3月13日(月)から開催中の2023年香港影视展览会(FILMART)にて、中国ベストセラーを原作とするサスペンスを日本で実写映画化し、かつ、史上初となる“日本制作実写映画作品”の日中同時公開に挑むプロジェクトが発表されました。
©TEAM JOY
チームジョイ株式会社は、3月13日(月)から開催中の2023年香港影视展览会にて、中国ベストセラー『バッド・キッズ(坏小孩)』を原作とするサスペンス『ゴールド・ボーイ』を実写映画化することを発表、同時に史上初となる(注1)“日本制作実写映画の日中同時公開”をパートナーである中国エンタティメント事業開発大手、海潤グループ(注2)とともに挑むことを発表しました。
(注1)“日中合作”ではなく、”日本制作実写映画作品”として史上初となります
(注2)Beijing Hairun Pictures Co., Ltd.
原作は中国の東野圭吾と称されるベストセラー作家 紫金陳(ズー・ジェンチン)の『バッド・キッズ(坏小孩)』
発表された『ゴールド・ボーイ』は、中国の東野圭吾と称されるベストセラー作家 紫金陳(ズー・ジェンチン)の代表作の一つ『バッド・キッズ(坏小孩)』の映画化となります。同作は2020年に前述の動画サイトiQIYI(アイチーイー)の人気サスペンス・シリーズ「迷霧劇場」の海外戦略作品として『バッド・キッズ(隐秘的角落)』の題名でドラマ化(全12話)され、中国映画レビューサイトで軒並み高評価を記録し、配信開始2ヶ月で総再生回数10億回越えを記録するなど原作とドラマ版が中国で社会現象的大ヒットまでに成長しました。日本では、2021年1月にWOWOWで(邦題:バッド・キッズ 隠秘之罪)として初放送(現在はiQIYI(アイチーイー)にて視聴可能です)。原作小説翻訳版は早川書房より『悪童たち』(上・下)というタイトルで2021年7月に発売されています。
◎原作あらすじ
数学教師・張東昇(ジャン・ドンション)は、妻から離婚を切り出され、静かに憤怒する。離婚すれば無一文で追い出される張(ジャン)は、義父母を登山に連れ出し事故に見せかけて殺害する。これで孤独な妻は自分を頼るしかなく、財産も自分のものだ。「お義父さん! お義母さん!」と遺体にむかって泣き叫ぶ張の姿に、誰も張が犯人だとは思わない。
完全犯罪、のはずだった…。朱朝陽 (ジュー・チャオヤン)ら3人の少年達が偶然カメラでとらえたのは義父母を突き落とす張東昇の姿だった。子供たちは張東昇を脅迫して大金を得ようと画策する。殺人犯と子供たち、最悪なのはどっちだ?
社会格差を背景に罪を犯す人間を巧みに描くチャイニーズ・ノワール(暗黒小説)の傑作!
チームジョイ株式会社について
2019年に『羅小黒戦記』『白蛇:縁起』といった中国アニメーションの配給会社としてスタートをきった同社ですが、2020年には中国大ヒット映画『唐人街探偵 東京ミッション』の日本ユニットをプロデュース、2022年にはアジア最大級、1億2千万人の会員数を誇る動画配信プラットフォームiQIYI(アイチーイー)を日本総代理店としてローンチするなど急成長を果たしさらに今回、日本にて制作する映像コンテンツを中国他アジア全域に配給する機能を加えることで、アジアにおける総合エンターテインメント企業としての地位を確立することを目標としています。2022年には株式会社ブシロード、株式会社トムス・エンタテインメントなどからの資本調達も発表しています。
今回は本プロジェクトの骨子のみですが、メインキャスト&スタッフはすでに決定しており、本年中に撮影後、日中(アジア)間の文化的相違にも十分配慮するためにもポストプロに時間をかけて丁寧な作品作りを目指します。今後の発表にご期待ください。