金曜日, 11月 22, 2024
ホーム商品サービス結成5周年を記念した、自身初のドームライブ「YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 “超現実”」を完走!

結成5周年を記念した、自身初のドームライブ「YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 “超現実”」を完走!

さらに、新曲「New me」をこの後24時に配信リリース&原作小説「白山通り炎上の件」も収録される書籍『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』が明日発売!

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YOASOBIが、結成5周年を記念して自身初のドームライブ「YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 “超現実”」東京・大阪全4公演を、約17万人を動員して完走した。2024年10月1日に結成5周年という大きな節目を迎えたYOASOBI。2019年の楽曲リリースから、目まぐるしい勢いで駆け抜けた5年間を振り返り、その中で見出したYOASOBIの姿を体現するツアータイトル“超現実”。そのテーマを演出・パフォーマンスで体現した公演となり、さらに最終日11月10日(日)公演では、ミドリーズをゲストに迎えた「ツバメ」や、バンドのゲストメンバーとして、田口悟(RED in BLUE)、Tatsuya(Crossfaith)を迎え「あの夢をなぞって」、「三原色」も披露となった。そんな最終日公演のライブレポートが以下となる。

【ライブレポート】

5年前の10月1日、”小説を音楽にするユニット”として誕生した、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraによるユニット・YOASOBI。数々のヒット曲と国内外での目覚ましい活躍で常に音楽シーンを賑わせながら、ノンストップで迎えた節目の5周年を記念する、自身初の単独ドームライブ『YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE “超現実”』のファイナル公演が、2024年11月10日(日)東京ドームにて開催された。

京セラドームでの2日間と、前日の東京ドーム公演を経ての千秋楽。見切れ席も含めた5万枚のチケットは早々にソールドアウトとなっただけあって、開場前から周辺の賑わいはさながら秋祭りの様相だ。曇天をも吹き飛ばすようなその熱気をまるごと閉じ込めた夕方17時すぎ、破裂せんばかりに膨らんだ期待感の中、”超現実”は幕を開けた。

初々しさも残る過去のライブ映像が入り乱れるオープニング、繰り返される「超現実の世界へようこそ」というフレーズ、大型LEDに迫力満点に投射されるYOASOBIロゴ。かと思えばモンスターの爪がYOASOBIの文字を真一文字に引き裂き、隙間から二本の巨大な手が這い出してくる。中央上段でモンスターの目が瞬くと、Ayaseとikuraのシルエットが浮かび上がった。凄まじい情報量に観客は釘付けだ。

その勢いのままエキセントリックな「セブンティーン」のイントロでライブがスタート。「祝福」「怪物」と疾走感溢れるナンバーが続き、LEDには蠢くモンスターと、ステージで躍動するメンバーの不敵な表情がかわるがわる映し出される。ikuraの度重なる煽りに、観客のボルテージは曲を追うごと加熱し、2024年一発目の新曲である「UNDEAD」の歌い出しにも大きな歓声が上がる。

デビュー当時こそ、インターネットをバックグラウンドにした若者のムーブメントという印象であったYOASOBIも、三度のNHK紅白歌合戦出場や、飾らない二人のパーソナリティも相まって国民的な人気を獲得している今、座席を見渡すとその客層の広さに改めて驚かされる。自己紹介を挟んで披露した初期の人気曲「ハルジオン」や、ピュアな恋心をキュートに歌う「好きだ」、朝のニュース番組のテーマソングとしてコロナ禍の日常に寄り添った「もう少しだけ」等の幅広い楽曲群に、極限まで高められた会場の緊張感もいい意味でほぐされた様子だ。ステージ向かって左側には、自動販売機とベンチ、というノスタルジックなセットが。物語を紡ぐように「海のまにまに」「優しい彗星」を届ける姿に、”小説を音楽にする”というユニットのオリジナリティと、楽曲ごとの世界観に浸る心地よさを感じさせられた。

