水曜日, 10月 5, 2022
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TBSラジオ70周年特別企画貴重なアーカイブ音源から傑作選を無料配信決定!第一弾ラインアップ発表

 

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 このたび、TBSラジオでは開局から70年の間に放送したドラマやドキュメンタリー等の傑作選「Masterpiece」を12月限定で無料配信することを決定しました。今回は12月に配信される番組の中から、第1弾のラインアップをお伝えします。ドラマ部門からは新藤兼人原作、音羽信子、滝沢修、宇野重吉らが出演した『原爆の子』、吉永小百合のデビュー作としても知られる『赤胴鈴之助』など、貴重な音源を取り揃えました。また安保闘争や差別問題などを取材し、その時代の日本の姿を問いかけるドキュメンタリー部門も必聴です。

 アーカイブという概念が浸透していない時期、放送は「送りっ放し」とも言われ、流せば消えてしまうものでした。記録媒体が貴重だった時代には番組の音源は毎日の放送の為に上書きされ、たとえ保存されたとしても分類もされず倉庫の片隅で山積みになっているようなこともありました。私達TBSラジオはこの70年という節目に、過去の放送内容が持つ史料的、文化的な価値を再評価し、改めてリスナーに楽しんで頂くために今回Masterpiece(マスターピース・傑作選)と題して無料配信を実施します。音声メディアという特性を生かして、様々な視点から時代を切り取り、リスナーへ伝えてきた数多くの番組たちを懐かしむだけでなく、現在の視点から改めて楽しんで頂ければと存じます。
 これらの作品には当時の空気感や熱量が冷凍保存されています。一方で現代の表現には不適切な言葉遣いなども含まれています。TBSラジオは差別行為や特定の人物に不利益が生じるような放送を否定する立場ですが、当時の時代背景や作品の史料的意義を鑑みて可能な限りそのまま配信いたします。ご了承ください。

 1951年の開局から70年でラジオ番組を取り巻く環境は劇的に変化しました。生放送、録音放送はもちろん、表現技法や音響・録音機材の進化、言葉遣いの変遷なども作品を通じて伝えられればと思います。特にラジオドラマは民放開局以前から日本では人気でしたが、テレビの隆盛と共に70年代から下火となり、現代では一部の放送局を除いて毎週作られることは少なくなりました。一方で先述のような技術革新により、新たな可能性も指摘されています。TBSラジオでは新しい音声ドラマAudioMovieにも取り組み始め、音声メディアの新しい可能性を模索している最中です。
 温故知新。先人たちの偉大な功績と、私たちの新たな挑戦をご支援いただければと存じます。

■配信方法
TBSラジオ70周年公式サイト「 #何かが始まる感謝祭」内に設置した「Museum」内にある「Masterpiece」から無料でご視聴が可能です。※12/1(水)配信開始予定

公式サイトURL:https://tbsradio70th.jp

■第1弾ラインアップ
【ドラマ】
●放送劇 原爆の子 1952年8月6日放送

同名の映画「原爆の子」公開日に生放送したドラマ。原爆投下7年後の広島を舞台に被爆者の苦しみを描いた作品。映画版は戦後初めて戦争を批判的に描いた作品として歴史にその名を残していますが、ラジオ版の存在は関係者の間でも長く忘れられていました。
※本編終了後、新藤兼人氏と宇野重吉氏の対談があります。

原作:新藤兼人/脚本:沢村勉、岡倉士朗/音楽:伊福部昭
出演:乙羽信子、滝沢修、宇野重吉、小夜福子、北林谷栄ほか
協力:近代映画協会、劇団民藝、中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンター 、広島平和記念資料館、早稲田大学演劇博物館

●赤胴鈴之助 1959年2月14日放送分
吉永小百合デビュー作としても知られる作品。音源が残っていた最終回のみを配信。

原作:武内つなよし/脚本:穂積純太郎/音楽:渡辺浦人
出演:横田毅一郎、吉永小百合、藤田弓子、久松保夫、古宮英昭、山東昭子ほか
協力:松竹エンタテインメント

●雨と血と花と 1960年7月19日放送
1960年5月の安保強行採決、1か月後の自然承認を背景に実際のデモや衝突の音声を使用したドキュメント・ドラマ。「夕鶴」で知られる国民的作家・木下順二がTBSラジオの取材内容をもとに書き上げた。

