10月29日、30日にいよいよヒューストン・バレエ『白鳥の湖』が開催されます。
初来日となるヒューストン・バレエは、NASAの宇宙センターがあることで知られているアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンを本拠地とする、全米屈指の実力を誇るバレエ団です。アメリカのバレエ団が来日するのは、実に8年ぶりとなります。
コロナ禍で貴重な海外バレエ団による引越し公演
コロナウイルス感染症拡大や不安定な国際情勢の影響により、海外バレエ団による来日公演は中止が相次ぐ中、本公演は現地で使っている舞台装置をそのまま輸送し、90名近くの団員が来日します。日本では久々の大規模な引越し公演となり、大変貴重な公演です。
芸術の秋はバレエ鑑賞!エンタメの国ならではの一味違う『白鳥の湖』を上演
ヒューストン・バレエ初来日公演の演目は、バレエ作品の中で最も有名と言っても過言ではない『白鳥の湖』。バレエ団の芸術監督スタントン・ウェルチが振付・演出を行ったバージョンで、ドラマティックでわかりやすいストーリー展開と、充実したダンスシーンが織りなすメリハリある演出で、一瞬も退屈する暇を与えない、エンタメの国アメリカのバレエ団ならではの『白鳥の湖』となっています。
また、クリムトを思わせる舞台美術や重厚で華麗な衣裳デザインも、ウェルチ版『白鳥の湖』の世界観を彩る注目ポイントで、まさにバレエの醍醐味である振付、美術、衣裳、音楽が一体となった総合芸術を堪能でき、芸術の秋のイベントとしてもぴったりです。
「情熱大陸」など数々のメディアで取り上げられた加治屋百合子が2公演で主演!7名の日本人ダンサーも大活躍
舞踊生活20周年を迎えた加治屋百合子(プリンシパル/バレエ団最高位)は10歳で中国へ単身バレエ留学、若手の登竜門といわれる国際コンクールで入賞、世界最高峰のバレエ団であるABTへ入団、令和2年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞と、未来のプリマを目指す子どもたちに夢を与えてきた存在です。同バレエ団にはその他にも、同じく来日公演で主演予定の吉山シャール ルイ・アンドレ(プリンシパル)など計7名の日本人が所属し、バレエ団の中心的存在として活躍しています。
宇宙飛行士の野口聡一氏もTwitterで応援メッセージを発信
実際に現地でヒューストン・バレエの公演を鑑賞し、ダンサーたちと交流もある野口氏は、「宇宙の街、ヒューストンから世界トップレベルのヒューストン・バレエが間もなくやってくる」とTwitterで発信しています。
公演直前!プレイベント開催決定
初来日公演に先駆けて、10/26(水)にプレイベントを開催します。イベントの様子は、一部配信予定です。
本イベントには、ヒューストン・バレエのプリンシパルの加治屋百合子とコナー・ウォルシュが出演し、『白鳥の湖』のショートパフォーマンスを特別披露するほか、バレエ鑑賞の楽しみ方や来日公演についてのトークショーも予定しています。
<出演>
加治屋百合子(プリンシパル)
2021-22シーズンで舞踊生活20周年を迎えた加治屋百合子は、10歳で中国のエリート集団の中へ単身バレエ留学、若手の登竜門といわれるローザンヌ国際コンクールで入賞、世界最高峰のバレエ団であるアメリカン・バレエ・シアター(ABT)に入団し、未来のプリマを目指す子どもたちに夢を与えてきた存在だ。2020年コロナ禍では、日本人アーティストを支援する【Hearts for Artists】を立ち上げ、その活動と国際的なキャリアが評価され、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
今回の来日公演『白鳥の湖』では4公演中2公演で主演予定。清純で優雅な白鳥オデットと、妖艶な黒鳥オディールを全幕で日本初披露する。精緻なテクニックと細やかな感情表現、華やかな存在感を併せ持つ加治屋百合子の舞に期待が膨らむ!
コナー・ウォルシュ(プリンシパル)
芸術監督ウェルチが最も信頼を置き、バレエ団を代表するダンサーであるコナー・ウォルシュ。2004年に入団し、ソリストを経て、2007年にプリンシパルにスピード昇格した才能の持ち主。高い身体能力を兼ね備え、舞台上では力強く、優雅。テクニックは完璧に近く、古典作品の王子役から、『真夏の夜の夢』のいたずら好きなパック役までいとも簡単に踊りこなすことができる。まさにオールラウンドなダンサーで、「ほとんどのダンサーが10年かかることを、3年で成し遂げた逸材」として評価されている。近年は指導や振付の分野にも関わり、新たな才能を発揮。今回は加治屋百合子と共に2公演で主演し、ヒューストン・バレエ生え抜きの看板ダンサーとしての実力を存分に見せつけてくれるだろう!
■公演情報
ヒューストン・バレエ「白鳥の湖」
10月29日(土)12:00開演 ベッケイン・シスク / チェイス・オコーネル
10月29日(土)17:00開演 加治屋百合子 / コナー・ウォルシュ
10月30日(日)12:00開演 サラ・レイン / 吉山シャール ルイ・アンドレ
10月30日(日)17:00開演 加治屋百合子 / コナー・ウォルシュ
会場:東京文化会館 大ホール
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
指揮:ジョナサン・マクフィー
チケット価格:SS席25,000円~D席7,000円、U-25 4,000円(開催日時点で満25歳以下が対象。各公演先着50枚限定)
公演情報・チケット購入は光藍社ホームページから https://www.koransha.com/
お問い合わせ:光藍社チケットセンター 050-3776-6184(12:00~16:00/土日祝休み)