シャンソン喫茶・銀巴里があった街に昨年OPENした劇場 <I’M A SHOW>で11月24日(金)・25日(土)2Daysコンサートが決定
美輪明宏、金子由香利、戸川昌子などを輩出した「銀巴里」は、西洋に憧れていた日本人が、「銀座」と「巴里」をマリアージュさせて1951年に銀座に生まれたシャンソン喫茶で、惜しまれながら1990年末に閉店しました。
フランスの歌であるシャンソン、その美しいメロディに心惹かれた作詞家たち。
なかにし礼、美輪明宏、岩谷時子、矢田部道一、古賀力などが日本語詞をつけたことで“日本の歌”として広く知られるようになり、現在まで歌い継がれています。
現在再評価されている、昭和歌謡曲、シティPOPなど若者を含めた幅広い層に人気のジャンルは、「昭和」に生まれた名曲のリバイバルであり、「令和」に紡がれる「昭和文化」とされています。
また海外から多くの楽曲が日本に入ってきたのも昭和ですが、様々な音楽ジャンルの中でも、
シャンソンは美しい日本語の訳詞がついたことで、令和まで歌い継がれる歌として定着しています。
フランスのシャンソン歌手ジョルジュ・ムスタキが作詞作曲をし、
銀巴里出身の故・古賀力が日本語詞をつけ、金子由香利が唄った「時は過ぎてゆく」。
この曲は1986年に公開した倉本 聰初監督作品の映画『時計』の主題歌として起用され、広く知られていきます。
シャンソンの楽曲が映画の主題歌に起用されたのは異例であり、大きな話題となりました。
翌1987年、第38回NHK紅白歌合戦に金子由香利は初出場を果たし、
銀巴里出身の歌手が紅白出場することで、時の人となりました。
またクミコも2010年に、広島平和記念公園にある原爆の子の像・佐々木禎子の生涯を綴った歌
「INORI〜祈り〜」がヒット、 NHK紅白歌合戦に、銀巴里出身の歌手として、
金子由香利以来23年ぶりの初出場を果たし、注目を集めました。
美輪明宏が作詞作曲・歌唱し、昭和を代表する名曲となった 「ヨイトマケの唄」
昭和のドキュメンタリーソングだと語るクミコの強い希望でNEWシングルに収録
クミコが銀巴里の大先輩としてリスペクトする美輪明宏のオリジナル曲「ヨイトマケの唄」と
「時は過ぎてゆく」が同時収録されているNEWシングルですが、
クミコは「ヨイトマケの唄」 を、「昭和から今にいたる日本のドキュメンタリー。母子ものの体裁ではあるけれど、それだけではない、これは生きとし生ける人間の歌なのだと。」とコメントをしています。
銀巴里で歌われていた昭和のドキュメンタリーソングと言える「ヨイトマケの唄」を、
どうしても自分で歌い継ぎたいという決意から、レコーディングすることになりました。
「時は過ぎてゆく」 「ヨイトマケの唄」が収録されているクミコNEWシングルは、
7月12日(水)にCDリリースすることが決定いたしました。
山口百恵の自叙伝「蒼い時」をプロデュースしたことで知られている残間里江子
今回、クミコNEWシングルのプロデューサーに迎えた
金子由香利の歌がきっかけとなり、山口百恵と残間里江子が出会い、自叙伝「蒼い時」は生まれた
銀巴里で歌っていた金子由香利のライブに足を運んでいた残間里江子は、ある日、
「銀巴里も素敵ですが、ホールコンサートはご興味ないですか」と金子に尋ねます。
「そうねぇ、渋谷の西武劇場で歌ってみたいわ」と言われたことがきっかけで、西武劇場にアプローチしました。
しかしコンサート開催につなげることは困難で、時間だけが過ぎていきます。
そんな中、国民的歌手であった山口百恵が、雑誌のインタビューの「好きな歌手は?」の問いに、
「金子由香利さんです」と答えた記事がありました。
この記事を読んだ残間は、金子由香利のコンサートを実現させたい気持ちを山口百恵に伝えるため、
雑誌編集をしていた経験を生かし、山口百恵に取材を申し込みます。
残間の熱意に押された山口百恵は、
西武劇場で金子由香利のコンサート開催を希望する想いを綴った直筆のメッセージを書いてくれました。
これが後押しとなり、「金子由香利コンサートat西武劇場」が現実のものとなりました。
金子由香利を通じて知り合った残間里江子と山口百恵でしたが、
この出会いが縁となり、山口百恵の引退時、
山口百恵自叙伝「蒼い時」を残間里江子がプロデュースすることに繋がっていきます。
2000年、「高橋久美子」から「クミコ」に改名をして再デビューをした時から、
トークイベント開催やメディア対談などで交流を深め、クミコの歌声を聴いてきた残間。
「銀巴里から生まれたうた」をテーマにした楽曲を収めたいというクミコの願いがあり、
金子由香利が世に出るきっかけを作った一人である残間里江子にプロデュースをお願いしたいと、
クミコは希望しました。
11月24日(金)・25日(土)の2日間、有楽町にある劇場 <I’M A SHOW> で、
クミコがコンサートを開催いたします!
