人間国宝の作品が彩る舞台で、伝統文化に陶酔する夜をもう一度【実施日:2025年2月2日(日)~2月3日(月) 】
伊豆長岡温泉三養荘(所在地:静岡県伊豆の国市墹之上270、総支配人:和田 恵里)は、2025年2月に一夜限りで開催する特別公演「春爛漫プレミアム文楽」鑑賞付き宿泊プランを2024年11月21日(木)10:00A.M.より販売します。
本プランでは、数寄屋造りで旧財閥別邸としての歴史と格式を持ち、国の有形文化財に登録されている当館において、重要無形文化財に指定されている「人形浄瑠璃文楽」の深淵なる魅力を泊りがけでご堪能いただけます。
2024年2月、三養荘で初めて開催し好評を博した「春爛漫プレミアム文楽」。人間国宝で截金作家の江里佐代子氏の作品『峰光』によって彩られた舞台上で、プロデューサーを務めた人形遣いの吉田勘彌氏をはじめ、豊竹呂勢太夫氏や鶴澤燕三氏ら総勢12名の出演者が『ひらかな盛衰記』より「神崎揚屋の段」を演じました。また、上演後には人形遣いや三味線の技芸員による実演解説を実施し、「文楽の世界」をごゆっくりお楽しみいただきました。あれから一年、上記出演者が三養荘に再集結し、新たな演目『妹背山女庭訓』より「金殿の段」を上演いたします。観劇後には、伊豆の新鮮な旬の食材を使用した懐石料理と、春が色づく壮大な日本庭園、温泉と、風情溢れる空間をご堪能いただけます。その土地のストーリー、その季節ならではの景色と時間が提供する特別な空間を味わってみてはいかがでしょうか。「文楽」の見方や演目の見どころをわかりやすく解説するワークショップ付きで“文楽デビュー”にもおすすめいたします。
「春爛漫プレミアム文楽」の概要
2025年2月に、静岡県・伊豆長岡温泉の源氏山のふところに抱かれた由緒ある旅館『三養荘』において、江戸時代から続く伝統芸能「文楽」のプレミアムイベントを開催します。
上演する演目は、大化の改新を背景に、大和地方の伝説などを織り込んで作られた時代物の傑作『妹背山女庭訓』より「金殿の段」。美しいヒロイン・お三輪の身分違いの恋に焦がれる気持ちが、思わぬ形で蘇我入鹿を倒す大きな鍵となっていくという悲劇的な結末が見どころです。なお、伊豆にある伊豆山神社は、源頼朝と北条政子が結ばれた場所であることから、縁結びの神社としても有名。この地の歴史に刻まれた頼朝と政子の恋物語にも思いをはせながら、劇場とは一味違う『妹背山女庭訓」の壮麗な世界をお楽しみください。また上演後には、料理長厳選の伊豆の旬の食材を使用した懐石料理とともに、出演者による「人形」や「三味線」の実演解説も予定しています。梅ほころぶ季節を迎えた壮大な日本庭園に囲まれる三養荘にて、唯一無二の体験となる文楽の世界をぜひ感じてみてはいかがでしょうか。
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イベント名 「伊豆長岡温泉 三養荘」特別公演
春爛漫プレミアム文楽~恋の糸をたどる歴史浪漫の旅~
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日時 2025年2月2日(日)~3日(月) 1泊2日
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場所 伊豆長岡温泉 三養荘(静岡県伊豆の国市ままの上270)
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参加申し込み 2024年11月21日(木)午前10時から 伊豆長岡温泉 三養荘 予約係
電話 055-947-1111(受付時間 10時~18時)※受付は電話のみ
イベント詳細や料金は西武プリンスホテルズ&リゾーツのサイトで
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出演(配役)
豊竹呂勢太夫 鶴澤燕三 鶴澤燕二郎
(人形役割)
お三輪 吉田勘彌
漁師鱶七実は金輪五郎 吉田玉佳
豆腐買い 吉田簑紫郎
吉田簑太郎 桐竹勘次郎 桐竹勘介 吉田簑之 桐竹勘昇 豊松清之助
※出演者・演目は変更となる場合がございます。
人形遣い/プロデュース 吉田勘彌氏
【芸歴】
昭和49年 5月 国立劇場文楽第2期研修生となる
昭和51年 4月 二代桐竹勘十郎に入門、桐竹勘弥と名のる
昭和51年 4月 朝日座で初舞台
昭和61年11月 三代吉田簑助門下となり、吉田姓を名のる
【受賞歴】
平成11年 7月 因協会奨励賞
平成18年 3月 第25回(平成17年度)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成29年 4月 第36回(平成28年度)国立劇場文楽賞文楽優秀賞
令和 2年 3月 令和元年度大阪文化祭賞<第一部門>
令和 3年 3月 第40回(令和2年度)国立劇場文楽賞文楽優秀賞
昨年度実施風景
三養荘について
旧三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎氏の長男・久彌氏の別邸として、壮大な日本庭園の中に建てられました。歴史と格式ある数寄屋造りの本館は、貴重な国民的財産として有形文化財に登録されています。また新館は文化勲章受章者で建築家村野藤吾氏の設計によるものです。 四季の移ろいが美しい庭園は、およそ3,000坪。近代日本庭園の先駆者である京都の庭師・小川治兵衛氏の手による壮大な日本庭園が広がります。本プランでは、日本の伝統工芸技法「截金(きりかね)」細工の重要無形文化財保持者(人間国宝)として活躍した江里佐代子氏の作品「峰光」が飾られた三養荘の大広間「雄峰」の舞台で、一夜限りの文楽公演を行います。
※上記内容は、リリース時点(10月28日)の情報であり、変更がある場合がございます。