月曜日, 11月 25, 2024
ホームイベント「火祭や六斎念仏-。京都に受け継がれる伝統行事・芸能を次世代につなぎたい」クラウドファンディング開始

「火祭や六斎念仏-。京都に受け継がれる伝統行事・芸能を次世代につなぎたい」クラウドファンディング開始

文化を未来につなぐTHE KYOTO Crowdfunding

 THE KYOTO Crowdfunding(運営:京都新聞社)では、2024年8月9日(金)より公益財団法人京都市文化観光資源保護財団によるクラウドファンディングのプロジェクトを開始しました。

 京都の町では、季節を彩る祭や五山送り火、六斎念仏、狂言、また山村では松上げや火祭など、個性豊かな伝統行事・芸能が地域の方々を中心に守られ、現代まで受け継がれてきました。しかし、近年の少子高齢化、文化継承の意識の変化、地域の過疎化などから、次世代への継承が難しく、規模縮小、やむを得ず中止となる行事もあるのが現状です。そこでこのたび、後継者育成を行う保存会等への助成のために、クラウドファンディングを実施します。

【寄付型】火祭や六斎念仏-。京都に受け継がれる伝統行事・芸能を次世代につなぎたい

THE KYOTO Crowdfundingサイト

URL:https://the-kyoto.en-jine.com/projects/omatsuri

【クラウドファンディング概要】

■京都市文化観光資源保護財団について

京都市文化観光資源保護財団は、1969年の設立以降、一貫して地域の中で大切にされている有形・無形の文化財の保護・普及活動に携わってきました。普段は、全国の法人・個人様からご寄付を募り、その資金をもって、葵祭や祇園祭・時代祭・五山送り火といった四大行事にかかる費用や、寺社の修理、地域の伝統行事・芸能にかかる費用・道具修理に対し、助成を行っています。職員が各地域の行事・芸能に足を運び、保存会の方から話を聞く中で、担い手の高齢化や後継者の育成が課題であると強く認識し、このプロジェクトを立ち上げました。

(広河原の松上げ)

■後継者育成のためのチャレンジ

京都では、葵祭や祇園祭、京都五山送り火といった伝統行事、また念仏狂言、六斎念仏などの伝統芸能が伝承されてきました。伝統行事・芸能の技術の習得には時間と手間がかかります。例えば衣装の着方や演技の所作、そして舞台や行事の準備に至るまで、地域に根付いて毎年積み上げるものであり、一度途切れるとその復活には大きな労力がかかってしまいます。市や国の指定文化財であっても、その保存と継承は、保存会の皆さんの無償の活動に支えられています。ひとつひとつの保存会は規模も小さく、資金集めもままなりません。次世代に安定して継承できる状況ではなく、将来的に実施が難しいのではと危惧されている保存会もあります

(やすらい花)
(五山送り火の火床準備)

【保存会の声】

・藤蔓など材料調達が大変になってきている。最近は亀岡あたりまで手弁当で探しに行ってもらっている(鞍馬火祭保存会)

・保存会に新規加入する人が少なく、子どもはせっかく入っても進学などで数年で辞めてしまう(西院六斎保存会)

・会員の高齢化、地域からの離散などで伝統行事を続けていける担い手が減っている(松ヶ崎立正会=五山送り火・妙法)

今回のクラウドファンディングで集まった資金は、伝統行事・芸能の担い手である後継者を育成するための事業を具体的に計画されている保存会等の団体に対し、その費用を支援することに使います。クラウドファンディングをきっかけに、多くの人に後継者不足の課題を知ってもらい、解決策をともに考えていきたいと願っています。

・実施期間:2024年8月9日(金)00:00~2024年11月8日(金)23:59

・目標金額:1,000,000円

・起案者 :公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団

【注目のリターン】

・「鞍馬火祭」特別スペースご招待

「鞍馬火祭」は平安時代、賀茂川の葦を束ねた篝火を焚いて、由岐大明神を内裏から鞍馬に迎えた様子を再現しているとされる。通常の見学ルートではなく、特別観覧スペースで勇壮な祭を間近でゆっくり観覧できる。(お弁当付き)

日  時:2024年10月22日(火)16:00~ 

・「嵯峨大念仏狂言」バックヤードツアーご招待

嵯峨釈迦堂の名で親しまれている古刹「清凉寺」の境内にある狂言堂で執り行われる「嵯峨大念仏狂言」は、国の重要無形文化財指定の民俗芸能。普段は見られない狂言堂のバックヤードの案内と、能舞台に立つ体験や、狂言で実際に使用するお面の面付け体験ができる。清凉寺の自由拝観も可能。

日  時:2024年11月9日(土) 10:00~12:00(9:30受付開始)

・広河原松上げミニ松+広河原松上げ手ぬぐい+「京の郷土芸能のつどい」ご招待

昔ながらの農村風景が残る広河原で江戸時代からつづく「広河原松上げ」で用いられる放り投げ松をミニチュアで再現した、広河原松上げ保存会特製の「ミニ松」と手ぬぐい、保護財団設立55周年を記念して2025年2月に催す「京の郷土芸能のつどい」ご招待1名様分のセット。

その他のリターンや詳しい内容はクラウドファンディングサイトをご確認ください。

THE KYOTO Crowdfunding について                                              

THE KYOTO Crowdfundingは、株式会社京都新聞社が運営しています。

運営団体 :株式会社京都新聞社

責任者  :代表取締役社長 大西祐資

所在地  :京都市中京区烏丸通夷川上ル 京都新聞社

電話   :075-241-6185

<本件に関する報道関係者の皆様からのお問合せ先>

THE KYOTOクラウドファンディング事務局

thekyoto@mb.kyoto-np.co.jp

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