NHK『映像の世紀』『映像の世紀バタフライエフェクト』のテーマ曲「パリは燃えているか」を始め、映画、ドラマ、CMなどの映像音楽を数多く手がけている作曲家・ピアニストの加古隆がフランスでデビューしてから50周年を迎えた。
それを記念した『加古隆50thアニヴァーサリーコンサート ソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~』が4月15日、福岡FFGホールを皮切りにスタートし、ファイナルは5月28日東京・サントリーホールで行われる。
「僕の50年間の音楽の流れを一望していただける内容になります」
——そう加古が語るように、今回のコンサートは、「音楽の詩人」「音楽の画家」と呼ばれるその美しい音色で魅了し続けてきた、加古隆というフランスと日本で活躍してきた一人の音楽家のヒストリーを辿る、4つの目的地を巡る旅でもある。
Part1はピアニストとしてデビューし、自身の音楽スタイルを形成するきっかけとなったフランス・パリでの日々を描いた【巴里の日】
Part2は「グリーンスリーブス」を独自の感性で解釈し作り上げ、転換期となった作品「ポエジー~グリーンスリーヴス(「ニッカ・ウイスキー」CM曲)をクローズアップする【ポエジー】。
第1部はピアノソロで披露する。
Part3は加古にとってなくてはならない存在の、加古隆クァルテットの魅力を
存分に伝える【クァルテットの誕生】
そしてPart4は代表作【映像の世紀~パリは燃えているのか】を、
クァルテットの芳醇な音でたっぷりと聴かせる。
演奏曲は「黄昏のワルツ」「秋を告げる使者」「ジブラルタルの風」「湖沼の伝説」「ハ長調『幻影』」「グラン・ボヤージュ」「風のリフレイン」他が発表されている。
加古は常々「コンサートは演奏者と聴き手がその瞬間、その時間を一緒に生きるかけがえのない時間」と語っている。
今回のツアーについても
「私が一番大事にしていることは、来て下さった皆さんにその時間を楽しんでいただくということ。今回も私の50年間のヒストリーを音で表現できたとしても、それを楽しんでいただくことができなければ意味がありません。」
そして50年間作曲家・ピアニストとして貫いている想いがある。
「常に“音の美しさ”というものを大切にしています。音が美しいということは、素晴らしいこと。音が美しいと感動できるんです。美しさと感動、この二つをキーワードに、皆さんに十分に楽しんでいただけるコンサートにしたい。」
加古隆が50年間作り続けてきたどこまでも美しい音楽を、ピアノとクァルテットで心ゆくまで楽しみたい。
<公演概要>
加古隆 50thアニヴァーサリーコンサート ソロ&クァルテット~ベスト・セレクション~
【福 岡】4月15日(土)FFGホール
【兵 庫】4月16日(日)三田市総合文化センター
【北海道】5月13日(土)札幌コンサートホールKitara
【大 阪】5月20日(土)住友生命いずみホール
【愛 知】5月21日(日)三井住友海上しらかわホール
【東 京】5月28日(日)サントリーホール
公式ホームページ https://takashikako.com/