「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
この度2月9日(木)に、「知って、肝炎プロジェクト presents 肝炎対策特別授業 in 愛知産業大学三河高等学校」が岡崎市で開催され、「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターを務めるSKE48の青木 莉樺氏、鎌田 菜月氏が出演しました。 この特別授業では藤田医科大学の川部直人先生による肝炎講座も行い、生徒の皆さんに“肝炎”という病気について理解を深めていただきました。
【イベントレポート】
■「“血液感染を防ぐ”ことに注意すれば、安心して日常生活が送れます。」
青木氏は「肝炎ウイルスは主に血液を介して感染します。血液感染というと、例えば、タトゥーの器具やピアッサーなどの使い回しが原因になることもあります。自分以外の血液は素手で触らないようにする事を意識してほしいです。」と感染経路と感染しないための注意点について話しました。
続けて、鎌田氏は「“血液感染を防ぐ”ということを注意すれば、会話をしたり、握手をしたり、一緒に食事をとったりといった日常生活で感染することはありません。」と話し、日常の生活の中で感染するリスクは低いため、安心して生活できることを伝えました。
生徒からの「肝炎になった場合の治療法や治療費、仕事や生活への影響について教えてください。」という質問に対し川部先生は、「C型肝炎は飲み薬で治療出来ますしB型肝炎も飲み薬で進行を抑えることが出来ますので、もし陽性になった場合でも仕事を続けながら治療が出来ます。また、治療費も助成がありますので早めに治療を受けるようにしてください。」と伝えると、質問した生徒は「仕事に影響が出ないことを聞いて安心しました。」とほっとした様子でした。
■“家族みんなで健康に!”生徒から家族に向けてメッセージを送信
肝臓は“沈黙の臓器”と呼ばれ、肝炎を発症していたとしても自覚症状が無いことから、早期発見・早期治療が必要です。生徒の皆さんには、特別授業で学んだことを家族にも伝えてもらうべく「家族みんなで健康に!」をテーマに、生徒から家族に向けて一斉にメッセージを送りました。生徒にどのようなメッセージを送ったか尋ねると「“肝炎ウイルス検査を受けてこれからも健康でいてください”とお母さんに送ります。」と、授業で学んだ検査の
重要性を伝えていました。
■「特別授業が自身の健康を考えるきっかけになってほしいです。」
最後に生徒の皆さんへのメッセージを聞かれると、青木氏は「家に帰ったら今日学んだ内容についての話をして、ご家族皆さんで肝炎ウイルス検査を受けてほしいです。」と改めて家族みんなで健康に過ごしていくためにも検査を受けることの大切さについて話しました。
続けて鎌田氏は、「大人になるということは、自分の健康は自分で管理していくことになります。健康についての関心は常に持ち続けてほしいです。」と自分の健康と向き合ってもらえるようにお願いしました。
川部先生は「今日の特別授業が、ご自身の健康について考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。この先社会に出てからも、“あの時、肝炎の授業を受けたな”ということを思い出してほしいです。 」と話しました。
■岡崎市の肝炎ウイルス検査体制
終盤には岡崎市の健康・食育キャラクターであるまめ吉も登壇し、「岡崎市では40歳以上でまだ1度も肝炎ウイルス検査を受けていない方は無料で検査を受けることができます。ご家族で対象となる方がいれば、検査を無料で受けられる券を送っているので、是非、検査を受けていただきたいです。」と岡崎市における検査体制について伝えました。
■開催概要
■催事名 :知って、肝炎プロジェクト presents 肝炎対策特別授業 in 愛知産業大学三河高等学校
■日時 : 2023年2月9日(木) 11:00〜11:50
■開催場所 :愛知産業大学三河高等学校 体育館
■出席者 :青木 莉樺(SKE48) / 鎌田 菜月氏 (SKE48)
藤田医科大学医学部 消化器内科学 准教授 川部 直人先生
岡崎市 健康・食育キャラクター まめ吉