幼少期はお人形遊びが好きだったという、りゅうちぇるさん。
そのころから「普通じゃない」「もっと普通にしたら?」と言われ、「いっそ僕が、男の子が好きだったらわかりやすいのにな」と思ったことも……。
中学時代には、「女子っぽい」とからかわれないように、「なめられない男子」になるために、とにかく「ありのままの自分」を隠していたといいます。
しかし、そのときどきで抱いた違和感や葛藤が、上京・結婚・子育て……と、様々なことを経験していくなかで「気づき」にもつながっていきます。
〈僕は世の中に期待はしないけど、自分のことを愛して生きていく。
だから、みんなにも自分の価値や点数を簡単に下げないでほしいなって思う。
みんな「特別」な存在なんだから。〉
本書には「人と違う」と言われ続け、ときに悩みながらも、自分を大切に生きてきた、りゅうちぇるさんの「哲学」が詰まっています。
りゅうちぇるさんが考える「多様性」「自分らしさ」「親と子の関係」とは――。本音の本音をさらけ出します。
<著者プロフィール>
ryuchell りゅうちぇる
タレント、株式会社比嘉企画代表取締役。本名・比嘉龍二。1995年9月29日生まれ、沖縄県出身。ヘアバンドと個性的なファッション、強烈なキャラクターで注目を集め、バラエティ番組などに多数出演。
2016年12月、モデル・タレントのpecoと結婚。2018年にはRYUCHELL名義で歌手デビューを果たしたほか、NHK「高校講座」では「家庭総合」のMCに抜擢される。一児の父となった現在は、育児や多様性に関する発信が注目を集めている。
こんな世の中で生きていくしかないなら
著者:りゅうちぇる
定価:1320円(本体1200円+10%)
発売日:2021年10月7日(木曜日)
https://www.amazon.co.jp/dp/4023319678