2月19日(日)までアーカイブ配信!Paraviレンタルで視聴チケット販売中
2023年1月31日に東京・草月ホールで「Paravi presents GEININ HYBRID LIVE」が開催され、ウエストランド&牧野ステテコ、納言&ゾフィー、わらふぢなるお&ヤーレンズがそれぞれタッグを組んでネタを披露し会場を盛り上げた。当ライブは動画配信サービス「Paravi」でLIVE配信され、2月19日(日)までアーカイブ配信を楽しむことができる。
当イベントは、タイプの違う2組の芸人がタッグを組み、一夜限りのネタを披露する新感覚のお笑いライブで2022年12月に初開催。「M-1グランプリ2022」ファイナリストのキュウをはじめ、アルコ&ピース、モグライダーなどの人気芸人同士がタッグを組んでネタを披露し、話題となった。
第2弾となる今回は、「M-1グランプリ2022」王者のウエストランド&牧野ステテコ、納言&ゾフィー、わらふぢなるお&ヤーレンズがそれぞれタッグを組むことに。注目のカードが出揃うラインナップの中、最初に登場したのは、わらふぢなるお&ヤーレンズだ。引っ越しをしたばかりの楢原真樹が“友人”である出井隼之介、ふぢわらを呼んで部屋の片づけをしていくネタだったが、楢原&ふぢわらのボケ2人とツッコミの出井のテンポのいいやり取りが展開され、冒頭よりその相性の良さを感じることができる。そして、途中から口笛なるおの“飛び道具”的なキャラクターが登場すると、会場の笑いはさらに大きくなった。
プロローグのようなコラボコントの後にはそれぞれ2組の持ちネタが披露され、幕間には大きなスクリーンに“謝罪会見”のネタが流れる。記者の質問に翻弄されるなるおの姿が妙にクセになる面白さで、口角が上がりっぱなしのライブが続いていく。そして大ネタである「SPICE×FAMILIAR」で空気は一変。どこかで見たことあるようなキャラクターたちに扮したわらふぢなるお&ヤーレンズが、突然振られるスパイMISSIONを成功させるためにバラエティ番組でやるようなゲームに続々と挑戦していく姿に爆笑させられた。
そんな1年違いでデビューした2組の相性の良さが爆発したわらふぢなるお&ヤーレンズのパートの後には、納言&ゾフィーというこれまた異色な組み合わせが続く。ゾフィーの尖った世界観のネタの中に“やんちゃ”な薄幸と“馴染みのいい”安部紀克のキャラクターが自然と溶け込み、より面白くなったネタが展開されていく。妙に落ち着きのあるゾフィーとちょっと破天荒な納言が上手くハイブリッドされており、このライブの本質を感じさせるネタからこの2組のパートが始まった。
その後には、わらふぢなるお&ヤーレンズのようにそれぞれのネタが披露されると思いきや、サイトウナオキ&安部、上田航平&薄幸というこれまた面白いハイブリッドな組み合わせで漫才が行われ、新たな一面を見せてくれた。その後には、急に決まったお題で“落語”をする「ストイック落語」を展開し、大ネタでは殺人事件現場を舞台にしたコントを披露。世界観の凝った導入に、どんなストーリーになるのかとわくわくさせられたが、物語の流れで袖に戻っていくと陽気な音楽と共に「テキーラ!」という叫び声が聞こえてくる予想外の展開が。
頬を赤らめ陽気になって戻ってくる。ただそれだけのことなのに、回数を重ね、薄幸以外があまり乗り気でない中誰が袖に行くかで押し付け合いが起こり、最後の方にはすっかり上田が“酔っ払い”になっている様は妙に面白く、まさに“酒に酔った”ような楽しさを感じさせた。2組のネタはどれも目新しい面白さがあり、“新たな風”を感じさせる45分となった。
そして最後のライブパートは、これまた異色なウエストランド&牧野ステテコの2組が登場。牧野ステテコのリクエストにより叶ったコラボということもあってか、終始不思議な“牧野ステテコワールド”が展開され、そこに馴染む河本太と振り回され抗う井口浩之という構図が面白かった。最初にサンパチマイクの前に3人が揃って登場するところからすでに期待が高まって目が離せなくなった。
ウエストランドの漫才にしっかりとハマった牧野ステテコの姿に妙にホッとしたのもつかの間、次のネタでは岡っ引き姿になった牧野ステテコが独自性の溢れるネタにウエストランドを引き込んでいく。あんな上下に動くウエストランドは久しぶりに見たかもしれない(?)。そしてその後には、空気感が妙に似ている牧野ステテコと河本がコンビを組んでこの先やっていけそうかどうか、井口に審査してもらうという謎のコーナーを展開。
