金曜日, 11月 22, 2024
ホームイベント矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽のサブ画像1

シンガーソングライターの矢井田 瞳が「ヤイコの日」の8/15(火)、全国アコースティックツアー「矢井田 瞳~Acoustic Tour 2023~ピアノとハーモニカと~」の追加公演「矢井田 瞳「ヤイコの日」2023 ~ピアノとハーモニカと~」を東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催した。
 7/14の大阪・なんばHatchを皮切りに、8/12 宮城・仙台darwinまで全国8ヶ所で開催された今回のツアー。最新アルバム『オールライト』の楽曲を中心に歴代の代表曲を交えて、“ピアノとハーモニカ”による特別な編成で行われた。ツアー開催前に矢井田は、「最新アルバム『オールライト』の楽曲やこれまでの曲も、新たなアプローチで色んな世界観を表現したいと思っています。お互いの「信頼関係」や「呼吸」が大切な編成だからこその“躍動感”を楽しんでいただけたら幸いです」とコメント。その言葉通り、プレイヤーの息遣いや躍動感、そして、表情豊かな歌をたっぷりと味わえるステージが繰り広げられた。

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽のサブ画像2

最初に登場したのは、ピアニストの河野圭、ハーモニカ奏者の倉井夏樹。続いて矢井田 瞳が姿を見せると、客席から大きな拍手が巻き起こる。抒情的なハーモニカ音色、美しいピアノの旋律とともに奏でられた最初の曲は、アルバム『オールライト』のタイトル曲「オールライト」。“苦しみ、痛みを抱きしめて生きていこう”という思いを込めた歌が広がり、瞬く間に観客の心を惹きつける。続く「地平線と君と僕」では矢井田のアコギを交えたオーガニックなアンサンブルが響き、ピアノとハーモニカのセッション、「久しぶりの声出しOKのライブということで。みなさんの声を聞かせてください!」(矢井田)という言葉に導かれた「Everybody needs a smile」では心地よい一体感が出現。3人のミュージシャンの音と歌、そして、観客の手拍子と声がナチュラルに交じり合っていく。

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽のサブ画像3

「ピアノとハーモニカと私という編成で全国各地を回ってきましたが、今日は泣いても笑っても最後の千秋楽。いろんな思いを抱えて、此処にたどり着いてくれてありがとうございます。楽しい夏の夜にしましょう!」(矢井田)という挨拶の後は、アルバム『オールライト』の収録曲が次々と披露された。
 伸びやかなボーカルと〈温かいハート 溶かして行こう 空へ〉という大らかな歌詞が共鳴する「さらりさら」。河野によるジャズのテイストを交えたソロ演奏から始まり、鋭利で奥深いグルーヴにつながった「オンナジコトノクリカエシ」。矢井田が演奏するタンドラムのエキゾチックな音色、孤独に向き合う姿を描いた歌が溶け合う「shadow/alone」。そして、「言葉に捉われ過ぎず、その向こうにある可能性を信じるって大事だなと思いながら書いた曲です」という言葉とともに、アコギの弾き語りで披露された「speechless」。アルバム『オールライト』は前作『Sharing』(2020/10/14)リリース後、コロナ禍のなか、約2年間をかけてじっくりと自身と向き合いながら制作された作品。普遍的なメッセージと多彩な音楽性を共存させたこのアルバムの魅力をじっくり味わえたことも、今回のツアーの大きな意義だったと思う。豊潤なフレーズで矢井田のボーカルを支える河野、何種類ものハーモニカとエフェクターを組み合わせながら、幅広い音色で楽曲に彩りを与える倉井の演奏も素晴らしい。

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽のサブ画像4

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽のサブ画像5

音数を抑えたシンプルなアレンジ、切なくも愛らしいメロディライン、“恋の病”をテーマにした歌詞が一つになった「LOVESiCK」からライブは後半へ。ボイスパーカッションを交えた倉井のパフォーマンスから始まった「Not Still Over」では、河野とともにツアーを支えたピアニストの鶴谷崇がスペシャルゲストとして登場。高校時代のクラスメイトだったという河野と鶴谷が連弾を披露し、ラテンの匂いが漂うこの曲の世界観を際立たせた。続いて放たれたのは、「Look Back Again」。高揚感たっぷりのサウンドに導かれ、観客も総立ち。“Yeah!Yeah!Yeah!”の大合唱が響き渡った。
代表曲「My Sweet Darlin’」で心地いい解放感を生み出した後は、「デビュー23周年を迎えました。感謝をいっぱい込めて、この曲を歌いたいと思います」というMCに導かれた「Life’s like a love song」。〈貴方の想い 歌ってゆこう〉というライン、〈La La La…〉のシンガロングが会場を包み込み、豊かな感動へと結びついた。

