西九州新幹線「かもめ」開業を記念し、「長崎検番」の芸妓衆が特別出演!!
博多伝統芸能振興会(会長=谷川浩道・福岡商工会議所会頭)は、博多の伝統芸能をより多くの方に知っていただき、楽しんでいただくことを目的に、「はかた伝統芸能四季の舞」を開催しており、今年度第2回目の公演を下記の通り開催いたします。
今回は、西九州新幹線「かもめ」開業を記念し、初の試みとしてスペシャルゲストに長崎の伝統芸能「長崎検番」の芸妓衆が登場します。博多の伝統芸能だけではなく、博多券番と長崎検番が同じ舞台に登場する大変貴重な公演です。
【公演概要】
日時 :令和4年11月27日(日)13:30~15:30(開場:12:45)
場所 :エルガーラホール8階「大ホール」(福岡市中央区天神1-4-2)
出演団体 :福岡民踊舞踊四季の会、筑紫舞、長崎検番、博多券番(出演順)
料金 :【指定席】5,000円(税込)、【自由席】4,000円(税込)
定員 :420名
申込方法 :当振興会のホームページよりお申し込みください。
➡https://hakata-geinou.jp/event/3675
※新型コロナウイルス感染症拡大の状況次第では、当日ワクチン接種記録や陰性証明書の提示を求めることがございます。
【出演団体】
- 博多券番(はかたけんばん)
博多に芸妓が登場したのは江戸時代の中頃以降といわれています。大阪の芸妓が長崎の茶屋などに招かれて客を楽しませたが、長崎での滞在は百日以下と定められていたので、一時博多などで稼ぎ、再び長崎へ戻りました。その中から博多に定住する者が出て、それが博多芸妓のルーツになったと言われています。
明治、大正時代には、おおらかできっぷがいいとの評判で世に知られ、その数は2,000名を超えていたと言われています。
現在でも、一月かち詣り、五月博多どんたく港まつり、六月博多座大歌舞伎での船乗り込み、十一月相撲総見、そして十二月の博多をどりと1年を通して、博多券番の芸妓衆は活躍をしています。
- 長崎検番(ながさきけんばん)
長崎の街に芸妓衆が現れるようになったのは、江戸時代中期ころとされています。当時、丸山の遊女がそのような役割を担っていたところ、大阪から訪ねてきた旅芸妓に刺激を受け、座敷に出て琴を奏でたり、三味線を弾いたりしながら座を助ける女性が現れるようになり、長崎花柳界の基礎が築かれました。
明治時代になり、芸妓衆は検番組織を確立するようになりました。芸妓を抱える置屋と料理屋の中間に立って、双方の調整を図る役割を務めてきました。
昭和初期には、検番組織も最盛期を迎え、長崎丸山には丸山東検番、丸山南検番が、市街地には長崎町検番、稲佐、出雲町、戸町が存在し、数百名もの芸妓が在籍するようになりました。特に代表的であったのは、丸山東検番と長崎町検番で、それぞれ切磋琢磨して技を磨き、芸を競い合い、数々の名妓が生まれてきました。
毎年秋に行われる鎮西大社諏訪神社の例大祭(長崎くんち)では、長崎検番の芸妓衆が踊りを奉納することもあり、今もなお花街の伝統を守っています。
- 筑紫舞(つくしまい)
筑紫舞は、九州に発祥を持つ、千年以上前の文献に既に名前のある舞です。神に捧げる「神舞(かんまい) 」と、人の目を楽しませる「くぐつ舞」とに大きく分けられ、二百曲以上が伝えられています。筑紫舞の特徴は、すり足で舞われるおごそかな舞と、跳躍や足拍子といったダイナミックな技とをあわせ持つことです。舞に伴うさまざまな口伝も学問的に注目されています。
- 福岡民踊舞踊四季の会(ふくおかみんようぶようしきのかい)
日本の歴史と伝統を守り、人と人の和とふれあいを大切にと昭和40年に設立。約150名の会員が在籍。毎年おどり公演を開催し、地域の行事や文化祭の参加、施設慰問ボランティアなどに取り組んでいます。
文化使節団として日本はもとより世界各地で文化交流に務めました。福岡市民の祭り博多どんたく港まつりでは毎年前夜祭やパレードなどに参加。子どもたちへ博多伝統芸能を継承するため地域に根ざした舞踊活動を続けています。
【公演概要】
日時 :令和4年11月27日(日)13:30~15:30(開場:12:45)
場所 :エルガーラホール8階「大ホール」(福岡市中央区天神1-4-2)
出演団体 :福岡民踊舞踊四季の会、筑紫舞、長崎検番、博多券番(出演順)
料金 :【指定席】5,000円(税込)、【自由席】4,000円(税込)
定員 :420名
申込方法 :当振興会のホームページよりお申し込みください。
➡https://hakata-geinou.jp/event/3675
《公演の案内チラシはコチラ:https://prtimes.jp/a/?f=d109229-20221005-b5192e46c27165dc81775c1a8f7514ae.pdf》