月曜日, 11月 25, 2024
ホームイベント杉良太郎特別防犯対策監、STU48特別防犯支援官が香川県、徳島県の各警察本部を訪問 「若い世代が高齢者とコミュニケーションを取ることが大切です!」

杉良太郎特別防犯対策監、STU48特別防犯支援官が香川県、徳島県の各警察本部を訪問 「若い世代が高齢者とコミュニケーションを取ることが大切です!」

県民へ向けて“家族の絆”の重要性を訴求

 警察庁「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に広報啓発活動を行っています。
 この度、特別防犯対策監の杉良太郎氏と、特別防犯支援官のSTU48が香川県・徳島県の各警察本部を訪問しました。そのなかで徳島県の高校に訪れた杉対策監は、高校生に向けて「若い世代が高齢者とコミュニケーションを取ることが大切です!」と、“家族の絆”の重要性を語り、自分たちのおじいちゃんおばあちゃんへの呼びかけをお願いしました。
 

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  • 香川県イベントレポート

■杉対策監「特殊詐欺は日々変化し巧妙になっています」

 香川県警察本部には杉対策監とSTU48から川又あん奈特別防犯支援官、福田朱里特別防犯支援官が訪問し、香川県警察本部長らと懇談や意見交換会を行いました。また同日、香川県警察本部内で開催された「ストップ!ATMでの携帯電話」運動共同宣言式に出席した際、杉対策監は「香川県の特殊詐欺被害をゼロ件にするという気持ちを持って参りました。ATM前での携帯電話操作がなくなるよう、県民一丸となって呼びかけを行い、被害ゼロを目指しましょう!よろしくお願いします!」と意気込みを語り、支援官や関係機関とともに、ATMでの携帯電話の通話はしない・させないことを広めて特殊詐欺被害をなくせるよう一致団結しました。
 その後の記者会見で、共同宣言式を踏まえて感じたことを聞かれた際に杉対策監は「“ATMの前で携帯を使うことは禁止”と常に呼びかけており、おかげさまで全国的にこの運動を展開することができています。しかしそれでも、ATMで携帯電話を使って犯人と話しながら操作し、巧みに誘導されてお金を奪われる人がいます。ATMからお金が戻ってくることは絶対にありません。もしATMで携帯電話を使っている人がいたら、おかしいなという気持ちを持って“大丈夫ですか?”と呼びかけてください。香川県民全員で1人1人を守ってあげる、家族や近隣の人はお年寄りの焦りなど細かい変化に気づいて、声をかけてあげることが必要です。」と述べました。

■川又支援官「家族とは頻繁に連絡を取っています」

 共同宣言式に出席したSTU48の川又あん奈支援官は、共同宣言式に参加して感じたことを聞かれ「特殊詐欺はとても巧妙な手口で大金を奪うので、以前から家族や周りの人にも気をつけてと呼びかけていました。しかし、今日の共同宣言式に出席して、支援官としてより強く特殊詐欺に気をつけるよう自分から呼びかけることが必要だと感じました。」と自ら発信することの大切さを述べました。
 また、“家族の絆”について聞かれた際「私は家族と頻繁に連絡を取って、家のペットの話など小さなことでも家族と話し、コミュニケーションを取るようにしています。そうすると、些細な変化にも気づけ相談もしてもらいやすくなるので、小さなことでもいいので家族と連絡を取ってほしいです。」と家族の絆の大切さについて語りました。

■福田支援官「若い世代から高齢者に呼びかけることが大切です」

 同じくSTU48の福田朱里支援官も、共同宣言式を踏まえて感じたことを聞かれ「私たちは日々特殊詐欺に気をつけるよう呼びかけていますが、それでも詐欺被害に遭ってしまう方が多いです。やはり被害をなくすためには、孫世代である若い世代から高齢者に呼びかけてあげることが大切です。若い方々のほうが特殊詐欺をきちんと理解したうえで高齢者に分かりやすく呼びかけることができるので、ATMの前で携帯電話を使っている人がいたら、勇気をもって声をかけて、特殊詐欺を少しでも減らしていければと思います。」と述べました。
 また、自身の家族が詐欺被害に遭わないために心がけていることを聞かれた福田支援官は「私は家族と電話することが好きで、大した用事がなくてもよく家族に電話しています。今日あったことを話すなど、家族同士でしかできないコミュニケーションをすることで自然と家族の変化などにも気づくことができます。香川県の皆さんも家族と連絡を取り、家族の絆で全国初の特殊詐欺ゼロを目指してほしいです。」と自身の特殊詐欺対策を語りました。
 