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5年間を遡るホームビデオ風映像ののち、Ayaseのラップトップと思われるインターフェースと、彼のルーツでもあるボーカロイド音声を経て「たぶん」へ。Ayaseが実妹の家の”2DKのDK部分”に住まわせてもらっていた時の配置を再現したというセンターステージに舞台を移す。経済的にも困窮していた時期に生み出した初期の楽曲たち(「夜に駆ける」〜「たぶん」まで)を制作していた頃のことを懐かしむAyase。ikuraも呼応し、見えないところで頑張っている”あなた”へのエールを「ハルカ」に込める。それまでも会場を彩っていた制御型LEDライト「フリフラ」を使ったクイズコーナーで場を和ませると、翌日に配信を控えた最新曲「New me」を披露。LEDに流れる歌詞も相まって、原点とも言えるこの場所が新たなスタート地点でもあることを印象付けた一幕だった。

ライブにおけるYOASOBIを5年間支えてきたバンドメンバー・仄雲(Dr.)、やまもとひかる(Ba.)、ミソハギザクロ(Key.)、AssH(Gt.)という4人には、サポートといえど根強いファンも多い。インストなのにYOASOBIらしさを感じるエネルギッシュなソロ回しを経て、それぞれが思いの丈を語る。それを受けての後半戦開幕、というAyaseの掛け声とともに、エレガントなベールを纏った ikuraが登場、「勇者」で一気に空気を引き締める。しばしの静寂ののち、「あの夢をなぞって」冒頭のアカペラに大きな歓声があがったと思えば、YOASOBIのフェス出演や海外公演を強力にサポートしてきたドラムのTatsuya(Crossfaith)、ギターの田口悟(RED in BLUE)が加わって、ステージ上は一挙8人編成に。披露が待望されていた人気曲にさらなるサプライズが加わり、会場のボルテージは再び最高潮に。気の合う仲間とバンドをする、その純粋な楽しさを噛み締めているようなAyaseの表情も印象的だ。そのまま鉄板のライブチューン「三原色」へなだれ込み、観客はタオル回しで応える。二人のエクストラメンバーを拍手で送り出したのち、ここにいる全員の声があって完成する曲、という煽りから「アイドル」を畳みかけ。全身黒でまとめたシックなikuraと対照的に、全身白を纏ったキッズダンサーも参加した派手なステージに向けられた5万人の全力コールが東京ドームを揺らすさまは、この楽曲の持つストーリーとも重なって、一際エモーショナルに映った。

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興奮冷めやらぬ様子で集まった5万人に感謝を述べるAyase。この5年、いやそれ以前から、クリエイターとして抱えてきた葛藤を詰め込み、でもそれもひっくるめてみんなにも見てほしいと赤裸々に、でも悲壮感はなくむしろ堂々と自らを曝け出したMCから、5周年記念日にリリースされた新曲「モノトーン」を披露。MCのバトンをikuraが引き継ぐと、YOASOBIのikuraとして、日々変わる状況に振り落とされそうになったこともあったが、ライブやファンとのつながり、スタッフの支えを通して、今では自分自身が、これからどういうikuraに出会えるかワクワクしていると語る。私とあなたたちの間にこれからも鳴り止まない音楽がありますようにと願って届けられた「アンコール」がピンスポットに照らされてドームを包む。今度は自分たちの番だとばかりに、「HEART BEAT」では5万人がそれぞれの心音を響かせた。

冒頭ではAyaseとikuraを喰らわんばかりの迫力を見せていたモンスターが一転、音楽を通して出会えたあなたにより近い距離で歌を届けたい、というメッセージが流れると、気球に乗ったAyaseとikuraがステージ裏から登場。スタンド席の上部からでも近さを感じられる高度で現れた二人に、会場中が手を振ったりカメラを向けたりと楽しそうだ。続く「アドベンチャー」では、カートに乗ったバンドメンバーがアリーナやスタンド下方のオーディエンスも巻き込んで祝祭感を高める。センターステージで合流し、再び登場のキッズダンサーに加え、1期、2期のミドリーズのメンバーまでもが勢揃いした「ツバメ」で会場中がハッピーオーラに包まれる。極めつけは「群青」の大合唱。「あとは楽しむだけだ!」中央で叫ぶikuraに届けとばかりに東京ドーム中のエネルギーがステージに集まり、それがそのまま弾けたかのごとく大量の紙吹雪が宙を舞って、大団円のうちに本編は幕を下ろした。

