コロナ禍だったこの2年。2019年はチケット販売を新潟県民に限定し、昨年は冬にアオーレ長岡で開催された「長岡 米百俵フェス ~花火と食と音楽と~」ですが、今年は東山ファミリーランドにステージを戻し、屋外での開催が実現しました。残念ながら雨となった、この日の長岡ですが、昼過ぎから早くもお客さんたちが並び始め、暖かい声援を送っていただきました。
MCは加藤諒と、桶屋美圭 (NST新潟総合テレビアナウンサー)。加藤は第1回以来、4年ぶりの米フェス出演です。
【トップバッターはハロプロの音楽ユニット Bitter&Sweet!】
田﨑あさひと長谷川萌美のユニット・Bitter&Sweetがトップバッターをつとめました。1曲目の「ないものねだり」、2曲目は新潟県でCMに起用された「贈りものには愛があるから、4月リリースのシングル「ラブストーリーは始まらない(2022) 」へと続きます。ラストは長谷川が「長岡にいる祖父母のことを思いながら作詞しました」という「雪と花火」を熱唱。雨の中、明るい笑顔でトップバッターをつとめてくれました。
【JUNNA、4年ぶりの米フェス出演!】
アニソンの世界で、知られるようになってきたJUNNAの1曲目は「海と真珠」。2曲目「Here」と2曲続けてパワフルに歌い上げます。「4年ぶりの出演なんですが、4年前は17歳でした。今は21歳で、お酒を飲めるようになりました」というJUNNA。3曲目は、ドラマ「個人差あります」の主題歌「曖昧な2人」。「いけないボーダーライン」と「革命のメロディ」、「コノユビトマレ」と続け、ラストの「風の音さえ聞こえない」まで野外ステージを目一杯使ったステージを披露しました。
【降幡 愛は、カバー曲を中心に会場を盛り上げる!】
『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ルビィ役でも知られ、Aqoursとしても活動している声優アーティストの降幡 愛。1曲目「CITY」、2曲目「パープルアイシャドウ」から、小比類巻かほるのカバー「City Hunter~愛よ消えないで~」へと続けます。竹内まりやさんの名曲「プラスティック・ラブ」の後は、「愛は心の仕事です」、「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」へとつなげます。誰もが知るヒット曲に、降幡 愛のエッセンスで彩るステージとなりました。
【キュートさを振りまいて観客を魅了!鈴木愛理】
アイドルグループ℃-uteのメンバーで、現在はソロアーティストとして輝いている鈴木愛理。1曲目「IDENTITY」では、そのロングトーンで歌唱力の高さを披露してくれました。
「今日は最高の夜にしましょう、CLAP!」と声をかけ、2曲目「Break it down」、3曲目「rescue」と続けます。
「コロナ禍の毎日でどうしようもなかったことが多いけど、歌を通してパワーを届けたいと思いました」と歌ったのは4曲目「Be Brave」。5曲目「空は二度燃える」、6曲目「ハートはお手上げ」、さらに「DADDY! DADDY! DO 」と続け、ラストは王道アイドルソング「初恋サイダー」で締めくくりました。
【声優としても活躍中の大橋彩香が魅せる!】
ポップで弾むようなパフォーマンスを魅せてくれる声優アーティスト、大橋彩香。1曲目は自身も声優として出演していたアニメ「魔法少女 俺」のオープニングテーマ「NOISY LOVE POWER☆」。2曲目「Be My Friend!!!」の後のMCトークでは、「もともと食べることが大好きで、お米もお酒も大好きなので、舞台裏はすごいことになってます」と笑顔を見せました。3曲目はライブ初披露の「Nobody Knows」から「Étoile」は米フェスのキュレーターでもある本間昭光がプロデュースした「START DASH」でラストを飾りました。
【Little Glee Monsterの歌声が東山の空に響く!】
2022年米フェス初日のトリはLittle Glee Monster。3人になっても、厚みのある美しいハーモニーは健在。1曲目「Hurry Up!!」から2曲目「青春フォトグラフ」。
雨の中声援を送るファンに、「寒いなか、最後まで残って下さってありがとうございます」、かれんからは「おうちに帰ったらすぐお風呂に入ってくださいね」と声をかけ、3曲目「I BELIEVE」、4曲目「Waves」、5曲目「いつかこの涙が」リトグリワールドを展開。6曲目「magic!」、7曲目「心に空を」を観客に贈ります。 かれんの「ラストスパート、一緒に盛り上がってくれますか?」という言葉で、8曲目「SAY!!!~全力REAL LIFE」を盛り上げ、最後はやっぱりリトグリといえばこの曲、「世界はあなたに笑いかけている」。大盛り上がりのフィナーレを迎えました。
【米フェスの長岡花火、2年ぶりの打ち上げ】
最後はMCが再登場して、長岡花火の打ち上げ。
昨年は延期公演が屋内での開催となったため、花火の打ち上げは行われなかったので、2年ぶりの東山での花火の打ち上げです。
この日の花火は3プログラム。長岡花火で使われる様々な花火玉に加え、色鮮やかな花火を組み合わせて打ち上げる『オープニング スターマイン THE 長岡花火』が夜空を飾りました。続いて、スターマイン『東山に咲く華』。長岡らしい「大玉」が華やかに、そしてテンポよく打ち上げられました。米フェス初日の夜、ラストを飾ったのは『米百俵フェスオリジナルスターマイン 輝き』。米フェスのテーマソング『輝き』を長岡の小学校の子どもたちが歌い、その曲に合わせた花火プログラムだ。今年の歌唱は、昨年の選出校である新潟大学附属長岡小学校の生徒さんたち。
子供たちの澄んだ歌声と美しい長岡花火で、米フェスは初日の幕を閉じました。
文・篠崎美緒
ステージ写真・須佐写真事務所
花火写真・井上宏明
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