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  • 徳島県イベントレポート

■杉対策監「徳島県は縁の深い場所。特殊詐欺をゼロ件にしたい!」

 翌日、徳島県警察本部を訪問した杉対策監は、記者会見で「徳島県は私にとって縁の深い場所でよく訪れていました。特殊詐欺は根深く根強く形を変えており、被害件数もなかなか減りません。しかし、あらゆる対策をたてて特殊詐欺を撲滅できるよう、県民の皆さんの力を貸してください。」と県民へ特殊詐欺撲滅に向けての協力をお願いしました。
 また、特殊詐欺の特徴について杉対策監は「特殊詐欺対策を始めて4年目に入りましたが、詐欺の手口は巧妙化されています。ニュースでも特殊詐欺の内容を見たり聞いたりしているにも関わらず、なぜか騙されてしまいます。原因としては特殊詐欺の犯人の巧みな話術で騙されてしまうこと、そして高齢者は毎日体調に変化があり、たまたまぼんやりしているときや体調が悪いときに電話がかかってきて、少し脅されたときに焦って騙されてしまうことがあると思っています。どんなときでも電話でお金の話が出たら電話をすぐに切る。そして警察に相談する。これを徹底してほしいです。」と電話でお金の話が出たら警察にすぐに相談するよう注意を呼びかけました。

■谷口支援官「怪しいメールに騙されそうになりました」

 徳島県出身のSTU48の谷口茉妃菜支援官は、地元で特殊詐欺被害防止の呼びかけができることに対して「久しぶりに徳島県に帰ってきて、こうして特殊詐欺について呼びかけができることはとても嬉しいです。徳島県民は人との距離が近く人情味があるので、もっと県民同士でコミュニケーションをとって、特殊詐欺被害に遭わないよう呼びかけ合ってほしいです。また、日頃から家族同士のコミュニケーションも増やして、家族の細かい変化に気づいたり、悩みが相談できやすかったりする環境を常に作ってほしいです。」と地元徳島県の人々にコミュニケーションの大切さを呼びかけました。
 また、若者目線で詐欺被害に遭わないために呼びかけることについて聞かれた際「近年はスマートフォンなど便利なものが増えて、SNSを利用することが当たり前になり、その分詐欺が増えているように感じます。SNSに書き込まれた高額バイト募集などを見て、知らずに特殊詐欺に加担してしまうケースも増えています。また、私もありましたが、宅配便からショートメッセージが届いて、身に覚えがないもののサイトを押してしまいお金を騙し取られそうになることもあります。身近なところにお金の話がたくさんありますが、それは詐欺です!そのことを理解し、より分かりやすく伝えることが大切だと感じました。」と自身の経験も踏まえながらメッセージを送りました。

■田中支援官「怪しい情報は一度立ち止まって考えてください!」
 
同じく参加したSTU48の田中美帆支援官は、記者会見で「私は1年前まで高校生として生活をしており、よく学校で特殊詐欺やその対策の説明を受けていましたが、今は特別防犯支援官として特殊詐欺被害防止の呼びかけができて光栄です。同じ若い世代に分かりやすく特殊詐欺の危険性やそれに加担しないことの大切さをこれからも伝えていきたいです。」と思いを述べました。
 また、同世代に特殊詐欺被害防止のために伝えたいことを聞かれ「大学生などは実家が離れている人が多いため、こまめに帰ったり電話をかけ会話をすることが大切です。また、いろんな情報があるネットでは、自分が得する情報につい目が行ってしまい、安易な考えで詐欺に遭ってしまったり加担したりしてしまいます。高額バイトや楽しめる情報があっても、怪しい情報は一度立ち止まって考えてください!」と呼びかけました。
 

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■徳島県の高校生に向けて“家族の絆”を伝える特殊詐欺被害防止に向けた講演会を実施

 徳島県警察本部訪問後、杉対策監と谷口支援官、田中支援官は、徳島県立城東高校の高校3年生に向けて、特殊詐欺被害防止に向けた講演会を行いました。谷口支援官、田中支援官は自身の高校時代のエピソードや、特殊詐欺に対する思いを語りながら、自分たちと年齢が近い高校生の目線になって、家族同士のコミュニケーションの大切さや、自分が詐欺に加担しないための対策について呼びかけました。
 その後、杉対策監がステージ上に登場し、自身のSOS47に対する思いや活動について、また孫世代である高校生からおじいちゃんおばあちゃんに特殊詐欺に気をつけるよう呼びかける“家族の絆”の大切さについて語り、特殊詐欺被害ゼロ件に向けて協力を求めました。
 

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  • 開催概要

■催事名:香川県・徳島県警察本部訪問

■実施日:2022年5月23,24日(月,火)

■実施会場:香川県警察本部、徳島県警察本部、徳島県立城東高等学校

■実施者:警察庁 特別防犯対策監 杉 良太郎 氏
         特別防犯支援官 STU48 川又 あん奈 氏
             〃      福田 朱里 氏
             〃      谷口 茉妃菜 氏
             〃      田中 美帆 氏

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