月2回連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は夜の水族館での撮影に挑戦
コロナ禍が直撃した2021年春入社の就職活動は、旅行・航空業界など採用を中止したり縮小したりした企業もあって、学生たちを翻弄しました。一方で、オンラインでの採用活動や就職支援といった新しい試みも生まれました。10月18日発売のAERA10月25日号は、全国の大学の中から、旧帝大、早慶上智、MARCH、関関同立など主要51大学を抽出。各大学から就活生に人気の102社に就職した学生の実数を一覧で掲載しています。
一覧表からは、ほぼすべての業種に早稲田大学と慶応義塾大学が多くの学生を送り込んでいること、金融機関には、MARCHといわれる明治、青山学院、立教、中央、法政や西の関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)の各大学が強いことなどが見て取れます。毎年、航空各社に多くの学生が就職していた明治、青山学院、関西学院、同志社女子の各大学には個別に取材し、落胆する学生たちの目を開かせたノウハウなどを聞きました。面接から内定者懇親会、そして内定式まで、すべてがオンラインになったことで生じた学生たちの新たなジレンマについても取材。解消法を模索する企業の試みも紹介しています。
新型コロナウィルスの感染拡大は、就職活動のみならず、大学生活そのものを大きく変容させました。授業はオンラインになり、サークル活動も思うようにできず、新しい友だちもできない。孤立し、居場所を失い、立ち往生する学生たちを救う試みが、各大学で始まっています。特集では、そんな動きも取材しています。
月2回連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」では、「おれ水族館行ったことないかもしらん」という向井さんと、特別に貸し切りにしてもらった夜の水族館を訪れました。水中フォトグラファーとしても活躍され、海洋動物や魚の生態にも詳しい先生の高砂淳二さんと、まず足を向けたのは屋外エリア。ペンギンがいることを告げると、「寝てるやろ!」と言っていた向井さんですが、視界にその姿をとらえた途端、「あれ、ほんもん!?」とテンションが急上昇。暗いなかでの撮影に、「ストロボはたかんほうがええもんな」と動物たちを気遣いつつ、高砂さんが海外で撮影したペンギンやアザラシの撮り方を参考にしながら、レンズのセレクトやカメラの設定を考えて撮っていきます。その背景の選び方と構図のセンスには、高砂さんからも自然に「最初からいいのが撮れたね!」「うまいな!」と感嘆の声が上がりました。
撮影中、向井さんの提案で、「動物瞳オートフォーカス」という、カメラが動物の瞳に自動でピントを合わせるという比較的新しい機能を、ペンギンで試す場面もありました。その結果やいかに--。そして、ちょうどブルーとブラックの衣装を身につけていた向井さんが、「おれ、ペンギンポーズ、しよか?」と見せてくれたショットや、水槽を浮かび上がらせるブルーの照明を生かして、水中にいるかのような幻想的な雰囲気に仕上げた「人魚の世界」も見逃せません。「かわいい!」という言葉が何度、向井さんと高砂さんの口からこぼれたかわからないほど、愛くるしさ満点のレッスンです。
絶好調が続き、不動の人気を誇ってきた米国株ファンドですが、9月以降、相場の下落傾向が伝えられています。この号では、2001年から2021年まで、毎月1万円ずつ20年間積み立てたらいったいどれくらい資産を増やせたのか、人気ファンド13本での試算を一覧で掲載し、これを見ながら、米国株ファンドとの向き合い方をアナリストに取材しました。
ほかにも、
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AERA(アエラ)2021年10月25日号
定価:440円(本体400円+税10%)
発売日:2021年10月18日(月曜日)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09FNR73VH