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多くのスタッフが関わってのステージであることを改めて感じさせるエンドロールののち、熱烈なアンコールに応えて登場したYOASOBIとバンドメンバー。ikuraが真っ白いエレキギターを手に「舞台に立って」を歌い始めると再び大きな歓声があがった。シンガーソングライター幾田りらとしてアコースティックギターを弾き語る姿は印象にあるが、YOASOBIのボーカルikuraとしては新鮮だ。間奏やアウトロでAssHややまもとひかると楽しそうにギターをかき鳴らすさまは、音を鳴らす喜びが全身から溢れ出るようで胸が高鳴る。アンコールへの感謝を伝え、ここまでで3時間弱。そのラストをデビュー曲「夜に駆ける」の大合唱で締めくくる贅沢さ。改めてYOASOBIの楽曲の強さを思い知らされた。

4日間で約17万人を動員したドームライブを大成功に終え、12月からは日本人アーティスト最大規模のアジアアリーナツアーへと旅立つ。また2025年7月からは、日本のさまざまな地域を巡るホールツアーの開催も発表された。規模を追求するのみならず、目の前のお客さんに常に真摯に向き合おうとするAyaseとikuraが、さまざまな物語を原作にこの先どこでどんな音楽を奏でていくのか。その旅路をこの先も見ていたいと強く思わせてくれる、そんな5周年ライブだった。

2024年11月10日(日)

『YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE “超現実”』東京ドーム公演

セットリスト

1. セブンティーン

2. 祝福

3. 怪物

4. UNDEAD

5. ハルジオン

6. 好きだ

7. もう少しだけ

8. 海のまにまに

9. 優しい彗星

10. たぶん

11. ハルカ

12. New me

13. 勇者

14. あの夢をなぞって

15. 三原色

16. アイドル

17. モノトーン

18. アンコール

19. HEART BEAT

20. ラブレター

21. アドベンチャー

22. ツバメ

23. 群⻘

EN1. 舞台に立って

EN2. 夜に駆ける

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【公演情報】

YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 “超現実”

<大阪公演>

10月26日(土) 京セラドーム大阪

開場 15:30 / 開演 18:00

10月27日(日) 京セラドーム大阪

開場 14:30 / 開演 17:00

お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (11:00~18:00 ※日祝除く)

<東京公演>

11月9日(土) 東京ドーム

開場 15:30 / 開演 18:00

11月10日(日) 東京ドーム

開場 14:30 / 開演 17:00

お問合せ:ホットスタッフ・プロモーション 050-5211-6077 (平日12:00〜18:00)

さらに、今回の大阪・東京でのドーム公演で初披露を行った、リクルート新TVCM「わからないまま、それでも」篇に起用された新曲「New me」が、この後24時に配信リリースを迎える。YOASOBIを生んだ小説投稿サイト・monogatary.comと、河出書房新社発行の文芸誌「文藝」がコラボした小説コンテストの大賞受賞作品「白山通り炎上の件」(有手窓 著)を原作に制作された楽曲となっている。葛藤を抱えながらも、新しい日々に歩みを進める主人公の心境の変化を綴った歌詞と、心が軽やかになるようなメロディに是非注目して欲しい。楽曲を使用したリクルート新 TVCM「 わからないまま、それでも 」篇も同日より放送開始となるので、そちらも要チェック。

そして、「New me」の原作小説「白山通り炎上の件」を含む、上述のコンテスト受賞作品を集めた書籍『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』が、明日11月11日(月)に河出書房新社より発売となる。創刊91年の季刊文芸誌「文藝」と、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するmonogatary.comが共催して、2023年に実施した新人文学賞【文藝×monogatary.com コラボ賞】受賞の全7作品を収録した小説集となっている。結成5周年を迎えたYOASOBIのコンセプト「小説を音楽にする」を改めて体感するにはもってこいの一冊になっているので、新曲「New me」とともに、書籍も楽しんでほしい。