コンサートでも「銀巴里から生まれたうた」をテーマに、銀巴里出身の先輩をゲストに招きます。
11月24日(金)のゲストには、「長谷川きよし」、11月25日(土)のゲストには、「瀬間千恵」
※ゲストは変更になる場合がございます。
「時は過ぎてゆく/ ヨイトマケの唄」
7月 12日(水)リリース(日本コロムビア/びいだまレコーズ)
COCA-18131 ¥2,200(税込)
【収録内容】
M1.時は過ぎてゆく IL EST TROP TARD
作詞・作曲:Georges Moustaki 日本語詞:古賀 力 編曲:大貫祐一郎
M2.ヨイトマケの唄
作詞・作曲:美輪明宏 編曲:大貫祐一郎
M3.わが麗しき恋物語 Ma Plus Belle Histoire d’Amour
(Live Recording)
作詞・作曲:Barbara 日本語詞:覚 和歌子 編曲:大貫祐一郎
M4.幽霊 Le Revenant (Live Recording)
作詞・作曲: Charles Trenet 日本語詞:高野圭吾 編曲:大貫祐一郎
M5.時は過ぎてゆく IL EST TROP TARD(instrumental)
M6.ヨイトマケの唄(instrumental)
クミココンサート2023 わが麗しき歌物語Vol6
~銀巴里で生まれた歌たち…時は過ぎてゆく~
【出演】 クミコ
【ゲスト】 11月24日(金)ゲスト:長谷川きよし、
11月25日(土)ゲスト:瀬間 千恵
【会場】 I’M A SHOW (千代田区有楽町 2-5-1 有楽町マリオン別館7F)
【公演日程】 2023 11月24日(金)・25日(土)
【公演時間】 14:15 開場 / 15:00 開演
【料金】 8,500 円 ※全席指定・税込
【主催】 サンライズプロモーション東京/ミュージック・リーグ
【企画・制作】 プエルタ・デル・ソル
【チケット一般発売日】 2023 年 8月 19日(土)AM10:00
【お問合せ】 サンライズプロモーション東京
0570-00-3337 (平日12:00〜15:00)
大阪公演)10月7日(土)神戸朝日ホール
札幌公演)10月22日(日)道新ホール (ゲスト:ドリアン・ロロブリジータ)
名古屋公演)11月18日(土)ウインクあいち
【クミコ プロフィール】
1982年シャンソニエの老舗・銀座「銀巴里」でプロ活動をスタート。2002年「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”としてヒットし一躍脚光を浴び、07年中島みゆき書き下ろしの新曲「十年」がヒット。10年、「INORI〜祈り〜」で第61回NHK「紅白歌合戦」初出場を果たす。14年、「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」がロングヒット。
17年、アルバム「デラシネ」(クミコwith風街レビュー)が日本レコード大賞優秀アルバム賞を授賞。22年、銀巴里でプロ歌手として活動を開始してから40周年を迎え、記念シングル「愛しかない時」をリリース。2023年現在様々なメディアへの出演、全国各地でのコンサートなど各方面で精力的に活動中。