「素晴らしい千秋楽になりました。みなさんのおかげです。ありがとうございます」という感謝の言葉と一緒に演奏されたアンコールの1曲目は、「一人ジェンガ」。“会いたいけど、会えない”というフラジャイルな心境を歌った楽曲をオーディエンスと共有し、ステージと客席の距離がさらに近づいていく。最後はアルバム『オールライト』収録曲「駒沢公園」。「未来の可能性に蓋をせず、どんどん進んでいってほしい」という思いを込めた歌が広がり、ライブはエンディングへ。オーディエンスに丁寧に挨拶する、名残惜しそうな矢井田の姿も心に残った。
 
終演後には各種音楽配信サービスでセットリストのプレイリストが公開。またこの日のライブの模様は9/30にU-NEXTにて独占ライブ配信される。さらに11月には東京・神戸を巡るプラネタリウムツアー『LIVE in the DARK tour w/矢井田 瞳』の開催も決定。MCのなかで「曲作りも順調に進んでいるので、近々、新しい曲をお届けできると思います」と笑顔で語った矢井田 瞳。デビュー24年目を迎えた彼女の“今”をぜひ体感してほしい。

Text by 森 朋之

矢井田 瞳 デビュー24年目の矢井田 瞳が“ピアノとハーモニカと歌”で奏でた、瑞々しく、豊かな音楽のサブ画像6

セットリストプレイリスト「矢井田 瞳「ヤイコの日」2023 〜ピアノとハーモニカと〜」が各種配信サービスにて公開!
矢井田 瞳「ヤイコの日」2023 〜ピアノとハーモニカと〜
URL:https://yaiko.lnk.to/yaikonohi2023

U-NEXTにて「矢井田 瞳「ヤイコの日」2023 〜ピアノとハーモニカと〜」独占ライブ配信!
矢井田 瞳「ヤイコの日」2023 〜ピアノとハーモニカと〜
ライブ配信:2023年9月30日(土)20:00〜
URL:https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000002682

【公演概要】
「矢井田 瞳「ヤイコの日」2023 〜ピアノとハーモニカと〜」【追加公演】
○開催日時:2023年8月15日(火)開場18:00/開演19:00 ○会場:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
○バンドメンバー:Piano. 河野 圭、Harmonica 倉井夏樹 *スペシャルゲスト:Piano. 鶴谷 崇
【セットリスト】 
1.オールライト
2.地平線と君と僕
3.Everybody needs a smile
4.さらりさら
5.モノクロレター
6.オンナジコトノクリカエシ
7.shadow/alone
8.speechless
9.fast car
10.ゆらゆら
11.LOVESiCK
12.Not Still Over
13.Look Back Again
14.My Sweet Darlin'
15.Life's like a love song
16.一人ジェンガ
17.駒沢公園

■全国アコースティックツアー
「矢井田 瞳 Acoustic Tour 2023 〜ピアノとハーモニカと〜」終了!
○開催日時 会場 
7/14(金) 大阪・なんばHatch OPEN 18:00 / START 19:00
7/15(土) 京都・京都FANJ OPEN 17:00 / START 18:00
7/23(日) 東京・大手町三井ホール OPEN 17:00 / START 18:00
7/28(金) 愛知・NAGOYA ReNY limited OPEN 18:00 / START 19:00
7/29(土) 福岡・Gate's7 OPEN 17:30 / START 18:00
8/5(土) 広島・広島CLUB QUATTRO OPEN 17:00 / START 18:00
8/6(日) 香川・高松DIME OPEN 17:30 / START 18:00
8/12(土) 宮城・仙台darwin OPEN 17:30 / START 18:00

【矢井田 瞳 LIVE情報】
「LIVE in the DARK tour w/矢井田 瞳」
東京公演
日時:11月2日(木) 1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)
会場:コニカミノルタプラネタリウム天空 in東京スカイツリータウン(R)
神戸公演
日時:11月10日(金) 19:30開演(19:00開場) 、11月11日(土) 15:00開演(14:30開場) 
会場:バンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)
ライブ・チケット詳細はこちら:https://yaiko.jp/news/349996

■GO OUT CAMP 関西 vol.9
日時:2023年9月2日(土)
会場:府民の森ひよし
■寄港Vol.3 矢井田 瞳×peridots
日時:2023年9月15日(金)開場:18:30 / 開演:19:15
会場:西永福JAM 

【最新リリース情報】
12thアルバム『オールライト』
2022年9月7日(水)リリース
CDご購入はこちら:https://lit.link/0907hitomiyaida
DL & Streaming:https://yaiko.lnk.to/alright

