監督・出演者・テーマなど様々な角度から作品にスポットを当て、古き良き昭和の日本映画をフィルムで上映する本の街の名画座・神保町シアター。
1月7日(土)からの神保町シアターは、「男はつらいよ」シリーズで国民的スターとなった渥美清の、あまり知られていない“寅さん”以外の作品を振り返る特集上映です。
1928年東京・上野に生まれた渥美は、軽演劇の役者などを経て、終戦後は浅草・フランス座などでコメディアンとして活躍。1950年代後半からはテレビ界に進出し「夢であいましょう」「若い季節」などで人気を博し、映画界では1963年に主演した『拝啓天皇陛下様』の演技が高く評価され、喜劇のみならず時代劇や人間ドラマなど幅広いジャンルの映画に出演。代表作の「男はつらいよ」シリーズは1969年から始まり、1995年までの間に48作が公開され、主人公・車寅次郎として国民的スターの地位を確立していきました。
1988年、紫綬褒章受章。1996年、68歳で逝去。同年没後、国民栄誉賞が贈られています。
今回は、主演作のみならず、その独特な風貌と個性で脇役に徹し強い印象を残した作品から16本をセレクト、すべて35mmフィルムで上映いたします。時代遅れの粋な役者──その知られざる映画人生をスクリーンでご堪能ください。
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特集上映
俳優・渥美清
──「寅さん」だけじゃない映画人生
2023年1月7日(土) ~ 2月3日(金)
神保町シアター
(千代田区神田神保町1-23 TEL03-5281-5132)
入場料金=一般1300円、シニア1100円、学生900円
*1月17日(火)は、設備点検のため休館します
神保町シアター ホームページ
http://jinbocho-theater.jp/
『俳優・渥美清』特集上映ページはこちら
https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/atsumi.html
同、作品紹介詳細ページはこちら
https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/atsumi_list.html#movie01
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【主な上映作品】
あいつばかりが何故もてる
監督=酒井欣也/昭和37(1962)年
共演=倍賞千恵子、松原緑郎、田中春男
かあちゃんと11人の子ども
監督=五所平之助/昭和41(1966)年
共演=左幸子、倍賞千恵子、竹脇無我
父子草
監督=丸山誠治/昭和42(1967)年
共演=淡路恵子、星由里子、石立鉄男
喜劇 急行列車
監督=瀬川昌治/昭和42(1967)年
共演=西村晃、佐久間良子、小沢昭一
友情
監督=宮崎晃/昭和50(1975)年
共演=中村勘九郎(五代目)、松坂慶子、有島一郎
散歩する霊柩車
監督=佐藤肇/昭和39(1964)年
共演=西村晃、春川ますみ、金子信雄
僕はボディガード
監督=久松静児/昭和39(1964)年
共演=浜美枝、有島一郎、笠智衆
あゝ声なき友
監督=今井正/昭和47(1972)年
共演=森次浩司、倍賞千恵子、田中邦衛
沓掛時次郎 遊侠一匹
監督=加藤泰/昭和41(1966)年
共演=中村錦之助、池内淳子、中村信二郎
白昼堂々
監督=野村芳太郎/昭和43(1968)年
共演=倍賞千恵子、藤岡琢也、有島一郎
キネマの天地
監督=山田洋次/昭和61(1986)年
共演=中井貴一、有森也実、倍賞千恵子
他、全16作品
◎全上映作品、および上映スケジュールは劇場ホームページでご確認ください。
また、昨今の事情により営業・上映の変更の可能性がございますので、その場合は劇場ホームページや劇場スタッフTwitter(https://twitter.com/jinbocho123)でお知らせいたします。