原作:木下順二/音楽:間宮芳生
出演:山本安英、眞山美保、北村和夫、滝沢修、中川恭一ほか

●歩け大作 1964年1月7日放送
渥美清演じる大作は戦後の混乱期を生き抜くため、知恵を絞って同志の佐久間(小沢昭一)と闇屋をやっていた。時が進み朝鮮戦争がはじまると「金へん景気」で砲金ブローカーを手掛ける佐久間。一方の大作は闇屋から足を洗い、横浜港で港湾労務者として過ごしていた。作品が放送された1964年は東京五輪が開催された年。「戦後」が身近なものだった温度感も含めて、お聴き頂ければと思います。

脚本:津瀬宏/音楽:内藤孝敏
出演:渥美清、小沢昭一、市原悦子ほか

【ニュース・ドキュメンタリー】
●報道特集 松川の真犯人を追って 1963年9月21日放送

1949年に福島県内で発生した鉄道の脱線転覆事件、いわゆる「松川事件」。被告20人全員の逆転無罪が最高裁で確定した1963年9月12日の夜、TBSラジオは報道特別番組を放送した。無罪となった被告の様子や声、主任弁護人の記者会見、関わった裁判官の声などに加え、得られた手掛かりから真犯人を探る。今回公開するのは、TBSに残っていた再構成版。番組が聴取者に好評だったため、9月21日に放送されたもの。第1回ギャラクシー賞受賞作。

●無言の政見放送 1986年7月13日放送
1986年の参議院選挙に雑民党から立候補した渡辺完一氏は、「ろうあ者」で、聴こえず、声による意思疎通も十分ではないため、政見放送に字幕か手話通訳をつけてほしいと監督官庁である自治省や放送局などに内容証明郵便で申し込むが実現しない。渡辺氏は手話と声を使って政見放送を録画、録音したが、手話が見えるテレビはともかく、ラジオは渡辺氏の声が時折流れる、無音に近い放送となった。TBSラジオがこの放送を行うまで経緯や事後の対応、将来に向けた課題を、自己検証も含んで伝える番組。

司会:高階玲子

●ハンセン病と戦争 隔離と差別の記憶をどう受け継ぐのか 2015年7月5日放送
戦前の日本では、「強い国家には、戦争に勝つための優秀な国民しかいらない」として、昔から差別にさらされていたハンセン病患者の存在は国の恥とされていた。そのため、全患者を強制隔離する法律も定められていたが、強制隔離は戦後も続き、廃止されたのは1990年代。番組では二人のハンセン病回復者へのインタビューや現在の療養所内での様子を通じて、戦争時の「差別」の実態と、なぜ戦後も強制隔離が続いたのか、今後どう語り継ぐかを考える。TBSラジオ「戦後70年特別番組」。

●SCRATCH 差別と平成 2019年3月4日放送
相模原市の障害者施設で起きた連続殺傷事件の被告と面会を重ねながら、現代の差別の根底を探るドキュメンタリー。普遍的なテーマと現代を象徴する内容が高く評価され、国内外で多数の賞を受賞した。

<受賞歴(2019年度)>
ABU(アジア太平洋放送連合)賞審査員特別賞/放送文化基金賞 最優秀賞/石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞 奨励賞/文化庁芸術祭賞 優秀賞/日本民間放送連盟賞 優秀賞/ギャラクシー賞 奨励賞
制作・著作:TBSラジオ、RKB毎日放送/制作協力:TBSテレビ

●Times2020 2020年放送
このニュース、当時はどう伝えていたのだろう?TBSラジオにおける過去と現在の伝え方を比較することで、何かが始まる音がする(全22回配信)

出演:山本恵里伽(TBSアナウンサー)

TBSラジオ70周年 〜#何かがはじまる感謝祭〜
開局70周年を記念し、 TBSラジオが総力を上げてお送りするイベント。様々なコンテンツ・企画を番組やオンラインで配信します。
開催期間:2021年12月1日(水)~12月31日(金)
公式サイト:https://tbsradio70th.jp

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