「#XTrendAward」コミックトレンド2023 事後レポート田村淳さんMCで豪華ゲストが2023年のコミックトレンドを振り返る!
まず最初のコーナーでは『今年Xを賑わせたコミック10』と題し、X上で特に盛り上がった10作品をあげて振り返る企画を実施しました。
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今年Xを賑わしたコミック10
①ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ
イラストレーターのナガノさんによる作品『ちいかわ』。昨年からの勢いは留まることを知らず、今年も様々な企業とのコラボや関連商品のリリースがあり社会現象になってます。闇深いマンガのファンであるという東雲うみさんは「自然界の不条理さが伝わってくる」とコメント。吉川きっちょむさんは「グッズなどのかわいい側面だけで楽しんでいる人、闇が深いストーリーを楽しむ人の二つの軸がある」と話し、ここまでのムーブメントが起きている理由である”多面的な魅力”を紹介していました。
②ハイパーインフレーション
少年ジャンプ+(プラス)作品である『ハイパーインフレーション』。「経済バトル漫画」という異色の作品は、最新話が掲載されるたびに関連ワードがトレンド入りし、今年3月に堂々完結しました。天の声・サンシャイン坂田さんも「面白くて勉強になる。策略とディベートがすごいです」と熱弁し、田村淳さんは「もう帰りに読みます」とコメントしていました。
③進撃の巨人
2009年から2021年まで連載された人気漫画『進撃の巨人』ですが、11月に2013年から放送していたアニメ版が完結。ついにアニメでも、エレンたちの戦いが幕を閉じました。
漫画という概念を通り越した芸術に思える、というポストも紹介され、ファンであるオダウエダ小田さんはアニメと漫画のエンディングの展開の違いについて熱く語るなど、人気作品ならではの熱量あるコメントが溢れました。
④ダンダダン
「少年ジャンプ+」にて連載中のオカルティックバトル&青春物語『ダンダダン』。累計発行部数320万部を超えた人気作品となり、2024年にテレビアニメ化することも決定しています。吉川きっちょむさんは「完璧な第一話であり、画力が半端じゃない」、天の声・サンシャイン坂田さんからは「擬音を使わずに絵だけで表現している。これは擬音革命です」と絶賛し、読んだことのない田村淳さんも興味津々になっていました。
⑤呪術廻戦
物語のクライマックスに入ったとも言われている本作品は2023年怒涛の展開を見せ、ジャンプが発売される度にトレンド入りしました。重要キャラとの別れ、ラスボスは誰なのか、
今1番目が話せない漫画の1つとなっています。完結している漫画の方が読みやすいと語るしずるKAƵMAさん、田村淳さんの両名でしたが、ジャンプ本編だと終盤に差し掛かってい雰囲気があるということで、今が読むべき絶好タイミングなのでは、と盛り上がっていました。
⑥薬屋のひとりごと
薬屋の娘・猫猫(マオマオ)が後宮で起こる事件を薬師の知識や閃きで解決していく
ミステリー漫画。アニメのエンディングテーマを自身も所属されていた元BiSHのメンバーであるアイナ・ジ・エンドさんが担当していたこともあり、現在はマンガも読んでいるというモモコグミカンパニーさんは「読み進めていくにつれ、人間関係の複雑さや宮廷のゴタゴタが出てきて、深い」と語っていました。
⑦葬送のフリーレン
勇者ら4人のパーティによって魔王が倒された「冒険の終わり」からはじまる斬新な設定と
骨太のドラマで人気に。9月にはTVアニメがスタートしましたが、初回は「金曜ロードショー」で2時間放送という異例の試みで話題となりました。モモコグミカンパニーさんは、壮大な冒険が終わった後の葬送のフリーレンのストーリーとBiSHの解散が重ね合わさる時があるといい、過去を振り返りながら今を語るという流れに思わず感情移入してしまうと語っています。
⑧推しの子
「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカ先生が原作、「クズの本懐」の横槍メンゴ先生作画の
豪華タッグによる人気漫画。2020年に連載開始され、今年4月から放送されたTVアニメは一気に人気に火がつき、国内外で大ヒットとなっています。東雲うみさん、モモコグミカンパニーさんは、ご自身がそれぞれアイドルが故に”描かれる裏側のリアルさ”に深く共感してたようでした。
⑨ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜
ゾンビ×パンデミック×ブラック企業社員という斬新な設定で、「人はどう生きるか?」という普遍的なテーマを扱い大ヒット。今年アニメ化、映画化もされ、世界でも異例のヒットをとばしています。吉川きっちょむさんは「読んだら元気になるゾンビ漫画」と称し、田村淳さんは「読んでて、本来(僕も)こう生きないと駄目なんじゃないかと思わされる。」と語り、ゾンビなのに楽しいというギャップ、そしてメッセージ性が共存した稀有な作品ということで盛り上がっていました。
