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【田代万里生×平方元基 ver 舞台映像ダイジェスト】
【太田基裕×牧島 輝 ver 舞台映像ダイジェスト】
音楽・作詞ニール・バートラムと脚本ブライアン・ヒルの手によって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞、作曲賞、作詞賞、脚本賞)。
ブロードウェイ上演の後、2010年に韓国で上演され『スリル・ミー』同様、大ヒットととなり、現在まで幾度も再演を重ねて韓国ミュージカルの定番作品として成長した。『ジキル&ハイド』等を上演するOD Musical Companyのプロデュースにより、2011年には同作の映画化がされ、2020年には10周年公演を行っている。
2役を交互に演じる相互上演が話題を呼んだ2019年の”日本初演ペア”が、今回の公演では、亡くなった幼馴染アルヴィンを田代万里生が、小説家トーマスを平方元基が固定で演じ、 新しいペアである太田基裕と牧島 輝を迎えクリスマスシーズンに合わせての再演となった。
天使のような衣裳に身を包み軽妙な動きもみせながら、彼の悲しみや優しさやあふれる友達への愛情を語りかけるアルヴィン。田代万里生は初演時よりもさらに甘く切ない歌声を客席に響き渡らせる。人懐っこくて天真爛漫なそのアルヴィンは観客の心に深く刻まれるに違いない。
作家としての成功を手に入れる一方で自分の理想と葛藤するトーマス。突然知らされた友人の訃報は彼に何をもたらすのか。平方元基は、丁寧に物語を客席に語りかけ、その謎を追っていく。その誠実な歌声で、苦悩するトーマスを丁寧に演じている。
太田基裕・牧島 輝のチームでは先輩である太田が牧島をスマートにリードしながら物語を進めていく。軽やかな身のこなしと表情豊かな歌声は、アルヴィンを“個性派”らしく、もの悲しく、寂しく、表現する。はしゃぎながらも哀愁を感じさせる見事な演技に魅了されるに違いない。
くるくるといろいろな表情を惜しげもなくみせまがら、トーマスの悩みや苦しみを演じてみせる牧島輝。4人のキャストの中で最年少だが、少しも臆することなく、物語を訥々と語り丁寧に歌いあげる。感情の起伏をうまく表現し、全力での演技は観客を圧倒するだろう。
二人の友情について、答が出ないもどかしさと、焦り、そして後悔しながらも懐かしい思い出の中で二人が得るものとは?すべてがトーマスの謎の答につながり、どの歌もどの台詞もひとつとして聴き逃すことは出来ない。最後にたどり着く、クライマックスの美しい雪のシーン。降り積もる雪が思い出を含めたすべてをを包み込み、物語をエンディングに導く。
上演時間は110分(休憩なし)。
東京・よみうり大手町ホールにて12月13日(月)~12月25日(土)まで上演。ツアー公演はなし。
本作品は、お客様に安心して観劇していただく為、稽古中から感染対策を徹底しています。楽屋や大道具小道具にはすべて抗菌処理を施し、楽屋内に菌を持ち込まないよう衣服・靴・マスクの取り替えなど厳密にルール化。主催者は劇場での対策も徹底し、検温・消毒、劇場内のこまめな消毒、ロビーでの密を避ける動線確保や換気の強化にも努めるなど、様々な対策を講じています。
>劇場ご来場のお客様へご案内《主催の取り組み、注意事項》
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▼ストーリー
人気短編小説家のトーマス(平方元基/牧島 輝 )は、幼なじみのアルヴィン(田代万里生/太田基裕)の突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰って来る。しかし、葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばない。すると死んだはずのアルヴィンが目の前に現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と積み重ねた人生の本当の物語を書いた原稿や本が存在していた。アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい2人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。しかし、トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。果たして、弔辞は完成するのか・・・。
いくつもの物語が語られるにつれ、2人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく。
アルヴィンとトーマスが子供時代に育んだ絆と生涯を通じて築き上げた友情の物語。
―演出家・出演者コメント
■演出:高橋正徳 (文学座)
両チーム共に稽古場で積み重ねてきたものが、劇場という空間で花開くのを感じました。田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場では今までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同じ戯曲、楽曲でありがなら、それぞれのチームの色彩がはっきりとしたものになったと思います。ミュージカル『ストーリ・オブ・マイ・ライフ』が演出の手を離れ、お客様の元に届き、また成長していくのか、楽しみです。
■アルヴィン役:田代万里生
いよいよ開幕です!クリスマス大定番映画であり、アメリカでは毎年この時期にTV放映もされているという「素晴らしき哉、人生!」(1946年)に出てくる、命を絶とうとする主人公ジョージ・ベイリーと翼のない見習い天使のクラレンスの2人両方をモチーフとしたアルヴィン。時と共に役が染み渡りさらにパワーアップした今回の稽古場では、元基からはスーパーアルヴィン!と呼ばれています。全ての幕が閉じた時、あなたの心には温かなクリスマスプレゼントが…劇場で最高のクリスマスを共に過ごしましょう!
■トーマス役:平方元基
初演に続き再演出来ることを大変嬉しく思っています。
今回は12月25日のクリスマス当日に千穐楽を迎えられるとのことで喜びも大きいです。
「これがプレゼントだよ!」といった大きなプレゼントではないかもしれませんが、皆さまにちっちゃなちっちゃなプレゼントをひとつずつ丁寧にお届けし、自分なりの、自分だけの『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』をお観せしたいと思っています。
自分だけの感想を持って頂ける、自分だけの色んな思い出が蘇るような、そんな作品に仕上がっているので、是非そこを楽しんで頂きたいです。
僕たちからのささやかなプレゼントだと思って受け取っていただけるように本番公演つとめてまいりますので、最後までどうぞよろしくお願いします。
■アルヴィン役:太田基裕
アルヴィンを演じます太田基裕です。
2人で紡ぐミュージカル、非常に繊細な道のりだと感じています。僕自身を通したアルヴィンがお客様の心に少しでも届きますよう、トーマス役の牧島さんと積み重ねていきたいと思います。
2021年を締め括る美しい作品になりますように。
千穐楽までよろしくお願いいたします。
■トーマス役:牧島 輝
きっとこの作品を観た後、自分が生きてきた中の何気ない時間やくだらないのになんだか楽しかった記憶がとても尊くてかけがえのないものだったのだと感じると思います。僕はそうでした!笑
皆さんが辛い時、ふとこの作品を思い出したら温かい気持ちになったり、そっと寄り添ってくれるようなそんな作品だと思っています。
限られた公演数、みなさんとの限られた時間の中で、一つ一つ色んなことを確かめながら、共感しながら素敵な時間を過ごせますように!
【公演概要】
ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』
期間:2021年12月13日(月)~12月25日(土)
会場:よみうり大手町ホール
主催:読売新聞社 ぴあ ホリプロ
企画制作:ホリプロ
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター
03-3490-4949(平日11時~18時/土日祝休み)
※ツアー公演はなし
<キャスト>
アルヴィン:田代万里生
トーマス:平方元基
アルヴィン:太田基裕
トーマス:牧島 輝
<スタッフ>
作詞・作曲:ニール・バートラム
脚本:ブライアン・ヒル
演出:高橋正徳 (文学座)
翻訳・訳詞:保科由里子
音楽監督:後藤浩明
ステージング:神崎由布子
美術:乗峯雅寛
照明:柏倉淳一
音響:大野美由紀
衣裳:小林巨和
ヘアメイク:宮内宏明
歌唱指導:満田恵子
舞台監督:北條 孝、長沼 仁