今から14年前の2010年3月、GACKTを中心に結成されたGACKT YELLOW FRIED CHICKENz。
略してYFCzと呼ばれていた。
2010年3月21日、川崎クラブチッタにて行われた漢(オトコ)限定ライブ「GACKT煌☆雄兎狐塾 〜男尊女秘肌嘩祭〜」で初披露。
その後、6月〜8月には国内ツアー「GACKT YELLOW FRIED CHICKENz 煌☆雄兎狐塾 〜男女混欲肌嘩祭〜」をZepp Tokyoを皮切りに6都市24公演で開催。
同年7月にはイギリス、フランス、スペイン、ドイツの4カ所5公演のEUツアーを行い、翌年2011年7月にも9カ国13都市をまわるEUツアーを開催。
しかし、東日本大震災の翌年2012年7月4日の日本武道館で解散ライブを開催して活動を終えた。
そのYFCzが新たにGACKT YELLOW FRIED CHICKENzとして昨日11月10日、幕張メッセ国際展示場で開催された「氣志團万博2024 〜シン・キシダンバンパク〜」で突如として復活!
新たなメンバーを揃えたYFCzがそのベールを脱いだ。
バンド紹介の映像、そしてYFCz定番の和のテイストのオープニングSEが流れる中、お面を付けたバンドメンバーが登場。
トリプルギター、ベース、ドラムの構成のバンドメンバーたち。
VOCAL:GACKT
GUITAR:YOHIO、MiA、HIROTO
BASS:DAICHI
DRUM:HIDEHIRO
オープニングSEの最後にGACKTがステージ下手から登場。
始まったライブの1曲目は「斬 -ZAN-」。YFCz恒例のお立ち台に上がったGACKTが「今夜は祭りだ。暴れてくれ!」と叫ぶと、12年間待ち続けたファンのボルテージは一気に最高潮に。前列のファンたちは首を前後に振りながら激しいイントロのビートを噛み締めた。メンバーたちはシーンによっては左右シンメトリの美しいフォーメーションで、かつシンクロした動き。付けているお面と独特のヘアスタイルもあり、単なるロックバンドとは違い、計算されたショーを見ているような感覚も覚えた。
2曲目は「JUSTIFIED」。イントロでGACKTが「一緒に踊るか?声がなくなるまで叫んでみろ!」と叫ぶと、ファンもそれに応えた。ギターソロはトリプルギターで美しい旋律を奏で、大サビは美しいGACKTのファルセット。そう、GACKTはロックコンサートであっても叫ぶだけではない。美しいファルセットも聴きどころなのだ。
3曲目は「SPEED MASTER」。曲名からも分かる様に疾走感満点の曲。ソロパートはMiAのライトハンドと早いピッキングを駆使したギターソロ。そして、スラップ奏法で激しく攻めるDAICHIのベースソロ。新生YFCzは若手メンバーになったが、十分なテクニックを観客に見せつけた。
4曲目は「EVER」。この曲もシンメトリの美しいバンドフォーメーション、そしてシンクロした動きが見ていて心地よく、サビはフラッシュ的な使い方の照明でビートの緊張感をさらに引き上げていた。ギターソロは前半がYOHIOとHIROTOのハモリ、後半はYOHIOとMiAのハモリになっていて、計算された構成美。
そして最後は「JESUS」。サビで「HEY!」と叫ぶ部分はGACKT、メンバー、観客が手を振り上げ、照明もシンクロして会場全体が1つになって盛りあがり、YFCzのステージは幕を閉じた。
新生YFCzが新たな一歩を踏み出したことを見事に証明したライブとなった。
そんなYFCzだが、いよいよ待望のワンマン公演となる、聖なる夜のクリスマスにZepp Haneda(TOKYO)2days、「GACKT YELLOW FRIED CHICKENz〜紅燐朱舞愁狂乱宴〜」を12月24日〜25日に開催する。
新たなメンバーによる、新たな伝説の始まり、その第一章を見逃すな!!
GACKT YELLOW FRIED CHICKENz〜紅燐朱舞愁狂乱宴〜
Zepp Haneda(TOKYO)
2024年12月24日(火)17:30開場/18:30開演
2024年12月25日(水)17:30開場/18:30開演
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