―文化の力で元気と希望を世界にとどけます―
京都は日本文化の象徴とも言える場所です。今回の感染症により観光文化都市である京都は大打撃を受けております。大打撃を受けている京都だからこそ、その模範を見せることによって、日本中に勇気を与えることができると考えております。
京都の始まりは、1200年以上前に、国家鎮護を願い、桓武天皇はこの場所に都を移し、国の安寧を願うために最澄は比叡山に上がりました。その願いは世界安寧の原点とも言えます。
さらには、明治維新で都が東京に移り、急激な人口の流出で衰退した京都を復興させようと京都市民の手で平安神宮が建立されました。
その京都市民の熱い想いは全国へと支援の輪が広がり、全国からの支援でこの平安神宮を建立することができました。
今も昔も、日本人の京都を愛する気持ちは変わりがないのではないでしょうか。そうした京都の「熱い想い」と「考え」を文化の力で世界に届けたいと想い、今回の企画を立ち上げました。
今回は第一部と第二部で構成されており、第一部は「1200年の祈り」「きぼうのあかり」点灯式。第二部は「市川海老蔵 平安神宮特別記念公演」となっております。
第一部では、京都の原点である、「桓武天皇と最澄」の1200年前の祈りを現代に蘇らせます。平安神宮様(桓武天皇)と比叡山延暦寺様(最澄)合同での世界安寧への祈りと千日回峰行者「藤波源信大阿闍梨様による護摩祈祷も執り行わせていただきます。また、最澄が1200前に灯した「不滅の法灯」を分灯いただき、平安神宮ライトアップ「きぼうのあかり」を市川海老蔵氏の手により点灯をさせていただきます。
第二部(京都市後援:文化庁後援予定)では、市川海老蔵様に平安神宮特別記念公演を上演いただき、文化芸術の力で世界に「元気と希望」を発信させていただきます。
この度、市川海老蔵氏へ京都平安大使としてお願いに上がった経緯につきましては、市川海老蔵氏は日本の文
化芸術界のリーダと言っても過言ではなく、しかも歌舞伎は京都が発祥の地であります。京都とのご縁も深く、ご本人もかねてより京都のために何か力になりたいと熱望をされていたことから今回の委嘱となりました。今後、継続的に平安神宮の「きぼうのあかり」点灯式や京都を代表するイベントなどへもご協力をいただき、京都より元気と希望を共に世界に発信して参りたいと思います。
『京都平安大使就任記念 市川海老蔵 平安神宮特別記念公演』について
■ タイトル:京都平安大使就任記念 市川海老蔵 平安神宮特別記念公演
【同時開催】平安神宮ライトアップ「きぼうのあかり」点灯式
■ 開催日:2021年11月6日(土)
■ 会場:平安神宮
■ スケジュール:
第一部 17:00 開場/17:30~ 平安神宮お祓い
17:40~ 比叡山延暦寺執行ご挨拶
17:45~ 比叡山延暦寺世界平和祈願~藤波源信大阿闍梨護摩祈祷
18:45~ 点灯式
第二部 19:00~ 特別記念公演/20:30終演
平安神宮&比叡山延暦寺合同「世界平和祈願」/大阿闍梨特別護摩祈祷 概要
平安神宮と比叡山延暦寺の合同で、一刻も早い世界の安寧を祈願します。
また、千日回峰行者藤波源信大阿闍梨様により、特別護摩祈祷を行います。
平安神宮ライトアップ 「きぼうのあかり」概要
比叡山延暦寺より分灯いただいた「不滅の法灯」により、平安神宮初となる秋のライトアップ「きぼうのあかり」を点灯。桓武天皇と最澄の祈りが再び平安神宮で「きぼうのあかり」となり世の中を照らします。
■ 点灯式:11月6日(土)18:45~
■ 期間:11月7日(日)~11月28日(日)
不滅の法灯分灯式(11月5日)
1200年以上前に最澄が灯した仏の光。この希望の灯火が「不滅の法灯」として今もなお、根本中堂で光り輝いています。この不滅の法灯を分灯していただき、市川海老蔵氏の手によって、平安神宮に運ばれます。 ※一般公開は行いません。
京都平安大使就任記念 市川海老蔵 平安神宮特別記念公演 概要
■ 開催内容:「文化芸術の力」
コロナ収束を願い、京都から日本・世界にきぼうを届けるため
市川海老蔵とともに平安神宮特別記念公演として開催いたします。
■ 出演者:市川海老蔵 市川ぼたん 堀越勸玄 田中傳次郎 他
■ 特別出演:藤舎名生(人間国宝)
■ 開催演目
1.素踊り『三番叟』
能楽「翁」をもとに作られた作品で、本来は翁・千歳・三番叟の三者の舞からなる儀式舞踊です。このうち三番叟の舞は五穀豊穣を寿ぐもので、地固めをする力強い足拍子や、種まきを表す所作が見どころです。
2.一調一管
人間国宝・藤舎名生が平安と泰平を祈り演奏を捧げます。そこに田中傳次郎が小鼓を奏で、二人による特別演奏をお聴きいただきます。
3.『藤娘』
藤の花の精が愛らしい娘姿で現れます。移り気な男心を名所「近江八景」になぞらえて踊り、恋心を艶やかに表現するうちにほろ酔いとなると、一転して賑やかな手踊りを見せます。やがて夕暮れとなると、藤の花の精は姿を消します。
4.素踊り『橋弁慶』
古くから知られる武蔵坊弁慶・牛若丸の出会いを舞踊にした作品です。弁慶は、京の五條橋に少年が現れ、大勢を辻斬りをしたと耳にして待ち構えます。やがて牛若丸が現れ、弁慶は薙刀で挑みますが、降参して主従の約束を交わします。
■ 主催:京都平安大使実行委員会(株式会社 髙橋企画/株式会社 Good Lead)
■ 後援:京都市、文化庁[歌舞伎](予定)
■ 協力:平安神宮/比叡山延暦寺/ジャパンレントオール株式会社
■ お問い合わせ:0570-200-888(キョードーインフォメーション 電話受付時間:11:00~16:00※日祝休業)
■ 公式サイト:kyoto-heian.jp