木曜日, 10月 24, 2024
ホームイベント大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化

大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化

公演後には原作者・柳広司氏や、びじゅチューン! 井上涼氏、演出・振付家竹内春美によるアフタートークを開催

カンフェティにてチケット発売中

http://confetti-web.com/@/soutatsu24

公式ホームページ

https://www.ycb-ballet.com/soutatsu24

公式X

https://x.com/yamatoballet

2023年冬、大和市で開催され好評を博した柳広司著「風神雷神 風の章」風神雷神 雷の章」(講談社文庫刊)を原作に「大和シティー・バレエ/ダンス」が、琳派の画家である俵屋宗達の生涯をダンスと和楽器で綴るコラボレーションで好評を博した「宗達」。2024年11月、熱海MOA美術館能楽堂で満を待して再演される。

謎に包まれた伝説の絵師・宗達の生涯をコンテンポラリーダンスで表現するという斬新さが魅力。伝統的な日本美術をダンスでどのように再解釈するか、その独創性が見どころ。クラシックバレエはもちろん、コンテンポラリーダンスとも非常に高い技術を持つ大和シティー・バレエのダンサーたちの繊細で力強いパフォーマンスが見どころ。宗達の繊細な筆致とダンサーの動きが重なり、芸術の再現という点でも圧巻。和楽器の生演奏も加わり宗達の美意識とバレエの表現力が融合したこの作品は、日本美術を新たな角度から楽しめる公演。

※こちらの映像は、2023年12月公演時のものです

​熱海公演におきましては、出演者、場面構成など 異なる部分がございます。

演出・振付を担当する竹内春美の言葉

この「宗達」〜能楽堂版〜は、本阿弥光悦を演じる辰巳満次郎氏の「能楽は引き算の美学」だ、と言うお言葉を借りて’引き算の美学’に挑戦しています。

普段のホールから能楽堂へ舞台をうつすことで、幕、舞台美術、多種多様な照明など、初演に駆使していた沢山のものが存在しなくなります。また乗せたいだけ乗せていた大量のダンサーも、能楽堂には似合わないものになります。 削ぎ落としていって、同じものを見せる。よりシンプルな演出で深いところへ誘う。 今回は、お客様の想像を促し、お客様の想像力をとともにこの作品を創り上げようと思っています。

様々なものが削ぎ落とされる分、踊りと芝居においてはダンサーたちの能力の高さを要し、より洗練され磨かれた振付と演出の必要性を強く感じます。 今回もYCB/YCDが誇れるキャスティングによりこれを叶え、私の演出振付も、初演を経験したからこそより磨きをかけることができていると感じます。

私たちの「宗達」には、和のファンタジーが広がり、俵屋宗達の絵そのもののように、春に向かう明るさがあります。

能楽師とのコラボレーションは、能楽堂版でさらに色濃く。特にクライマックスの「風神雷神」はとてつもない美しさです。

和楽器の生演奏とのコラボレーションは、前回からの楽曲そして今回のための新曲も含み、今回も目で、耳で、肌で楽しんでいただけること間違いなしです。

踊りに興味がある方、能楽に興味がある方、美術に興味がある方、どの入り口からでも楽しんでいただける舞台になることと思います。

  • 稽古風景

大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化のサブ画像1_写真:Joseph Marcinsky写真:Joseph Marcinsky

大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化のサブ画像2_写真:Joseph Marcinsky写真:Joseph Marcinsky

大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化のサブ画像3_写真:Joseph Marcinsky写真:Joseph Marcinsky

大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化のサブ画像4_写真:Joseph Marcinsky写真:Joseph Marcinsky

大和シティー・バレエ『宗達』熱海MOA美術館能楽堂で再演決定 『風神雷神図屏風』の作者、俵屋宗達の半生を躍動感あふれるコンテンポラリーダンスで舞台化のサブ画像5_写真:Joseph Marcinsky写真:Joseph Marcinsky

  • あらすじ

京都の扇屋「俵屋」の養子である伊年(いねん)の頭の中は、いつだって絵のことばかり。類稀なる絵の才能を持ちながら、おっとり穏やかな性格でぼんやりすることも多い伊年に、番頭の喜助は呆れ顔で言う。 「ええかげん、しっかりしてもらわんと!」

そんな伊年と運命的な出会いを果たすのは、巫女神楽を率いる出雲阿国(いずものおくに)。のちに「天下一のかぶきをどり」と称される、エキゾチックな美しさを備えた阿国は、伊年の中の秘めたものを見抜いて言う。 「⻤、これがあんたの、ほんまの顔や」

