金曜日, 11月 22, 2024
ホームイベント矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             

矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             

矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             のサブ画像1

「矢井田 瞳 release tour 2022『オールライト』」ファイナル公演が1月8日、大阪・メルパルクホールで開催された。
同ツアーは、12枚目のオリジナルアルバム『オールライト』のリリースを記念し行われ、昨年10月に東京・LINE CUBE SHIBUYA公演を開催。同月に予定されていた大阪公演が延期となり、年をまたいだこの日に振替公演が開催された。

鳥のさえずりのようなSEを背に、暗闇の中メンバーが一人また一人と現れると自ずと拍手が沸き立ち、舞台中央にその人影がとどまるや、喝采はより大きくなる。そんな期待感に応えた矢井田 瞳の2023年初ライブは、「さらりさら」からスタート。静かなる強さを秘めたミドルナンバーを、西川 進(Gt)、鶴谷 崇(Key)、FIRE(Ba)、水野 雅昭(Dr)と、『オールライト』のレコーディングにも参加した頼もしいバンドセットで届けていく。
「ハロー大阪!ハッピーニューイヤー!!」とあいさつをした後は、アルバムのタイトル曲「オールライト」へ。前作『Sharing』より約2年。制作期間にとらわれず曲作りを続けたことで、変わりゆく日々の感情が丁寧に投影された楽曲群が、冒頭から次々と披露されていく。
 

矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             のサブ画像2

MCでは「ただいま~!来てくれて本当にありがとうね」とうれしそうにはにかみ、地元大阪で迎えた新年に、「とにかく楽しい時間を一緒に過ごせたら」と語るヤイコ(=矢井田 瞳)。すでにライブが楽しくて仕方がないという彼女の笑顔を見ていると、こちらまで幸福な気持ちになってしまう。「最高の新年一発目のライブを送れたら!」と告げ、「花のような君に」「ずっとそばで見守っているよ」と、再び新作からの楽曲を伸びやかに歌い上げていく。

一転、「最近は会いたい人に会いたいときに会えなかったというか……そんな時間とか距離をも越える思いを考えながら作った曲を」と、長年活動を共にする関係値が築いた上質なバンドサウンドを鳴らした名曲「Over The Distance」に、思わず引き込まれるオーディエンス。コロナ禍を経ていっそう胸に響くエバーグリーンなメロディに心地良く身を委ねたかと思えば、「I like」ではマイク片手にステージを駆け巡るヤイコに観客も総立ち。スリリングなピアノとうごめくベースラインがそのグルーヴを加速させ、「一人ジェンガ」では、けだるくも艶やかな歌声に導かれた手拍子が、ライブの熱量をじわじわと上げていく。
 

矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             のサブ画像3

そして、「『オールライト』はコロナ禍のレコーディングだったから、スタジオでみんなに会えること自体がうれしくて。だからマイナー調の暗い曲でもキャッキャと言いながら楽しく録っていました」との制作裏話を挟んで、「オンナジコトノクリカエシ」へ。性急なビートが映えるアッパーチューンに会場の熱気はまたも急上昇。「shadow/alone」では、ヤイコが奏でるエキゾチックなタンドラムの音色にも耳を奪われるなど、アルバム収録曲を曲順通りに組み込みつつ、合間に歴代の代表曲が顔をのぞかせるセットリストは見応え十分だ。

後半戦もヤイコのキャリアを支えてきた気心知れたバンドメンバーたちと、「未完成のメロディ」「Buzzstyle」と立て続け、西川とヤイコのワイルドなギターの掛け合いでも魅せていく。「地元の大阪でライブをやらせてもらえるのはまた特別で、本当に楽しい。2000年にデビューして、長く続けられているのも皆さんのおかげです。これからも声が続く限り頑張りたい」と、感謝と決意を述べるヤイコ。
 

矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             のサブ画像4

クライマックスはデビュー曲「B'coz I Love You」を皮切りに、躍動感×疾走感もろとも駆け抜けた「Go my way」、新春らしさ満開の「春の海」の厳かな旋律から流れ込んだミリオンヒット曲「My Sweet Darlin'」とアンセムを連発! あまりの盛り上がりに「大阪最高!」と満面の笑みのヤイコは、ちゃめっ気たっぷりにクラップを先導し、「Everybody needs a smile」へ。とりわけハッピーな空気がホールを優しく包み込み、「こうやってみんなが会いにきてくれて、ライブができるのは奇跡みたいなこと。とっても素敵な時間でした。いろいろと大変なこともあると思うけどオールライト、大丈夫。2023年もいい年にしましょうね」と、ラストは「LOVESiCK」を。ヤイコも鍵盤ハーモニカを手にしたアコースティックなアレンジで魅了し、ライブ本編は終了した。

温かな拍手に呼び戻されたアンコールに、「幸せな景色だ~」とヤイコ。「関西人ってグッズの宣伝をするとスンってなるよね(笑)。そんなところも好きよ」と地元ならではのくだけたトークでも和ませ、色とりどりのペンライトが彩った「ネバーランド行き」では、電飾を仕込んだ西川のギターも大いに場を沸かせる。

「素晴らしいスタートが切れた気がします。みんなと一緒にここにいられてよかった!世界では戦争をしていたり、コロナ禍がなかなか落ち着かなかったりな日々ですけど、どうか心に笑顔を忘れずに。2023年も一歩ずつ歩んでいきたいと思います。またその道中でお会いしましょう!」

ラストは、昨年の「矢井田 瞳 弾き語りツアー2022〜Guitar to Uta〜」でもいち早く演奏された「駒沢公園」で一夜を締めくくる。それでも鳴りやまない拍手に、「心の中が愛でいっぱいです」と感激しきりのヤイコが、スポットライトを一身に受け、最後の最後に切々と弾き語ったのは「speechless」。「また会おうね!」と深々と頭を下げ約束した矢井田 瞳の2023年が、こうして華々しく幕を開けた。
 

矢井田 瞳が新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブ「みんなと一緒にここにいられてよかった!」                                             のサブ画像5

Photo by スエヨシリョウタ
Text by 奥“ボウイ”昌史

【公演概要】

矢井田 瞳 release tour 2022『オールライト』【振替公演】
○開催日時:2023年1月8日(日)開場17:00/開演18:00 ○会場:大阪・メルパルクホール
○バンドメンバー:Gt. 西川 進・Key. 鶴谷 崇・Ba. FIRE・Dr. 水野 雅昭

【セットリスト】 
1.さらりさら
2.オールライト
3.花のような君に
4.ずっとそばで見守っているよ
5.Over The Distance
6.I like
7.一人ジェンガ
8.オンナジコトノクリカエシ
9.shadow/alone
10.未完成のメロディ
11.Buzzstyle
12.B'coz I Love You
13.Go my way
14.My Sweet Darlin'
15.Everybody needs a smile
16.LOVESiCK
EN1.ネバーランド行き
EN2.駒沢公園
EN3.speechless

【最新リリース情報】

12thアルバム『オールライト』
2022年9月7日(水)リリース
CDご購入はこちら:https://lit.link/0907hitomiyaida
DL & Streaming:https://yaiko.lnk.to/alright
初回限定盤(2DISCS:CD+DVD) COZP-1934〜5 4,000円+税
通常盤(CD)COCP-41813 3,000円+税
【初回特典(CD+DVD 初回限定盤)】
*5年ぶりの全国弾き語りツアーライブ映像とツアードキュメンタリーを収録した特典DVD付

収録曲(初回限定盤/通常盤 共通)全10曲収録
<CD>
1.さらりさら *井村屋「あずきバー」2022年CMソング
2.オールライト
3.花のような君に *創建「ルナシティ青葉はつが野」TVCMソング
4.ずっとそばで見守っているよ *井村屋「あずきバー」2021年CMソング
5.オンナジコトノクリカエシ
6.shadow/alone
7.Everybody needs a smile *「ECCジュニア」TVCMソング
8.LOVESiCK
9.駒沢公園 *TBS系列「ひるおび」9月エンディングテーマ
10.speechless

<DVD>
「矢井田 瞳 弾き語りツアー2022 〜Guitar to Uta〜」Documentary & Live
1.Documentary
2.虹のドライブ
3.かまってちゃん。
4.ずっとそばで見守っているよ
5.Look Back Again
6.My Sweet Darlin’
*2-6 Live at 渋谷CLUB QUATTRO(2022.6.4)

