表紙&インタビューには米倉涼子さんが登場/松本潤さんプロデュースの「ジャニーズフェスティバル」も21カットのオリジナル写真で詳報します
理数系に苦手意識を持つ人がこれほど多い国は、日本だけではないでしょうか。そもそも、文系、理系という分け方そのものが、世界のスタンダードではないとされています。一方で、文系、理系、どちらか片方だけの知識では解決できない課題が増加。大学で文理融合学部が増えていることも、このことと無縁ではありません。そこでAERAは、教育界のカリスマと言っていい、佐藤ママと柳沢幸雄さんに「理系好きを育てる」をテーマに対談していただきました。
佐藤ママこと佐藤亮子さんは3男1女の4人の子ども全員を東京大学理科Ⅲ類に合格させたことで知られています。そして柳沢幸雄さんは、東大合格者ランキングで40年連続1位、かつ、生徒の7割が理系だという開成中学・高校の前校長。それぞれが語る「算数・数学を好きになる5カ条」は、具体的なノウハウに満ちています。対談では、「つまづく子どもが多い単元」の話から、12歳までにやっておくべきこと、入試問題に合わせて勉強するという日本の教育の問題点などについて、縦横無尽に語っています。
特集では、生徒の過半数が理系に進学するという東京都内の中高一貫校・豊島岡女子学園にも取材。「センター試験本番で数学ⅡBが36点だった」という卒業生の医師や、母校で理科を教える教諭などの話から、理数系科目を苦手だと感じさせないための工夫や、苦手でもあきらめさせないための卒業生との交流のあり方が見えてきました。女子学生、とりわけ理系の女子学生の割合が際立って低い東京大学の取材からは、その背景にある「偏見」も浮かび上がりましたが、入試の数学が0点だったのに理Ⅱに合格したという大宮エリーさんがインタビューで語ったのは「試験ができなくても、面白いなら理系にいったほうがいい」というメッセージ。理系の学問を学ぶ楽しさもお伝えします。
この号の表紙には、俳優でモデルの米倉涼子さんが登場。カラーグラビア&インタビューでは、配信中のNetflixシリーズ「新聞記者」で、自身がこれまで演じてきたのとはひと味違うキャラクターを思いを込めて演じた日々を語っています。新聞社で取材したときのこと、そこで新聞記者が抱える「複雑な思い」の一端にふれたこと、――。自分自身のこれからについても率直に語ったインタビューになっています。
この号のもう一つの目玉は、12月30日に東京ドームで開催された「ジャニーズフェスティバル」の誌上リポート。前号の表紙に登場した松本潤さんが総合演出を務めたこのフェスを、「コラボ企画」を中心に21カットの写真で綴ります。本文では、参加した13組のアーティストたちが語った感謝の言葉をできる限り収録しました。
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AERA(アエラ)2022年1月24日号
定価:440円(本体400円+税10%)
発売日:2022年1月17日(月曜日)
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