MAN WITH A MISSIONの全国ツアー「MAN WITH A MISSION Presents Break and Cross the Walls Tour 2022」 が、6月16日(木)、17日(金)の2日間、広島県・BLUE LIVE HIROSHIMAで初日公演を迎えた。
コロナ禍で幾度となく政府や自治体による感染症対策の影響による制限を受けながらも、活動や制作の歩みを止めず動き続けてきたMAN WITH A MISSION。その最中に意欲的なキャリア初の連続アルバムとして生み出され、昨年2021年11月24日に発表された「Break and Cross the Walls Ⅰ」と、続く先月5月25日に発表された「Break and Cross the Walls Ⅱ」を携えたファン待望の全国ツアー。初日からの20公演はライブハウス公演、追加発表された後半4公演がアリーナ公演となっている。
即日ソールドアウトとなった会場は開演前から期待と熱気に包まれ、バンドの登場を待たずにしてボルテージは最高潮。割れんばかりの拍手で狼たちをステージに迎え入れると、連日歓声をあげずとも伝わる熱気を帯びた観客たちと狼たちの怒涛のコール&レスポンスが繰り広げられた。
序盤で熱のこもったJean-Ken Johnnyの「張リ切ッテ参リマスヨ!ヤレルノカ!?カカッテキテヤッテクダサイ!」という呼びかけに観客も全力で拍手やジャンプなど思い思いに体を揺らして応戦。
中盤ではツアー初日を迎えたことに感謝を述べると共に「“Break and Cross the Walls”ト言ウコトデ、我々ガ一番乗リ越エナクテハイケナイ壁ガアルカト思イマスガ、張リ切ッテ、ガンバリマス!」と宣言した後に「Break and Cross the Walls Ⅰ」に収録され、本当に大切なものとは何であるかをテーマにし、“歩き続けよう・探し続けよう”とオーディエンスに謳いかける「Telescope」、さらには初日の終盤には連作アルバムの1曲目を飾る「yoake」。演奏前には昨今緩和されつつある歓声の大声の定義にも触れ、場内を柔らかなムードに変えた。
2日目の終盤には「イツノ日ニカ大合唱シタイ曲デス」という言葉を添えて新たなアンセムナンバーになりそうな「blue soul」や映画「劇場版ラジエーションハウス」主題歌としても多くのリスナーの耳を惹きつけた「More Than Words」を披露し、終始鳴りやまない拍手が続いた。
最新アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ&Ⅱ」を中心とした楽曲群に加えて、定番楽曲も盛り込み熱演し、詰めかけた観客を惜しむことなく大いに楽しませた。
「MAN WITH A MISSION Presents Break and Cross the Walls Tour 2022」は約5か月をかけて、各地2日公演、最終日の11月5日・6日有明アリーナのまで12箇所24公演が予定されている。