【矢井田 瞳 LIVE情報】

■CLOVER Houseオープン記念企画「おやことやいこ〜なごやへん〜」
日時:2023年1月22日(日)開場:13:30 / 開演:14:00
会場:名古屋CLOVER House
■「矢井田 瞳 with 日本センチュリー交響楽団プレミアムコンサート」 
日時:2023年2月11日(土)開場:14:00 / 開演:15:00
会場:豊中市立文化芸術センター 大ホール
■「LIVE SDD 2023」 
日時:2023年2月18日(土)開場:14:00 / 開演:15:00
会場:大阪城ホール

【矢井田 瞳 オフィシャルサイト/SNS】

■Official Web Site:yaiko.jp
■YouTube:youtube.com/channel/UCM8rHtOqyD0rdOyuQv52qlA
■Instagram:instagram.com/hitomi_yaida
■Twitter:twitter.com/yaiko_official
■Facebook:facebook.com/yaiko.official/
■LINE:https://lin.ee/Vcq2BfS
■TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSJhJuRsk/

【矢井田 瞳 PROFILE】

矢井田 瞳 Hitomi Yaida
通称、ヤイコ。1978年大阪生まれ大阪育ちのシンガー・ソングライター。
19歳でギターと出会い曲作りを始める。
2000年5月3日にレーベル「青空レコード」より関西限定シングル「Howling」でインディーズデビュー。同年7月12日に1stシングル「B’coz I Love You」でメジャーデビューを果たし、2ndシングル「My Sweet dalin’」が大ヒット、サビのフレーズから”ダリダリ旋風”を巻き起こす。同年10月にリリースした1stアルバム『daiya-monde』は、アルバムランキング初登場1位を獲得、ミリオンセラーとなる。その後も数々のヒット曲を世に送りだし、全国ツアーの開催やイベント出演等、精力的なライブ活動を行う。また国内の活動に並行して、UKレーベルからもリリース、UKツアーを成功に収める。

2020年2月、デビュー20周年イヤー第1弾ミニアルバム『Keep Going』をリリース。同作を携え、全国ツアー”20th Anniversary” 矢井田 瞳 Live Tour 『Keep Going』を開催。
7月12日にデビュー20周年を迎え、コロナ禍のなか生まれた「あなたのSTORY」を配信リリース。一般の方からのメッセージを元に書き上げた楽曲はMusic Videoに矢井田 瞳の地元大阪で働くエッセンシャル・ワーカーが登場するなどWEB・テレビ・ラジオ等様々なメディアで取り上げられ、話題となる。
恒例の「8月15日=ヤイコの日」に自身初主催となる無観客・生配信ライブを開催、成功に収める。10月には4年ぶり11枚目となるオリジナルアルバム『Sharing』をリリース。同月、アルバムリリースを記念して「矢井田 瞳 20th Anniversary Release Live『Sharing』」を有観客・生配信の”ハイブリッド型”で開催。
2021年6月、誕生から48年を迎える井村屋のロングセラー商品『あずきバー』CMソングとして話題となった「ずっとそばで見守っているよ」をデジタルリリース。同年、4月の初のビルボードライブ単独公演を皮切りに、7月に東京で弾き語り公演『Guitar to Uta』、8月15日に地元大阪で4年ぶりとなる『夏の元気祭り』、12月に自身初となるクリスマスライブを全て異なる編成で臨み、成功におさめる。
2022年、新曲「Everybody needs a smile」の「ECCジュニア」CMソング起用に続き、4月から5年ぶりとなる全国弾き語りツアー『Guitar to Uta』を開催。7月1日「井村屋あずきバーの日」には2年目のタッグとなる『あずきバー』CMソング「さらりさら」をデジタルリリース。「8月15日=ヤイコの日」に「駒沢公園」、8月24日に「花のような君に」と2作のデジタルリリースを経て、9月7日には2年ぶり12枚目となる待望のオリジナルアルバム『オールライト』をリリース。10月7日に東京、2023年1月8日に大阪でリリース記念ライブを開催。
新曲のリリースやライブの開催など、精力的にアーティスト活動を行う。
 

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

Most Popular

Recent Comments