「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
この度2月17日(金)に、「『特殊詐欺対策と健康』特別教室 in 西代中学校」が厚生労働省 健康行政特別参与の杉良太郎氏の母校である兵庫県神戸市立西代中学校で開催され、「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使の伍代 夏子氏、スペシャルサポーターのNMB48の新澤 菜央氏、佐月 愛果氏が出演しました。
【イベントレポート】
■肝炎は、自覚症状がない。だからこそ検査を受けて。
ウイルス性肝炎の原因である肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、肝炎ウイルス検査を受けることで知ることができます。この検査について新澤氏は、「皆さんのご家族の中には“会社で健康診断を受けているから大丈夫”と思っている方がいるかもしれません。ですが、会社の健康診断で行う採血にはこの肝炎ウイルス検査が含まれていないことがあります。今日お家に帰ったら“肝炎ウイルス検査って受けたことある?”と聞いてみてください。」と、普段の健康診断の結果だけでは肝炎ウイルスの有無がわからないことがあると伝えました。
生徒からの「肝炎になることの一番の恐ろしさとは何ですか?」という質問に対し佐月氏は、「肝炎になることの恐ろしさは、感染しても自分で気づきにくいことです。肝がんの原因の半分以上がウイルス性肝炎であるにも関わらず、肝炎ウイルスに感染していても自覚症状を感じにくく、知らない間に病気が進行してしまいます。だからこそ、きちんと検査を受けることが大事です。」と早期発見の重要性を訴えました。
■代表生徒が健康についての作文を発表
このイベントでは“肝炎対策や健康になるためにはどうしたら良いか”をテーマに、生徒が作文を発表しました。代表の生徒から「肝炎について調べることで健康の大切さについて改めて感じることができました。病気についての知識を得ることで、その予防法を知ることはとても大切なことだと思います。」と、自ら病気について調べ、知ることによって健康と向き合う機会になると発表をしました。発表を聞いた伍代氏は、「皆さん自身で肝炎や健康についての対策を考えることで、記憶に残ります。そして、是非、今回調べたことはご家族にも伝えてください。皆さんから話を聞くことでご家族も健康に気を付けようと思うはずです。本当によく調べていて、とても素晴らしい作文でした。」と、絶賛しました。
■伍代氏「皆さんがご家族をサポートしてください。」
最後に生徒の皆さんへのメッセージを聞かれると、伍代氏は「肝炎や健康について、皆さんが自分事ととらえることが対策になります。どうか、“自分は大丈夫”、“自分の家族は大丈夫”とは思わずにこの先も大切な人が健康でいられるように皆さんがサポートしてほしいと思います。まだ肝炎ウイルス検査を受けたことがないご家族がいたら、今日学んだことを皆さんから話していただき、検査の重要性を伝えてください。」と、家族全体で健康に過ごしていくため訴えました。
■開催概要
■催事名 : 『特殊詐欺対策と健康』特別教室 in 西代中学校
■日時 : 2023年2月17日(金) 13:20〜14:10
■開催場所 :神戸市立西代中学校 体育館
■出席者 :「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使 伍代 夏子 氏
「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター 新澤 菜央氏(NMB48)
「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター 佐月 愛果 氏(NMB48)