【国立劇場】1月邦楽公演『邦楽名曲選Ⅱ 鎌倉~安土桃山』 特別座談会「特別座談会 日本の歌、語りをたずねてⅡ」12月26日(月)より、ミレールにて配信開始いたします。
日本の伝統音楽は、声楽中心に発展したと言われています。
日本語を歌い、語ることの魅力について、「蝶々夫人」スズキ役をはじめ、優れた歌唱と高い表現力で日本の声楽界を牽引する永井和子さん(メゾ・ソプラノ)と、伝統音楽の演奏家各位が語り合います。
邦楽公演を存分に味わうための特別座談会 第2弾!
「初代国立劇場さよなら公演」のシリーズの一つとして、邦楽の演奏で歴史の多彩な時代相をお楽しみいただく<邦楽名曲選>。10月に開催した「邦楽名曲選Ⅰ 飛鳥~平安」は大変な好評を博し無事公演を終えました。
この度、来る1月14日(土)に関連する「邦楽名曲選Ⅱ 鎌倉~安土桃山」に関連し、本公演出演者とゲストが登壇する特別座談会を開催します。実体験を交えた話題が盛りだくさんです。
登壇者には、日本の声楽界の第一人者である永井和子さん(メゾ・ソプラノ)をゲストに迎え、邦楽の第一で活躍する山田流箏曲の萩岡松韻さん、筑前琵琶の奥村旭翠さん、義太夫三味線の鶴澤津賀寿さんとでお送りします。貴重な芸談も豊富にあります。
是非お聴き逃しなく!
【配信概要】
配信日時:
2022年12月26日(月) 10:00~
登壇者:
永井和子(声楽家)
萩岡松韻(山田流箏曲)
奥村旭翠(筑前琵琶奏者)
鶴澤津賀寿(義太夫節三味線方)
視聴方法:
ミレール https://mirail.video/title/4930049
視聴料金:
500円
視聴可能期間:
12月26日(月) 10:00 ~ 2月14日(火) 23:59
プレスリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d47048-20221223-bc03ae682ffc94cf08b15c25eaeec7ec.pdf
プロフィール
〇永井 和子(ながい かずこ)
声楽家、メゾ・ソプラノ歌手。国立音楽大学大学院オペラ科修了。二期会オペラスタジオ研究生修了。文部科学省在外派遣研究員としてジュネーブにて研鑽を積む。「フィガロの結婚」「セビリヤの理髪師」など数多くのオペラ作品で主要な役をつとめた後、イタリアの指揮者、故ジュゼッペ・シノーポリに見出され、「蝶々夫人」スズキ役でヨーロッパデビューを果たす。コンサート歌手としては、團伊玖磨最後の歌曲「マレー乙女の歌へる」(全31曲)の初演を飾り、2011年度「レコード・アカデミー賞」(声楽部門)に輝く。近年は特に日本歌曲に造詣を深めている。第1回グローバル「東敦子賞」、第15回ジロー
オペラ賞など受賞多数。東京藝術大学教授。新国立劇場オペラ研修所長。
〇萩岡 松韻(はぎおか しょういん)
山田流箏曲家。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。四代目萩岡松韻を継承。山田流箏曲の古格を重んじた技芸を継承し、美しい歌と華麗な演奏に定評がある。国内外で幅広く活躍し、各国大使館での演奏経験も豊富にある。創作的な作品に出演するとともに古曲の伝承にも力を入れている。平成14年文化庁芸術祭優秀賞、平成17年芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。東京藝術大学教授。日本芸術院会員。
〇奥村 旭翠(おくむら きょくすい)
筑前琵琶奏者。昭和48年、人間国宝・山崎旭萃に入門し研鑽を積む。昭和60年に筑前琵琶橘流日本橘会「師範」、平成19年には「大師範」となる。筑前琵琶の特色を生かした優れた技芸に定評があり、演奏会や放送など幅広く活躍する。平成20年大阪市民表彰、令和3年旭日小綬章受賞ほか多数受賞。筑前琵琶の重要無形文化財保持者。
〇鶴澤 津賀寿(つるざわ つがじゅ)
義太夫節三味線方。昭和59年竹本駒之助に入門、三味線を四代目野澤錦糸に師事。その後、鶴澤重輝の預り弟子となって義太夫節三味線の研鑽に努める。作品への深い解釈と的確な撥捌きが高く評価されている。平成8年芸術選奨文部大臣新人賞、平成11年ビクター伝統文化振興財団賞「奨励賞」、令和4年ENEOS音楽賞など受賞多数。重要無形文化財保持者。
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初代国立劇場さよなら公演
1月邦楽公演
邦楽名曲選Ⅱ 鎌倉~安土桃山
荻江節 分身草摺引
唄=荻江佐記・荻江しげる・荻江正叡
三味線=荻江津弥・荻江葉奈・荻江静
河東節 東山掛物揃
浄瑠璃=山彦花葉・山彦良江・山彦正子
三味線=山彦千子・山彦万喜代
上調子=山彦七重
山田流箏曲 雨夜の月
箏=萩岡松韻・岸辺美千賀・萩岡松柯
三絃=鈴木厚一
尺八=川瀬庸輔
常磐津節 太田道灌(上)
浄瑠璃=常磐津巴瑠幸太夫・常磐津松希太夫・常磐津文重太夫・常磐津千寿太夫
三味線=常磐津菊寿郎・常磐津菊与志郎
上調子=岸澤満佐志
筑前琵琶 本能寺
琵琶=奥村旭翠
義太夫節 本朝廿四孝 奥庭狐火の段
浄瑠璃=竹本綾之助
三味線=鶴澤津賀寿
ツレ=鶴澤寛也
箏・胡弓=髙橋翠秋
令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト
主催=独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
※字幕あり
※休憩あり
【公演詳細】
令和5年1月14日(土) 午後2時開演(午後5時20分終演予定)
【場所】
国立劇場 小劇場(〒102-8656 千代田区隼町4-1)
【料金】
全席指定 5,000円
(学生3,500円)[いずれも税込]
※障害者の方は2割引です。(他の割引との併用不可)
※車椅子用スペースがございます。
チケットのお求めは
国立劇場チケットセンター 0570-07-9900
https://ticket.ntj.jac.go.jp/
プレスリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d47048-20221223-bc03ae682ffc94cf08b15c25eaeec7ec.pdf
国立劇場について
日本の伝統芸能の保存及び振興を目的として昭和41年(1966)に開場。外観は奈良の正倉院の校倉造りを模している。大劇場・小劇場・演芸場・伝統芸能情報館を備え、多種多様な日本の伝統芸能を鑑賞できる。初心者や外国人を対象とした解説付きの鑑賞教室も開催している。
所在地:東京都千代田区隼町4-1
03-3265-7411(代表)
https://www.ntj.jac.go.jp/