ミュージカル「洪水の前」公演概要
いずみたくミュージカルの代表作「洪水の前」をラサール石井主演、鵜山仁演出で25年ぶりに再演!
僕には何もできない、できるのは「平和」に別れをつげることだけ……
株式会社オールスタッフ、ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズでは2022年12月22日(木)〜28日(水)、恵比寿・エコー劇場におきまして、ミュージカル「洪水の前」を公演いたします。
この作品は、1980年にイッツフォーリーズの創設者、いずみたくプロデュースにより上演した作品で、昭和57年度芸術祭賞・優秀賞を受賞。200ステージ以上の再演を重ねてきた、いずみたくミュージカルの代表作の一つです。
この度、主演にラサール石井、演出に鵜山仁を迎え、25年ぶりに再演いたします。
原案はブロードウェイのミュージカル「キャバレー」と同じジョン・ヴァン・ドルーテンの「私はカメラ」とクリストファー・イシャーウッドの「さらばベルリン」。舞台をベルリンから満州事変がまもなく勃発する”戦争前夜”の大連に置き換え、虚無感や憤り、怒りを覚えながらも、ただひたすらに生きていく人々の人間模様を描きます。
【公演概要】
■タイトル…イッツフォーリーズ公演 ミュージカル「洪水の前」
■公演日程…2022年12月22日(木)〜28日(水)
■会場…恵比寿・エコー劇場
〒150-0011 東京都渋谷区東3-18-3 TEL. 03-5466-3322
■前売開始…2022年10月27日(木)11:00〜
■入場料(全指定席・税込)※未就学児のご入場はご遠慮ください
前売 7,000円
当日 7,500円
U25 3,500円(25歳以下、当日要年齢証明)
HC割 3,500円(障がい者手帳をお持ちの方と介助の方1名)
※U25チケットはオールスタッフ、カンフェティのみ取り扱い
※HC割はオールスタッフ事前電話受付のみ
■チケット取扱
オールスタッフ 03-5823-1055(平日11:00-18:00)https://www.allstaff.co.jp/
ぴあ https://t.pia.jp/
イープラス https://eplus.jp/
カンフェティチケットセンター https://www.confetti-web.com/
※公演中止の場合を除き、チケットの払い戻し・お振替は致しかねます
※ご観劇前に本公演サイトの「感染症対策ガイドライン」を必ずご確認の上、ご来場ください
【出演】
ラサール石井
宮田佳奈・浅野雅博(文学座)・西川大貴・藤森裕美・向谷地愛
ブッチィー・松田 周(青年座)
鈴木彩子・東城由依・矢野叶梨(Wキャスト)・近藤萌音・成観 礼(Wキャスト)・神野紗瑛子・松本裕子
【演奏】
吉田さとる(Pf.)・えがわとぶを(B.)
【スタッフ】
脚本=矢代静一
脚本・作詞=藤田敏雄
演出=鵜山 仁
音楽=いずみたく
音楽監督・編曲=吉田さとる
美術=乘峯雅寛
振付=川西清彦
宣伝写真=岩田えり
宣伝ヘアメイク=きとうせいこ
協力=矢代静一事務所、有限会社石井光三オフィス、有限会社フレンドシッププロモーション、文学座
企画・制作=株式会社オールスタッフ、ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ
【ものがたり・みどころ】
――憤りを感じながらも僕には何もできない。できるのは「平和」に別れをつげることだけ。
戦争の足音が近付く満州・大連のダンスホールを舞台に描く、日本版「キャバレー」!
舞台は1931年、日本統治下の租界地・大連。中国でありながらも、外国人が居住し、貿易や経済活動を行い、賑わっていた。また、日本の中国侵略活動の根拠地として在留日本人も多く集まっていた。
そんな大連に作家志望の青年、日暮隆夫が放浪の旅の末にやってくる。日暮は無為徒食の日々を過ごし、かろうじて生計を立てていた。そんな彼のところへ、友人の安東泰男が一人の娘を連れてくる。彼女の名前は徳大寺茉莉。ダンスホールでジャズを歌っているというが、好き勝手に生きる、モラルのかけらもないような一筋縄ではいかない女性であった。茉莉が日暮の住む下宿屋に転がり込んで来たことから、二人のまわりでは様々な事件が続出する。やがて、自由気ままに暮らせていた租界地にも戦争の影が近付き、満州事変への火種がくすぶり始めるのだったーーー。
昭和57年度芸術祭賞・優秀賞を受賞した、いずみたくミュージカルの代表作、ミュージカル「洪水の前」。1980年に初演を迎えた本作品は、財津一郎、秋川リサなどの客演を迎え、いずみたくプロデュース公演としてアトリエフォンテーヌで幕を開けたのち、15年以上にわたり200ステージ余の再演を重ねてきました。原案はブロードウェイのミュージカル「キャバレー」と同じジョン・ヴァン・ドルーテンの「私はカメラ」とクリストファー・イシャーウッドの「さらばベルリン」。「キャバレー」の舞台がナチスの支配が強まるベルリンであるのに対し、本作は日中戦争のきっかけとなる満州事変が勃発する1931年、大連。作家志望の青年がダンスホールの歌姫に恋心を描く物語は、初演時には日本版「キャバレー」と評され大変話題を呼びました。
この度、本作、ミュージカル「洪水の前」を、演出に鵜山仁を迎え25年ぶりに再演いたします。主演は作家、演出家としても数々の賞を受賞し、幅広い活躍を続ける稀代のエンターテイナー、ラサール石井。狂言回し役の司会者のほか、フィクサーや軍人など5役に挑戦いたします。ダンスホールの歌姫、徳大寺茉莉役には、シアタークリエのミュージカル「CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~」やミュージカル「魍魎の匣」で高評を得たイッツフォーリーズの宮田佳奈が務めます。作家志望の青年、日暮役は文学座の実力派俳優、浅野雅博が、日暮の友人、安東泰男役は「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」などミュージカルを中心に活躍する西川大貴を配役するほか、イッツフォーリーズの女性メンバーが華やかにステージを彩ります。
満州事変がまもなく勃発する”戦争前夜”の大連で、虚無感や憤り、怒りを覚えながらも抗うことも出来ずに生きる人々の人間模様を描く、ミュージカル「洪水の前」にどうぞご期待ください。