イラスト書道家の和全氏コラボパフォーマンスや参加型イベントも開催!
下條村の伝統芸能として何世代にも渡り伝承されてきた下條歌舞伎。伝承300年の節目を機に、今年度と来年度の2年に渡り、 伝承300年記念事業として様々な取組を行ってまいります。その中でも記念公演は最大のイベント。 多くの方々に知ってただき、楽しんでもらいたいと、これまでの定期公演と異なりコラボパフォーマンスや体験など参加型イベントとして、特別な プログラムで開催いたします。
- 今年ならではのプログラム
1.イラスト書道家の和全氏と下條村こども歌舞伎メンバーの「書道×歌舞伎」のコラボパフォーマンス
2.ステージメーク講師、市川明日香さんによる舞台上での歌舞伎化粧指導と体験
3.大道具の色々な仕掛けや舞台の紹介
4.撤収作業体験
5.推しメン(演者)との交流
◆ ◆ ◆通常プログラム◆ ◆ ◆
下條村こども歌舞伎教室(小学生) 、下條カブキッズ(保育園年長児)、
下條歌舞伎保存会(大人)による歌舞伎公演
- 公演プログラム
公演プログラム入場料は無料ですが、 事前にチケット予約が必要です。
チケットは4つの区分に分かれており、鑑賞や体験にはぞれぞれ予約が必要です。
第1部 12:30~14:10
12:30~13:00|和全「書道 × 歌舞伎パフォーマンス」
下條村こども歌舞伎教室小学生 が演じる白浪五人男の傘に、イラスト書道家・和全氏が書を書き込む楽しいコラボ企画です。
【チケット A 】
13:00~13:30|下條村こども歌舞伎教室「青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場」
小学生による歌舞伎公演。大人顔負けの演技をお楽しみください。
【チケット A 】
13:30~14:10|下條カブキッズ「下條保育所年長児歌舞伎体験」
保育園年長児たちによる歌舞伎公演。
【チケット A 】
14:10~14:40|大道具解説
大道具の仕掛けや内容をご紹介。
(こちらはチケット不要)
第2部 14:40~17:00
14:40~15:50|下條歌舞伎保存会「蝶花形名歌嶋台 小坂部館の場 復活公演」
今年の外題は下條村と高知県香南市でしか演じられていない非常に珍しいものです。
【チケット B 】
15:50~16:20|舞台上で化粧体験
舞台化粧ってどうやって作るの?
ステージメーク講師、市川明日香さんの指導による歌舞伎メーク体験!(5 名限定)
【チケット C 】
16:20~17:00|下條村こども歌舞伎教室「壽曽我対面」
小学生による歌舞伎公演。プレイベントで太夫が謳った演目。
【チケット B 】
17:00~|撤収体験
舞台撤収の体験、出演者と共に会話や記念写真などを楽しみます。
【 チケット D 】
- 和全氏 (イラスト書道家)
飯田市出身の書道家でイラストレーター。新潟大で書道を学び、出版社でデザイナーやイラストレーターとして活動。書により親しんでもらおうとイラストと書道を融合させた独自の「イラスト書道」を編みだし、国内外で活躍中。11/10 のプレイベントでもパフォーマンスをしていただきました。
11/23(祝/水)の定期公演第1部にて、小学生が演じる白浪五人男との歌舞伎コラボパフォーマンスを実施予定。
- 記念公演概要
・開催日時:2022 年 11 月 23 日 (祝/水)
・会場:コスモホール大ホール(長野県下伊那郡下條村睦沢 8413-1)
・開演:第一部(12:30~14:10)
第二部(14:40~17:00)
・入場料:無料(チケットは事前予約が必要)
チケットは4つの区分に分かれており、鑑賞や体験にはそれぞれ予約が必要
・アクセス 電車:JR飯田線天竜峡駅よりタクシー利用で約10分
車 :三遠南信自動車道 天龍峡ICから約10分
・公式サイト:https://shimojokabuki.net/
・公式Twitter:https://twitter.com/shimojokabuki
・公式facebook:https://www.facebook.com/shimojokabuki/
・公式Instagram:https://www.instagram.com/shimojokabuki_official/
・公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCCiId8TvlZtddtPn83xHcYg
- 下條歌舞伎と保存会の成り立ち
下條村では江戸時代享保5(1720)年に初めて歌舞伎が上演され、下伊那でも最も古い記録として残っております。
戦国時代にこの地を支配していた下條氏はとても芸能好きで、猿楽師を召し抱えたりと、芸能が育つ素地を作りました。江戸時代に入ると、人気の人形芝居や歌舞伎がいち早く下條で上演され、下條の人々は自身で演目を演じ他市へ興行に出かけるなど、芸能集団としても実力をつけ、明治~戦後まで盛んに上演されていきました。
そんな下條歌舞伎も戦争の影響などを受け、高度経済成長期の昭和30年頃には下火となり衰退していきます。そんな状況に、村の文化として伝承すべきと若い村民たちにより青年歌舞伎が立ち上がり、昭和46年(1971)に保存会が発足。
平成元年(1989)には「下條村無形民俗文化財(芸能)」に指定されました。
- プレイベント(11/10)も大盛況!
記念公演(11/23)に先立ち、11/10(木)に皇大神宮(下伊那郡下條村陽皐3135)にてメディア関係者および地域住民限定のプレイベントを開催。当日は、保存会事務局長の齋藤 充氏が太夫を務め、その歌舞伎の語りに合わせて、イラスト書道家の和全氏が約3×1.5mの巨大キャンバスに「繋」・「伝承300年」・「下條歌舞伎」の文字を、そして「歌舞伎役者のイラスト」を力強く一筆にしたため描きあげました。初の歌舞伎・書道・イラストのコラボイベントは大盛況。11/23の記念公演への期待も高まりました。
- 取材について
当公演イベントでは、会場内の様子も取材いただけます。
取材の方はチケット不要となります。受付にて取材とお申出ください。