■背景
小説家の小野美由紀氏は、noteで小説の全文公開、産業や企業の未来を想像し、バックキャスティングのアプローチにより、その実装/事業開発まで一気通貫で行う『SFプロトタイピング』を手掛けるなど、既存の小説家という「枠」にとらわれない活動を行っておりました。それらの活動に際しては、難しい判断や法的な対応等が生じていたため、活動を加速させ、より創作に注力していくために、弊社とパートナー契約の締結に至りました。
■所属とは異なるパートナーという新しいカタチ
クリエイターに対して所属事務所が提供する機能は、通常①認知獲得、②案件獲得、③バックオフィスサポートの3つになります。しかし、昨今のインターネットやSNSの発展により、クリエイター自身での①認知獲得が当たり前になり、さらにその延長線上として②案件獲得もクリエイター自身で行えるような状況となってきました。
そのような状況の中、今までの事務所に「所属」するという関係が必ずしも最適ではないクリエイターが増えてきています。一方で、創作活動を継続していく上で必要な、創作以外の部分、具体的には法務、税務、労務、経理などのバックオフィス機能について、クリエイター個人がすべて対応することは荷が重く、ともすれば、創作活動を阻害することになりかねません。
その際に必要なのは、法務、税務、労務、経理などのバックオフィス機能を提供し、「所属」ではなく、「パートナー」として創作活動の伴走をすることであり、今回の小野美由紀氏とのパートナー契約は、独立、法人化の支援及び会社の運営などを通して、継続的な創作をサポートするものとなります。
(必要に応じて弁護士や税理士など外部パートナーと連携いたします。)
■パートナー契約締結への想い
今回パートナー契約を締結した小野美由紀氏は、今まで当たり前とされてきた世界に一石を投じる新しい「創作」を行ってきました。それゆえに、経営上、法律上、非常に難しい判断が迫られる場面も多く、そのような状態を改善し、より想像を創造に変えていくために私たちとパートナー契約を締結いたしました。
小野美由紀氏のように、「特定の職業といえばこうだろう」といった思い込みの枠を超えていくクリエイターのみなさんが社会との心地の良い接点を創っていけるよう、私達としても尽力したいと思います。
新しいやり方や在り方をを考えているクリエイターのみなさんは、ぜひ「このくらいのことで相談してもいいのかな?」ということでもお気軽にご連絡ください。
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- 企業/クリエイター紹介
■小野美由紀
1985年東京生まれ。著書に銭湯を舞台にした青春小説「メゾン刻の湯」(ポプラ社)「人生に疲れたらスペイン巡礼」(光文社)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(幻冬舎文庫)絵本「ひかりのりゅう」(絵本塾出版)など。2020年4月に刊行された”女性がセックス後に男性を食べないと妊娠できない世界になったら?”を描いた恋愛SF小説『ピュア』は、早川書房のnoteに全文掲載されるや否やSNSで話題を呼び20万PV超を獲得した。最新作は架空のアジアの都市を舞台にした孤児2人の愛と絆を描いた物語『路地裏のウォンビン』(U-NEXT)。ウェブメディア・紙媒体の両方で精力的に執筆を続けながら、SFプロトタイパーとしてWIREDの主催する「Sci-Fiプロトタイピング研究所」の事業にも参加している。オンラインサロン「書く私を育てるクリエイティブ・ライティングスクール」を主催。
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■しろしinc.
しろしinc.は、クリエイターのパートナー企業です。"生まれるはずの「もう1作品」を創る。"をミッションに、情報で、体制で、企画でクリエイターさんと一緒に作品を創っています。
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