水曜日, 5月 1, 2024
ホームイベント原爆の日・終戦の日に合わせて、東京展開催。現代アート展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.(In Tokyo)」

原爆の日・終戦の日に合わせて、東京展開催。現代アート展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.(In Tokyo)」

コンゴと広島・長崎、そしてアメリカを一本の歴史で繋げる。第47回G7広島サミット期間中に広島で開催された現代アート展を、東京でも開催します。

Souya Handa Projectsは、広島原爆の日・8月6日に合わせて4人の現代アーティストによるグループ展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.」を開催いたします。本展のキュレーションは半田颯哉が手がけ、シクステ・カキンダ、伊東慧、山本れいら、半田颯哉4人の現代アーティストによって構成されます。本展は、第47回G7広島サミット期間中に広島で開催された展示の反響を受け、東京で初開催する運びとなりました。

【開催概要】

展示タイトル:Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error. (In Tokyo)

会期:2023年8月5日 – 15日(※7日, 8日, 14日はお休みです)

開場時間:(平日)15:00 – 19:00、(土日祝)13:00 – 19:00 (※5日は18時オープンとなります)

会場:シノチカ

(東京都台東区上野2丁目10−7 かきくけこビルB1 (シノバズブルワリー地下1階))

アーティスト:シクステ・カキンダ、伊東慧、山本れいら、半田颯哉

キュレーター:半田颯哉

主催:Souya Handa Projects

企画協力:タメンタイ

協力:香老舗 松栄堂、シノバズブルワリー、ナオライ株式会社、藝育会

展示詳細https://www.souyahandaprojects.com/exhibitions/take-it-home-for-shall-not-repeat-the-error-in-tokyo 

プレスキット
https://drive.google.com/drive/folders/189vIOurRn9pWyZvmksltHlufXoW0RcSN?usp=drive_link

原爆の日・終戦の日に合わせて、東京展開催。現代アート展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.(In Tokyo)」のサブ画像1

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先行ご取材のご案内

8月5日(土)16:00 – 18:00の期間中、報道関係者と一部関係者のみを招待した先行取材時間をご用意しております。ご希望の方は事前に pr@souyahandaprojects.com までご連絡ください。

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◎展示概要

Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.

(どうかそれを持ち帰ってください、(__)の過ちを繰り返しませぬよう。)

Souya Handa Projectsは、シクステ・カキンダ、伊東慧、山本れいら、半田颯哉の4人の現代アーティストによるグループ展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error. (In Tokyo)」を新たなアートスペース、「シノチカ」(シノバズブルワリー地下一階)にて開催いたします(キュレーション:半田颯哉)。本展は、第47回G7広島サミットの開催に合わせて広島で開催された展示を、内容をアップデートして東京で開催するものです。

本展を主催するのは、広島出身のアーティスト・インディペンデントキュレーターである半田颯哉が主宰するSouya Handa Projectsです。また、会場は上野周辺の商店を中心にアーティストと街を繋ぐ活動をしている藝育会(藝を育むまち同好会)の仲立ちのもと、シノバズブルワリーの協力により「シノチカ」での開催となります。

その他に、一部作品については、香老舗松栄堂の協力によりお香が使用されています。

加えて、オープニングレセプションでは広島を拠点とするナオライ株式会社の協力により、日本酒を蒸留されて作られた新しいお酒、「浄酎」が提供されます。

◎展示実施の背景

2015年のNHKによる世論調査によると、広島・長崎への原爆の投下日の正答率は全国で30%以下でした。

本展は、原爆の投下日が忘れられつつある中で、それを伝えることを使命として認識している広島出身者による企画です。また、被爆者の生の声を聞くことがどんどん難しくなっていってる戦後78年目において、どのように歴史を伝え、またこれからの平和を考えていくことができるかに焦点を当てます。