初回限定盤(2DISCS:CD+DVD) COZP-1934〜5  4,000円+税
通常盤(CD)COCP-41813 3,000円+税

【初回特典(CD+DVD 初回限定盤)】
*5年ぶりの全国弾き語りツアーライブ映像とツアードキュメンタリーを収録した特典DVD付

収録曲(初回限定盤/通常盤 共通)全10曲収録
<CD>
1.さらりさら *井村屋「あずきバー」2022年CMソング
2.オールライト
3.花のような君に *創建「ルナシティ青葉はつが野」TVCMソング
4.ずっとそばで見守っているよ *井村屋「あずきバー」2021年CMソング
5.オンナジコトノクリカエシ
6.shadow/alone
7.Everybody needs a smile *「ECCジュニア」TVCMソング
8.LOVESiCK
9.駒沢公園 *TBS系列「ひるおび」9月エンディングテーマ
10.speechless

<DVD>
「矢井田 瞳 弾き語りツアー2022 〜Guitar to Uta〜」Documentary & Live
1.Documentary
2.虹のドライブ
3.かまってちゃん。
4.ずっとそばで見守っているよ
5.Look Back Again
6.My Sweet Darlin’
*2-6 Live at 渋谷CLUB QUATTRO(2022.6.4)

【矢井田 瞳 オフィシャルサイト/SNS】
■Official Web Site:yaiko.jp
■YouTube:youtube.com/channel/UCM8rHtOqyD0rdOyuQv52qlA
■Instagram:instagram.com/hitomi_yaida
■Twitter:twitter.com/yaiko_official
■Facebook:facebook.com/yaiko.official/
■LINE:https://lin.ee/Vcq2BfS
■TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSJhJuRsk/

【矢井田 瞳 PROFILE】
矢井田 瞳 Hitomi Yaida
通称、ヤイコ。1978年大阪生まれ大阪育ちのシンガー・ソングライター。
19歳でギターと出会い曲作りを始める。
2000年5月3日にレーベル「青空レコード」より関西限定シングル「Howling」でインディーズデビュー。同年7月12日に1stシングル「B’coz I Love You」でメジャーデビューを果たし、2ndシングル「My Sweet dalin’」が大ヒット、サビのフレーズから”ダリダリ旋風”を巻き起こす。同年10月にリリースした1stアルバム『daiya-monde』は、アルバムランキング初登場1位を獲得、ミリオンセラーとなる。その後も数々のヒット曲を世に送りだし、全国ツアーの開催やイベント出演等、精力的なライブ活動を行う。また国内の活動に並行して、UKレーベルからもリリース、UKツアーを成功に収める。

2020年2月、デビュー20周年イヤー第1弾ミニアルバム『Keep Going』をリリース。同作を携え、全国ツアー”20th Anniversary” 矢井田 瞳 Live Tour 『Keep Going』を開催。
7月12日にデビュー20周年を迎え、コロナ禍のなか生まれた「あなたのSTORY」を配信リリース。一般の方からのメッセージを元に書き上げた楽曲はMusic Videoに矢井田 瞳の地元大阪で働くエッセンシャル・ワーカーが登場するなどWEB・テレビ・ラジオ等様々なメディアで取り上げられ、話題となる。
恒例の「8月15日=ヤイコの日」に自身初主催となる無観客・生配信ライブを開催、成功に収める。10月には4年ぶり11枚目となるオリジナルアルバム『Sharing』をリリース。同月、アルバムリリースを記念して「矢井田 瞳 20th Anniversary Release Live『Sharing』」を有観客・生配信の”ハイブリッド型”で開催。
2021年6月、誕生から48年を迎える井村屋のロングセラー商品『あずきバー』CMソングとして話題となった「ずっとそばで見守っているよ」をデジタルリリース。同年、4月の初のビルボードライブ単独公演を皮切りに、7月に東京で弾き語り公演『Guitar to Uta』、8月15日に地元大阪で4年ぶりとなる『夏の元気祭り』、12月に自身初となるクリスマスライブを全て異なる編成で臨み、成功におさめる。
2022年、新曲「Everybody needs a smile」の「ECCジュニア」CMソング起用に続き、4月から5年ぶりとなる全国弾き語りツアー『Guitar to Uta』を開催。7月1日「井村屋あずきバーの日」には2年目のタッグとなる『あずきバー』CMソング「さらりさら」をデジタルリリース。「8月15日=ヤイコの日」に「駒沢公園」、8月24日に「花のような君に」と2作のデジタルリリースを経て、9月7日には2年ぶり12枚目となる待望の オリジナルアルバム『オールライト』をリリース。10月7日に東京、2023年1月8日に大阪でリリース記念ライブを開催。
新曲のリリースやライブの開催など、精力的にアーティスト活動を行う。

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

Most Popular

Recent Comments