ムード歌謡グループ「和田弘とマヒナスターズ」の元ボーカルで、現在は、歌手、お笑い、歌謡研究家などと幅広く活躍中の〝ムード歌謡の貴公子〟ことタブレット純(49)が本日(6月4日)東京・渋谷のさくらホールでリサイタルを開いた。
新曲「母よ」(作詩・作曲:加藤登紀子)は、加藤がタブレット純の母親と偶然遭遇し会話した時にイメージが湧き作られた楽曲でリサイタルの開催にあわせて本日配信シングルとしてリリースされ、ミュージックビデオも公開された。
熱烈なファンで満席の中、妖艶な赤ドレスで登場。「本日は歌手の顔に戻って歌います。」と挨拶し客席を沸かせた。
2部構成で、第1部は、和太鼓が響き渡る中、美空ひばりの「柔」でスタート、『演歌の花道』の名ナレーションのものまねに続いて「雨の慕情」「新宿の女」「池袋の夜」など女性演歌歌手の名曲メドレー、得意のラジオ・パーソナリティーやテレビ番組のナレーションのものまねメドレー、アコーディオン弾き語りの遠峰あこをゲストに「シウマイ旅情」(崎陽軒CMソング)などを披露。
第2部は、中世の貴公子のようなコスチュームで登場、ピアニストの鬼武みゆきをゲストに「難破船」「別れのサンバ」を歌唱。GSのタイガース・メドレー、昨年NHK「ラジオ深夜便」内で「深夜便のうた」としてオンエアされ、現在もロング・ヒット中の「銀河に抱かれて」(作詩:高畠じゅん子、作曲:タブレット純)、本日リリースされた「母よ」と加藤からもう一曲提供されたレコーディング前の新曲「愛をありがとう」(作詩・作曲:加藤登紀子)も披露した。
アンコールでは銀のロング・ドレスに付いたレースの袖を広げながら「魅せられて」で登場、「時の流れに身をまかせ」や2007年に田渕純名義で発表した幻の名曲「夜をまきもどせ」(作詩:吉田明裕、作曲:岡村みどり)を披露。昭和歌謡の名曲からCMソング、オリジナルまで音楽知識にたけたタブレット純ならではの歌唱力とバラエティーに富んだ選曲で全24曲を熱唱。終始、ファンと一体となって盛り上がり、爆笑トークを織り交ぜながら最後まで客席を楽しませた。
撮影 御堂義乗
リリース情報
母よ
作詩・作曲:加藤登紀子/編曲:米内山尚人
歌・ハーモニカ:タブレット純
ピアノ:北園優
ヴァイオリン:石井夕紀
ギター:米内山尚人
発売日:2024年6月4日
品番:COKM-44956
発売元:日本コロムビア
タブレット純 日本コロムビア アーティストページ
https://columbia.jp/artist-info/tabletjun/
タブレット純 プロフィール
本名 橋本康之
生年月日:昭和49年8月31日
血 液 型:A型
星座:乙女座
幼少時よりAMラジオを通じて古い歌謡曲に目覚め、思春期は中古レコードを蒐集しながら愛聴、研究に没頭する日々を送る。高校卒業後は古本屋、介護職などを経て27才の時、ある日突然ムード歌謡の伝説的グループ、『和田弘とマヒナスターズ』に芸名「田渕純」としてボーカルで加入。以後二年間和田弘氏逝去まで同グループにて活動した。グループ解散後都内のライブハウスにてネオ昭和歌謡、サブカル系のイベント出演の他、2011年1月、寄席・お笑いライブにも進出。ムード歌謡漫談という新ジャンルを確立し、異端な存在となっている。
■レギュラー■
タブレット純 音楽の黄金時代/毎週土曜日18:00~20:00 ラジオ日本・岐阜放送・ラジオ関西
大竹まこと ゴールデンラジオ/毎週木曜13:00~15:30 文化放送
ラジオ深夜便“夜ばなし歌声喫茶”/毎月第3火曜日 NHKラジオ第一
弘兼憲史 黄昏ヒットパレード/不定期放送 ニッポン放送
タブレット純の「昭和歌謡」残響伝/毎週木曜日発売 週刊新潮
タブレット純のかながわ昭和歌謡波止場/4週毎掲載 神奈川新聞
タブレット純のつれづれ歌謡歳時記/奇数月1日発売 特選大きな文字のクロスワード