今年5月に開催されたG7広島サミットにおいて発出された核軍縮に向けた文書、「広島ビジョン」。その内容については賛否両論ありますが、重要なことはそれを誰もが、さまざまな立場から考えていくことではないでしょうか。「広島ビジョン」は広島の中で完結するものではなく、広島から発信され全世界に向けられた開かれたものです。本展を東京で開催するのは、78年目の夏、核兵器をより広く議論していくためです。

広島に今も多くの人が訪れるのはなぜでしょうか。なぜ、今もなおヒロシマのことを人類は知る必要があるのでしょうか。本展のキュレーター・半田の提示する答えは、「広島について感じたことをそれぞれが持ち帰り、そしてそれを活かして平和な未来を一緒に作っていくため」です。そして、「ヒロシマ」の前と後——広島に投下された原爆に使用されたウランの採掘されたコンゴと、第二次大戦後のアメリカの核兵器実験による被爆被害を繋げ、歴史上の特異点としての「ヒロシマ」ではなく、「ヒロシマ」に/から繋がる連続した歴史を紡いでいきます。

◎参加アーティスト

シクステ・カキンダ
コンゴ民主共和国出身。アフリカ出身アーティストとして最初の東京藝術大学大学院修士課程修了者であり、修了制作作品である「Intimate Moments/Monologue」は、同大学の卒業・修了買上賞を受賞した。2023年、同大学より博士号を取得。2020年に広島で初個展「Intimate Moments」(gallery G)を開催。日本人アーティスト鈴木ヒラクによる「Drawing Tubeプロジェクト」(2020年)への参加や、抜粋版がWords Without Bordersによって出版されたコンゴ人作家シンゾ・アアンザとの共同制作によるコミック『Men and Beasts』(2017年)など、その活動は多岐にわたる。ドローイングを他の芸術分野に拡張する可能性を探るため、Expanding Drawing Labを主宰している。

原爆の日・終戦の日に合わせて、東京展開催。現代アート展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.(In Tokyo)」のサブ画像2

《From Hiroshima to Shinkolobwe》(2023)


伊東慧

日本生まれ、アメリカ・東海岸エリアを拠点とする。主にカメラを用いない写真やインスタレーションアートを制作する。2014年、ロチェスター工科大学卒業。2016年、メリーランド芸術大学大学院修士課程修了。現在、ニューヨークのInternational Center of Photography (ICP)で教鞭を執る。作品の主な収蔵先に、現代写真美術館(シカゴ)、ノートン美術館(フロリダ)、マーバ&ジョン・ウォーノックA-I-Rコミッティー、En Foco、カリフォルニア・インスティテュート・オブ・インテグラル・スタディーズなど。

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《Riddle of Peace and War(site specific installation)》(2023)

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《Eye Who Witnessed #84》(2020-2021)

山本 れいら
1995年、東京都生まれ。高校から大学にかけてアメリカ留学を経験し、シカゴ美術館附属美術大学でアートを学ぶ。アメリカを知る日本人として、また一人の日本人女性としての視点から「日本とは何か」を問う作品を制作する。主な作品に戦後の日米関係を原子力「After the Quake」シリーズの他に、妊娠・出産で女性が引き受ける困難を表現した「Pregnant's autonomy」シリーズ、少女漫画・アニメを通した女性のエンパワメントと連帯を表明する「Who said it was simple?」シリーズなど。

原爆の日・終戦の日に合わせて、東京展開催。現代アート展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.(In Tokyo)」のサブ画像5

《therefore I want it (Postwar is over)》(2019)

半田 颯哉
1994年、静岡県生まれ、広島県出身。アーティスト・インディペンデントキュレーター。技術と社会的倫理の関係や、アジア人/日本人としてのアイデンティティを巡るプロジェクトを展開し、コマーシャルギャラリーや企業とのコラボレーションにより様々な展覧会をキュレーションしている。また、1980年代日本のビデオアートを対象とする研究者としての顔も持っている。東京芸術大学大学院修士課程および東京大学大学院修士課程修了。

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《6 AŬG 1945》(2023)

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