それぞれの個性的過ぎる特技やリズムネタ、河本が考えたというコントを次々と披露し、井口のツッコミを加速させていく。観客は牧野ステテコと河本の突拍子もないネタに笑いながら、珍しく翻弄されている井口の姿も楽しんでいた。最後にウエストランドが本領発揮の漫才を披露する中で、牧野ステテコ扮する“猫”が乱入しても最早不自然さはなかった。・・・これはすっかり観客も牧野ステテコワールドに引き込まれているということなのだろうか。
「M-1グランプリ2022」から尖りに尖っていたはずの井口の牙が、牧野ステテコに翻弄され研がれていく様子は新鮮で面白かった。これはライブをその目で見ないと感じられない楽しさかもしれない。
第2弾も大盛り上がりのうちに終わった本ライブ。動画配信サービス「Paravi」では、結成された瞬間から2組で話し合い、ゼロからネタや企画を短期間でどのように仕上げていったのか、ライブができるまでの様子が無料配信中。そして、一夜限りの特別なライブ「Paravi presents GEININ HYBRID LIVE」が独占アーカイブ配信中で、ライブ本編と共にライブ直後の楽屋トークも楽しむことができる。それぞれのネタを見た芸人たちは何を語り合うのか。ぜひその目で確かめてほしい。
【「Paravi presents GEININ HYBRID LIVE」に出演した感想を紹介】
◆1組目出演者
わらふぢなるお(口笛なるお、ふぢわら)
ヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)
口笛「楽しかったですが、時間が押してしまいましたねぇ」
楢原「他の二組にしわ寄せが行ってしまいましたね(笑)」
口笛「そう、最初の舞台を捌けた時点でもう10分押しでしたね」
楢原「マジで楽しいライブになりました!」
出井「このライブでしかできないことができました!」
ふぢわら「伏線回収もありますので、HUNTER×HUNTERが好きな人は見てほしいなと・・・」
楢原「絶対ちがう!伏線なんか何もないから・・・!(笑)」
◆2組目出演者
納言(安部紀克、薄幸)
ゾフィー(上田航平、サイトウナオキ)
サイトウ「いやー、もうね楽しかったよね。楽しすぎて出来なかったネタが一個あったよね」
安部「本当はストイックシリーズで“ストイック作詞”というネタがあったのよね」
サイトウ「なかなか安部ちゃん(納言)と俺が漫才やるとか無かったし」
上田「・・・(憔悴した様子)」
薄幸「上田さん、最初はこんな風になってなかったんですけどね」
上田「こんなことになるはずじゃなかったのに・・・」
サイトウ「なぜ、上田さんがこんなことを言っているのかは、配信を見ていただければ分かります!」
◆3組目出演者
牧野ステテコ
ウエストランド(井口浩之、河本太)
井口「すごいライブでしたね~」
牧野ステテコ「井口さん、最初は全然やる気ない感じだったっすけど・・・すげー、さすがっす!」
井口「いやいや、終始嫌でしたよ。でもお客さん見てくれてたんでね」
河本「さすがですねえ」
井口「お前ら、もうちょっとしっかりやってくれよ!」
河本、牧野ステテコ「本当にありがとうございました」
井口「もし次回もあるなら河本とステテコの2人でやりなよ。仲良いんだろ?」
河本「みんなが見に来てくれるなら、なんぼでもやります!」
◆レンタル配信情報
【タイトル】Paravi presents GEININ HYBRID LIVE
【配信期間】2023年1月31日(火)18:30~2月19日(日)23:59
【販売期間】1月 24日(火)12:00~2月19日(日)21:00
【価 格】1,500円(税込)+手数料250円
【特典映像】ライブ直後の楽屋トーク
【購入・視聴ページ】https://www.paravi.jp/title/106797
※配信期間中は何度でも繰り返し視聴可能
【無料配信】
ネタ作りの裏側などライブができるまでの様子を無料配信
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