崖っぷちの老舗影絵劇団がコロナの時代に安全な無料オンライン鑑賞会を提供
今回のオンライン鑑賞会は「バーチャル鑑賞会」と銘打ち、スクリーン裏などの普段の公演では観られない場所にカメラが入り、独自のアングルを体感できたり、キャストとリアルタイムのチャットで繋がるなど、遠く離れていても、臨場感たっぷりにお楽しみいただける趣向を施し、「遠いけれど近い」鑑賞会として、『三枚のおふだ』と『赤ずきん』の二作品を無料で劇団かかし座公式YouTubeチャンネルにて配信致します。
長引くコロナ禍によるエンターテイメント業界への打撃は深刻なものであり、かかし座も多数の公演が中止になったことで、約1億5千万円もの損害を抱え、倒産の危機に直面しており、現在、支援を募るクラウドファンディングを実施中です。こうした苦境にありながら、敢えてオンラインで無料の鑑賞会を開催するのは、相次ぐ公演の中止により、本来であれば観劇により感受性を育む時期である子ども達の機会損失をどうにかしてカバーできないかという思いからであり、劇団かかし座が、これまでのオンライン公演で培ってきたノウハウを活かしたバーチャル鑑賞会を開催するに至りました。
【概要】
◆タイトル
『劇団かかし座バーチャル鑑賞会』
◆配信日時・プログラム
2022年
2月11日(金・祝) 13時30分開演
『三枚のおふだ』(上演時間約1時間)
奇想天外な山姥の大暴れと、キュートな小僧さんとの手に汗握る追いかっけこや、かかし座お得意の手影絵のスゴ技をふんだんに盛り込んだ和尚さんと山姥の影絵対決をパワフルかつユーモラスにお届けします。普段の公演では見られないスクリーン裏からの視点を体感できたり、キャストとチャットでリアルタイムに繋がったりと、バーチャル鑑賞会ならではの臨場感たっぷりのプログラムです。
2月14日(月) 10時開演
『赤ずきん』(手影絵ショーと影絵劇)(上演時間約1時間)
世界中で絶賛される、劇団かかし座の手影絵パフォーマンスと手影絵クイズが楽しめる手影絵ショーと、誰もが知っているグリム童話の『赤ずきん』を影絵劇でお届けする豪華二本立てです。普段の公演では見られないスクリーン裏からの視点を体感できる特別バージョンとなります。
◆料金
無料
◆配信
劇団かかし座YouTubeチャンネル
※二作品とも、2022年2月17日(木)までアーカイブ配信をご覧いただけます。
【劇団かかし座クラウドファンディングの概要】
◆タイトル
劇団かかし座クラウドファンディング
「日本で最初にできた影絵劇団かかし座が、コロナ禍による危機を乗り越え、創立70周年を迎えられるよう力をお貸しください!」
◆実施サービス
Motion Gallery
◆目標金額
50,000,000円
◆実施期間
2021年11月1日〜2022年2月17日
◆リターン(抜粋)
【かかし座コース 1,000円】
ありがとうメール
【長靴をはいたねこコース 5,000円】
ありがとうメール、特製影絵壁紙(データ提供)、特製影絵便箋(データ提供)、かかし座メモリアルグラフィティ(pdfデータ提供)
【ふしぎの国のアリスコース 100,000円】
劇団かかし座舞台部メンバーによるサンクスムービー、支援者の方の似顔絵によるオリジナルアニバーサリーイラスト(データ提供)
【ハンド・シャドウ・ショーコース 600,000円】
70周年記念限定ハンド・シャドウ・スタチュー〜ホワイトレジン製の等身大手影絵フィギュア
他
●劇団かかし座とは
1952年創立。今年2022年に70周年を迎えた、日本で一番最初に誕生した現代影絵劇団。
劇団員が安心して技術や表現力を磨き、クリエイティブな環境に臨めるよう、早くから会社形態(月給制)を導入しています。
生身の俳優のドラマチックな歌と演技とダンスが美しい影絵と融合した、唯一無二の影絵劇(シャドウ・ファンタジー)公演から、独自のレイヤーアートによる影絵作品の制作等、影絵に関する総合的な活動を多角的に展開。また、人間の素手と身体の一部で100種以上の動植物等のモチーフを表現する手影絵(ハンド・シャドウ)パフォーマンスは、現在までに世界24カ国で絶賛され、様々なメディアやミュージックビデオやコンサートへの出演、音楽ライヴ等のアーティストへの影絵表現の指導・監修も行う等、活動の幅を広げています。