世界の安寧を願い、いま心をひとつに。
1200年以上前に桓武天皇は、国の平安を祈って京都に都を移し、最澄は都を守るために延暦寺を開きました。
その思いが再び出逢って希望のあかりとなり、「文化芸術の力」で世界に発信されますよう『京都平安大使就任記念 市川海老蔵 平安神宮特別記念公演』を執り行います。
■開催概要
「京都平安大使就任記念 市川海老蔵 平安神宮特別記念公演」
新型コロナウイルスが猛威を振るう、人類史上稀な苦境に陥っている世界のために
1200年の時を越え、その祈りが再び出逢い平安神宮と比叡山延暦寺、さらに市川海老蔵氏とともに、きぼうの祈りとあかりを日本と世界にとどけます。
■ タイトル: 京都平安大使就任記念 市川海老蔵 平安神宮特別記念公演
■ 開催日:2021年11月6日(土)1日間
■ 展開場所:平安神宮
■ 開催時間:[開場]17:00[点灯式]18:45~[特別記念公演]19:00~[終演]20:30~
■ 開催内容:「文化芸術の力」
コロナ収束を願い、京都から日本・世界にきぼうを届けるため市川海老蔵とともに平安神宮特別記念公演として開催いたします。
■ 出演者:市川海老蔵 市川ぼたん 堀越勸玄 田中傳次郎 他
■ 特別出演:藤舎名生(人間国宝)
■ 開催演目:
1.素踊り『三番叟』
能楽「翁」をもとに作られた作品で、本来は翁・千歳・三番叟の三者の舞からなる儀式舞踊です。このうち三番叟の舞は五穀豊穣を寿ぐもので、地固めをする力強い足拍子や、種まきを表す所作が見どころです。
2. 一調一管
能は、能面と装束をつけた演者が、お囃子や地謡に合わせて舞を披露するのが通常の上演形式ですが、他にも簡略化した上演形式があります。この度は小鼓と笛のみで作品の一部を上演する一調一管にてお楽しみいただきます。
3.藤娘
藤の花の精が愛らしい娘姿で現れます。移り気な男心を名所「近江八景」になぞらえて踊り、恋心を艶やかに表現するうちにほろ酔いとなると、一転して賑やかな手踊りを見せます。やがて夕暮れとなると、藤の花の精は姿を消します。
4.橋弁慶
古くから知られる武蔵坊弁慶・牛若丸の出会いを舞踊にした作品です。弁慶は、京の五條橋に少年が現れ、大勢を辻斬りをしたと耳にして待ち構えます。やがて牛若丸が現れ、弁慶は薙刀で挑みますが、降参して主従の約束を交わします。