幼なじみ、大店の紙屋の次男坊の紙屋宗二(かんやそうじ)、貿易商として名高い角倉家の嫡男、角倉与 一(すみのくらよいち)も、伊年と成⻑を共にする。彼らの前に圧倒的な存在感であらわれたのは、書の達人であり万能の文化人、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)。光悦は伊年たちの才能を見出しながらも、柔らかく、けれど決定的な力の差をしめす。扇絵という枠を超え、“美の巨人”光悦との共作を重ね、伊年は絵師としての更なる奥深さを幾度も経験し、しだいに自立への道を力強く歩んでいく。

齢四十を過ぎ「俵屋」を継いだ伊年は、名を「宗達」と改めた。「俵屋」は今や“京で一番”の扇屋である。絵師として多くの経験を積んだ宗達、いまや貫禄もある。結婚もした。妻「みつ」とは仲むつまじい。

そんな夏のある日、雷鳴轟く激しい夕立のなか店にあわられたのは、公家名門の若公卿、烏丸光広(からすまるみつひろ)。 「俵屋宗達いうんは、あんたはんどすか?」 ひょうひょうとした態度で振る舞 う光広は、宗達に仕事を依頼する。「みつ」は嫌な予感がしているが、案の定、宗達は光広によって、再び“美の最前線”へと引っ張り出されることになる。意気投合した二人は、杉戸絵、襖絵と、数々の作品を手がけてゆく。

すっかり歳をとった宗達。美の境地に達しようとするその志は、墨絵にも感心が向いてゆく。

幼馴染、同志たちは、ひとりひとりこの世を去っていく。途方もない寂しさが込み上げる、そんな中、とある屏風絵の依頼がくる。

桜の花びら舞い散る春、妻みつと阿国は初めて出会う。二人は、宗達があの時に依頼された屏風絵をみて、感慨にふける。すでに宗達はこの世に別れを告げているのだ。みつは、宗達の死後に仕事場に唯一残された、もうひとつの屏風絵も見て欲しいと、阿国に話す。

宗達が残した最後の絵。それは印もなく、自分の存在を残すためだけに描かれたような、圧倒的な、、、。

  • ⼤和シティー・バレエ/ダンスとは

神奈川県⼤和市に本拠地を置くバレエ団。

バレエとコンテンポラリーダンスを中⼼に舞台を展開。

多くの舞踊ファンの方々に楽しんで頂けるよう、伝統芸能ほか様々なジャンルとの融合をはかり、ダンス、音楽、ストーリーが調和した斬新で躍動感あふれる舞台創りを進めております。

  • 公演概要

『宗達』

公演期間:2024年11月15日 (金) 〜 2024年11月16日 (土)

会場:MOA美術館能楽堂(静岡県 熱海市 桃山町 26-2)

■出演者

ゲスト出演

中川賢・辰巳満次郎(能楽師)・長山桂三(能楽師)・辰巳和磨(能楽師)・風間自然・櫛田祥光・林田海里

大和シティー・バレエ/ダンス

窪田夏朋・古尾谷莉奈・池ヶ谷奏・森本天子・萩原ゆうき・細井佑季・田中杏奈 ・室屋しおり・仲程美優・板谷すみれ

~ 奏者 ~

和太鼓 小林太郎 渡邊梨央

薩摩琵琶 鎌田薫水

篠笛・尺八 佃康史

■スタッフ

原作:柳広司 『風神雷神 風の章』『風神雷神 雷の章』講談社文庫刊

脚本:扇田拓也

演出・振付 竹内春美

舞台監督:斉藤尚美

照明:川上将之

プロデューサー:佐々木三夏

■公演スケジュール

11月15日(金) 13時30分

11月16日(土) 11時00分/15時00分

※上演時間:約70分予定

15日の本編終了後、 16日 11:00開演の本編終了後

アフタートークを行います

アフタートーク 出演者

原作者・柳広司氏(11/15公演)

https://kodanshabunko.com/fujinraijin/

びじゅチューン! 井上涼氏(11/16 11時公演) 

https://tanoshimida.com/

振付家・竹内春美(11/15・16)

■チケット料金

S席:7,700円

A席:6,600円

(全席指定・税込)

◆美術館入館料として、MOA美術館・観覧券のご購入が別途必要です

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