⑩幼稚園WARS
昨年9月からジャンプ+で連載開始している『幼稚園WARS』。世界の重鎮の子が通うブラック幼稚園が舞台となり、世界一“安全”な幼稚園で繰り広げられるアクション×ラブコメです。読者であるオダウエダ植田さん吉川きっちょむさん、東雲うみさんが熱量高く語り合い、田村淳さん「買わないといけないの(漫画)めちゃくちゃ増えるじゃん」と興味をそそられたようでした。
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X発コミックコレクション
漫画雑誌やウェブ媒体ではなくX上のポストで基本投稿されているコミックで今年ヒット、拡散したものを振り返っていくこのコーナー。その中でも特に話題になった2つの作品について、番組の中で丸々一話分を紙芝居形式でゲストが読んでいく形でそれぞれ紹介されました。
①『働く!くよくよ犬』
繊細で何かと気にしすぎてしまう主人公の「イヌ」が会社で働く同僚たちとすれ違いが起きる様子が描かれたこの作品。モモコグミカンパニーさんが1話分を読んで紹介しました。MC田村淳さん、オダウエダ植田さん、吉川きっちょむさん、しずるKAƵMAさんが”自分なりの繊細さ”を語りつつ、しずるKAƵMAさんは住んでいるエリアと繊細さの関係について笑いを混ぜて語りました。
②『オタク(の自分)こうなりがち』
漫画家の藍川蓮先生が8月に投稿し話題となった漫画です。Xで「オタク(の自分)こうなりがち」と題して、オタクならではの“あるある”を紹介していく作品となっています。実際にその場で1話分を紹介した’ガンプラオタク”である東雲うみさんは、友達からガンプラについての質問をされた時のオタクゆえの言動について語り、引き込みたいが故に過度に布教してしまって離れられてしまう、という描写に大きく共感しているようでした。
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スペシャル企画 コミックシーモアプレゼンツ
〜コミックシーモア 作品数業界最大級 123万冊の中から選ぶ〜『#最強の本棚を語れ』
月間利用者数3,500万人超という業界最大級の充実の品ぞろえを誇る人気電子コミック・電子書籍配信サイト『コミックシーモア』。今年8月、コミックシーモアからのキャンペーンがきっかけで「#マンガ多すぎ」という自宅にある多すぎる漫画の写真を披露しあうハッシュタグがX上でトレンド入りし、注目を集めました。そこで今回は”マンガ多すぎ”なコミックシーモアさんの本棚を使ったスペシャル企画『#最強の本棚を語れ」を開催!
オダウエダ小田さんの進行で、それぞれのベスト本棚をしずるKAƵMAさん、オダウエダ植田さんがプレゼンし、どちらの本棚が良かったかを視聴者が決める企画となっています。
まず、しずるKAƵMAさんからプレゼンスタート。「スケールがでかい! SF・ファンタジーマンガ本棚」を紹介し、その中でも特に『ゴールデンゴールド』をピックアップ。
1. 拾った置き物が生きている?
2. 置き物を拾ったせいで生活が一変
3. 絶対予想がつかない展開
という3つのポイントで熱く語りました。吉川きっちょむさんからは「ハイパーインフレーションが好きな淳さんは絶対好きだと思う」というフォローもあり、田村淳さんも興味を抱いていたようです。
続いてはオダウエダ植田さんから「2024 ぜったいくるマンガ本棚」をプレゼン。その中でも、特に『金色のガッシュ2!!』をピックアップ。
1. あの魔物の子達が帰ってきた
2. 謎に包まれた新たな敵
3. 更に魅力的になったキャラ達
の3つのポイントで熱く語りました。
今回のプレゼンの勝者は、視聴者参加型のXキャンペーンで決定します。応募方法の詳細はコミックシーモアのX公式アカウントから、こちらのポストをご確認ください。
https://x.com/comic_cmoa/status/1735997838973346140?s=20
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「X(クロス)コミックトーク」
1. 田村淳さん×ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さん対談
「2023 年改めて感じた漫画の凄さ」
続いては、「X(クロス)コミックトーク」と題して、淳さんと2組の漫画賢者が、漫画について語り合う企画。1組目は、よっぴーことニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さんが登場しました。日本一漫画を愛しているアナウンサーでもある吉田さんは、年間約 500 冊のマンガ購入を20年続け、マンガを特集する番組やイベントにも多数出演されています。
そんな吉田さんから「2023 年改めて感じた漫画の凄さ」というテーマで、アナウンサーならではの卓越したトークスキルで熱弁。
・漫画は絵解きが出来るメディア
