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「倫理経営及びコンプライアンス」を加えた4大サステナビリティ経営主要イシューを選定
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持続可能性経営内在化推進のための実務協議体発足
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温室効果ガス排出量の算定基準、間接排出量を含む「Scope 3」に拡大
「倫理経営及びコンプライアンス」を加えた4大サステナビリティ経営主要イシューを選定
持続可能性経営内在化推進のための実務協議体発足
温室効果ガス排出量の算定基準、間接排出量を含む「Scope 3」に拡大
HYBEは本日、7月1日に発行した「サステナビリティレポート2023」の日本語訳版を発刊しました。サステナビリティ経営に関連した活動や主要な成果とともに、サステナビリティ経営体制を構築するためのHYBEの全社的な取り組みを盛り込んだレポートとなっています。
HYBEは「持続可能なエンターテインメントのために(FOR SUSTAINABLE ENTERTAINMENT)」というサステナビリティ経営ビジョンの下、以下の3つの目標を策定しています。
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ファンのライフスタイルを豊かにする考えの進歩(THINK FORWARD FOR FAN’S LIFESTYLE)
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みんなでともに作っていくエンターテインメント産業の未来(CREATE POSSIBILITIES WITH THE COMMUNITY)
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エンターテインメント産業の基準になるガバナンス(LEAD INDUSTRIES BY THE STANDARD)
「ファンのライフスタイルを豊かにする考えの進歩」には、▲幅広い公演観覧機会を提供するためにweverseを基盤としたライブストリーミングを拡大、▲リサイクル率向上のために「weverse albums」の持続可能な素材を適用、▲公演会場の垂れ幕をリサイクルしたアップサイクリング商品の発売など、温室効果ガス排出削減の努力も含まれています。
「みんなでともに作っていくエンターテインメント産業の未来」においては、パートナー企業の評価基準にサステナビリティの関連項目を反映しました。これは産業エコシステム全般のサステナビリティ経営水準を高め、パートナー企業とともに成長していく土台を築くことを目的としています。
また、地域社会と一緒にエンターテインメント事業の未来を作ることを目指した、アーティストやレーベルによる取り組みも本レポートに盛り込まれています。
BIGHIT MUSICとBTSは、ユニセフによる世界の児童・青少年のメンタルヘルスのための「#OnMyMind イニシアティブ」をサポートしました。本取り組みは、2017年から続けている「LOVE MYSELF」キャンペーンの第二弾となります。
PLEDIS EntertainmentとSEVENTEENはユネスコ韓国委員会とともに教育の不平等と格差解消および児童・青少年の教育環境改善のために「GOING Together」キャンペーンを実施しました。キャンペーンの後援金で東ティモールのオエクシ州とマナトゥト州の2ヶ所に地域学習センターを新設しました。今年6月にSEVENTEENがユネスコ本部初の青年親善大使に任命されたことで、このキャンペーンはグローバル規模へとさらに拡大されていく予定です。
「エンターテインメント産業の基準になるガバナンス」構築のためには、▲温室効果ガス排出量算定基準を間接排出量まで含め「Scope 3」へと拡大して温室効果ガス管理体系を高度化、▲最高経営責任者継承規定を制定、▲株主優待の一環として292億ウォン規模の現金配当を実施しました。
HYBEは、サステナビリティ経営を全社的に内在化及び高度化させるための社内推進組織も新設しました。HYBEは昨年、常設組織であるサステナビリティ経営チームと、各事業部門担当者により構成されたサステナビリティ経営実務協議体を発足させました。また、2022年に取締役会内に設置したサステナビリティ経営委員会は、サステナビリティ経営戦略および主要経営施策の管理・監督、成果の検証を行っています。
HYBEが今年重点的に行うサステナビリティ経営の主要イシューは、▲環境配慮型製品の製作およびサービスの企画、▲情報セキュリティおよび個人情報保護、▲ファン体験の改善、▲倫理経営およびコンプライアンスの4つです。昨年初めて発行されたサステナビリティレポートに比べて、倫理経営およびコンプライアンス部門が追加されました。
HYBEは、体系的に重大な課題を導き出すためにGRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシアティブ)と欧州連合のCSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive:企業サステナビリティ報告指令)に順じて「二重の重要性(ダブル・マテリアリティ)評価」による方法論を適用し、事業活動が環境・社会に及ぼす影響と、持続可能性の問題が企業の財務成果に及ぼす影響を総合的に分析しました。
HYBEのサステナビリティ経営委員会は「2023年はHYBEのサステナビリティ経営が全社的に内在化されるように経営体制を構築する一年だった」とし、「HYBEは今後も誠実かつ着実にHYBEらしいサステナビリティ経営を実践するために努力していきます」と述べています。
HYBEの「サステナビリティレポート2023」(日本語版)は、以下のHYBE サステナビリティ経営ページにて公開しています。
https://hybecorp.com/eng/ir/esg/content