
●780億の「借金王」・カエサルの出世術
●8億の税金をもみ消したアドルフ・ヒトラー
●織田信長の大胆すぎる領地経営
●職人の給料を25%ピンはねした明智光秀
●『学問のすゝめ』で22億売り上げた福沢諭吉
●斬新すぎる絵画で8000億の富を築いたピカソ
●貴族に貢がれ不労所得の旨味を知ったベートーヴェン
(コラム) ロスチャイルド家が嘘をついて得た金額

第5章 偉人の金銭トラブル
●人件費をケチりすぎて謀反された前田利家
●秀吉のATMだった伊達政宗
●処刑人のギャラを踏み倒して処刑されたルイ16世
●大志を抱いて失敗したクラーク博士
(コラム)ピカソ家の相続トラブル

第6章 偉人にまつわるアレコレの値段
●ショパンのピアノレッスン、その料金は?
●松下村塾の授業料が無料だった理由
●葬式でも経済を動かした岩崎弥太郎
●不人気画家ゴッホの、唯一売れた絵の値段
●「一時金」で一番儲けた旧皇族
●吉原で遊ぶのに必要な金額は?
●戦国時代、庶民の命は40万
(コラム) 江戸っ子も投資で稼いだ

 

 

【著者プロフィール】
作家、歴史エッセイスト。
大ヒットしてシリーズ化された『乙女の日本史』(東京書籍)、『本当は怖い世界史』(三笠書房)のほか、著書多数。雑誌やWEB媒体のコラムも手掛け、恋愛・金銭事情を通じてわかる歴史人物の素顔、スキャンダラスな史実などをユーモアあふれる筆致で紹介してきた。
漫画作品の原案・監修協力も行い、近刊には『ラ・マキユーズ ヴェルサイユの化粧師』(KADOKAWA)などがある。

 

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