→視覚情報で脳に届けられる。ノンバーバルなコミュニケーションが可能なので、自分の知らない世界を読むだけで知ることができる唯一のメディアである。
・漫画は読者がコントロール下に置ける
→自分で読む時間をコントロール出来るので、「どういうこと?」と思ったときに戻って確認し直すのが容易であることが漫画の強み。逆にいま動画ジャンルでホラーが強くなっているのは、自分がコントロールできず進んでいってしまうところがポイントになっていると考えられる。
・漫画はキワキワな思想を形に出来る
→テレビや映画などの動画/配信メディアは、関わる人数が多くなってくるがゆえに、作者の演出やクリエイティブが丸くなってしまうところが良くも悪くもある。個の時代において、漫画というメディアは突出している。
など、知識と熱意に裏付けされた濃密なトークを展開。対談相手である田村淳さんは「喜んでるもん、脳が!」と語っていました。
2. 田村淳さん×「チ。―地球の運動について―」の作者、魚豊(うおと)先生&編集者の千代田修平さん
続いては、数々の漫画賞を受賞、さらにアニメ化も決定している超人気漫画「チ。―地球の運動について―」の作者である魚豊(うおと)先生が登場。現在は、小学館の『マンガワン』にて恋と陰謀のラブコメ『ようこそ! FACT(東京 S 区第二支部)へ」を好評連載中です。さらに、『映像研には手を出すな!』『チ。—地球の運動について—』などヒット作を担当する編集者・千代田修平さんも登場。気鋭の漫画家と編集者という、作り手ならではの視点から語る「X(クロス)コミックトーク」を田村淳さんと展開しました。
まず、お2人は淳さんに知ってほしい漫画家と漫画編集者の“働き方”についてのテーマとして「デビュー方法の多様化」をあげました。現在はデビュー自体のハードルは下がっており、Xを中心とした様々なプラットフォームを通して、出版しなくても人気作にする方法もいろいろ生まれていると語ります。かくいう魚豊(うおと)先生も、千代田修平さんからX(旧Twitter)上のDMが送られてきたことで出会い、今の作品につながっていると話しました。
続いては「デジタルデバイスで変わった漫画家の働き方」をあげ、以前は作家/編集者の打ち合わせは対面が基本だったが、コロナ禍以降はオンラインが当たり前になっていることで、実際に千代田さんの担当作家は半数が地方に住んでいるそうです。また、以前は紙のやり取りのみだった原稿のチェックも、デジタルデバイスでの編集や送付が可能になりクオリティとスピードが増しているそうです。
最後のトークテーマは、漫画のプロであるお二人が今年読んだなかで「これはすごい!」と思った作品を挙げる”淳さんにおすすめしたい2023 年アツかった漫画”。千代田さんは、クワハリさんがジャンプルーキーおよびX上で投稿されている『ふつうの軽音部』を紹介。『映像研には手を出すな』の大童澄瞳先生からシェアされて知ったそうですが、「この作品は読んでおかないとエンタメに関わるものとしてはまずいかもしれないレベル」と熱弁していました。続いて魚豊先生は『アタックシンドローム類』を紹介。「読んでて元気になる。めちゃくちゃ意味不明な作品に思えるが、現在社会への批評の要素も入っていて面白い」と語りました。
漫画のプロである2人と「X(クロス)コミックトーク」を展開した田村淳さんは「僕にとってはすごい時間。(おすすめされた作品について)すぐ読むので、確認されたときに読んでいないって言ったら俺のことぶん殴っていいから」と冗談を交えて語り、感銘を受けていました。
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「#XTrendAward」は12月27日(水)に発表!
これまで日本中で親しまれてきた、一年のトレンドを振り返る特別企画「#Twitterトレンド大賞」は、Xへのリブランディングにより「#XTrendAward」にパワーアップいたします。
2023年に話題となったトレンドワードをデータドリブンに集計・通年でのポスト量などを総合的に組み合わせて選定※し、12月27日(水)にXアカウント @TrendAward にて「#XTrendAward」として発表いたします。
【選定基準】
トレンドインしたすべてのトレンドについて、トレンドインワードの「ポスト数」「トレンドイン回数」を測定。
それぞれのスコアの合算を行ったのち、特筆すべき歴史的な出来事でない限り、「公序良俗に反する話題」、「毎年の話題(あけおめ等)」、「亡くなった方の話題」、「広告出稿によって担保された話題」、「タレントのリプライキャンペーンなど、一部のファンによる過度な繰り返し投稿で担保された話題」を除外し、どのジャンルの話題かを判定し「#XTrendAward2023」の結果とします。
【公式Xアカウント】@TrendAward
【公式サイト】https://marketing.twitter.com/ja/xtrendaward2023
「#XTrendAward」お問い合わせ先
press-xtrendaward@x.com