【楽曲情報】

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2024年11月11日(月)

「New me」

配信URL:https://orcd.co/yoasobi_newme

作詞・作曲・編曲:Ayase/歌唱:ikura

原作:monogatary.com×河出書房新社「文藝」 小説コンテスト大賞受賞作品「白山通り炎上の件」(有手窓 著)

タイアップ情報:リクルート新 TVCM「 わからないまま、それでも 」篇 ​TVCMソング

■CM公開・放映情報

・リクルート新 TVCM「 わからないまま、それでも 」篇: 2024年 11月 11日(月) より TV放映

・10月1日(火) 12:00より、リクルート公式 YouTubeチャンネルにてWEB公開中

CM本編 URL https://www.youtube.com/watch?v=LI0lBii4R7I

■書籍情報

『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』

著者:有手窓 _ 他6名

仕様:四六判/並製/256頁

装画:Havtza

装幀:野条友史(buku)

税込予定価格:1,397円(本体1,270円) 

発売日:2024年11月11日

★電子書籍も同日から販売します。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。

ISBN:9784309039213

URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039213/

そして、2025年7月から11月にかけて、全国14道県40公演の自身初の国内ホールツアーを実施することが決定した。YOASOBIにとって初めてのホールツアーであり、これまでワンマン公演を行ったことのない地域でのライブも含まれる待望のツアーとなる。オフィシャルファンクラブCLUB 夜遊限定の最速先行は、11月13日(水)18:00より受付開始を予定しているので、是非期待して待っていてほしい。

YOASOBI HALL TOUR 2025

7/13(日) 熊本県 熊本城ホール メインホール

7/16(水) 熊本県 熊本城ホール メインホール

7/18(金) 熊本県 熊本城ホール メインホール

7/19(土) 熊本県 熊本城ホール メインホール

8/5(火) 石川県 本多の森 北電ホール

8/6(水) 石川県 本多の森 北電ホール

8/8(金) 石川県 本多の森 北電ホール

8/9(土) 石川県 本多の森 北電ホール

8/18(月) 静岡県 静岡市清水文化会館 マリナート大ホール

8/19(火) 静岡県 静岡市清水文化会館 マリナート大ホール

8/21(木) 静岡県 静岡市清水文化会館 マリナート大ホール

8/22(金) 静岡県 静岡市清水文化会館 マリナート大ホール

9/2(火) 新潟県 新潟県民会館 大ホール

9/3(水) 新潟県 新潟県民会館 大ホール

9/5(金) 新潟県 新潟県民会館 大ホール

9/6(土) 新潟県 新潟県民会館 大ホール

9/9(火) 三重県 三重県文化会館大ホール

9/11(木) 三重県 三重県文化会館大ホール

9/12(金) 三重県 三重県文化会館大ホール

9/17(水) 鳥取県 米子コンベンションセンター BiG SHiP

9/18(木) 鳥取県 米子コンベンションセンター BiG SHiP

9/25(木) 和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール

9/27(土) 和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール

9/28(日) 和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール

10/10(金) 岩手県 トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール

10/11(土) 岩手県 トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール

10/16(木) 岡山県 倉敷市民会館

10/17(金) 岡山県 倉敷市民会館

10/24(金) 北海道 帯広市民文化ホール 大ホール

10/25(土) 北海道 帯広市民文化ホール 大ホール

10/27(月) 北海道 函館市民会館 大ホール

10/28(火) 北海道 函館市民会館 大ホール

10/30(木) 福島県 いわき芸術文化交流会館 アリオス アルパイン大ホール

10/31(金) 福島県 いわき芸術文化交流会館 アリオス アルパイン大ホール

11/12(水) 愛媛県 松山市民会館 大ホール

11/13(木) 愛媛県 松山市民会館 大ホール

11/15(土) 山口県 山口 KDDI維新ホール

11/16(日) 山口県 山口 KDDI維新ホール

11/29(土) 沖縄県 沖縄コンベンションセンター展示棟

11/30(日) 沖縄県 沖縄コンベンションセンター展示棟

チケット料金 :指定席8800円(税込)

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