「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」は2023年7月より歌手の伍代夏子氏が、 突如訪れる災害時に備えて、人とペットが安心して同じ室内に避難できる社会の実現を目指し、災害時の備えだけでなく、同室避難に対する飼い主の意識を高めるお手伝いと、ペットと一緒に避難することの重要性を発信していくことを目的として活動しております。
この度、4月16日(火)に、アンバサダーの伍代夏子氏がピースワンコ・ジャパン 神石高原シェルターを訪問し、犬舎の見学とピースワンコ ・ジャパンプロジェクトを運営する特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン代表 大西健丞氏と対談を行いました。
■「本当に愛してくださり、お世話してくださるとこに連れていってあげるお手伝いがしたい。」
神石高原シェルターの施設や設備、実際の生活などを説明していただきながら、各犬舎を見学させていただきながら、犬舎で過ごしているワンコたちと実際に触れ合いました。
見学を終えた伍代氏は、「スタッフの方がとても愛情を注いでいることが伝わってきて、こういった場所を与えられて彼らはとても幸せだと思った。」と話し、続けて「ずっとその子だけを見ているわけにはいかず、ほかの子も見ないといけない、家庭が決まればずっと見ていてもらえる」と話したスタッフの言葉を受け、「次は1対1の愛情を注いでもらえるような家庭に行って幸せになってほしいし、そういった家族を見つけてあげたい。」と感想を述べました。
■大西氏「ペットと一緒に避難できることを常識にしていく。」
犬舎を見学した後、大西氏と同室避難について対談を行いました。
実際に様々な現場で支援・救助活動を行ってきた大西氏は、「様々な意見はあると思いますが、家族と同じ扱いをしているペットに対して、災害時に犬だから、猫だからと言ってほったらかしにしてきていいと思っている人は少ない。ペットと一緒に避難できることを常識にしていく。そのために同室避難をするにあたって、どういった問題があって、どう解決できるかを明示し、自分たちの力で解決できることもあるということを理解してもらえたら、より進んでいくと思う。」と伝えました。
■伍代氏「一緒に避難できない現状を早く変えていきたい。」
「ペットと避難できずに、引き返した結果、波にのまれてしまったといった話を聞いたことがある。同室避難ができる環境を作って、そういった被害をなくしたい。」と述べたうえで、「最近災害が増えているので、同室避難が必要だと社会に理解してもらい、一緒に避難できない状況を早く変えていきたい。一緒に過ごせる環境作りにより取り組んでいきたい」と決意を述べました。
「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」とは?
突如訪れる災害に備えて、人とペットが安心して、同じ室内へ避難できる社会へ。
日本では多くの家族でペットを飼っており、ペットを家族の一員として大切にしています。
しかし「同室避難」についての意識はまだまだ浸透していません。
このプロジェクトでは、災害時に備えだけでなく、同室避難に対する飼い主の意識を高める
お手伝いと、ペットと一緒に避難することの重要性を発信していきます。
■開催概要
■催事名 :ピースワンコ・ジャパン訪問
■日時 :2024年4月16日(火)
■開催場所:ピースワンコ・ジャパン 神石高原シェルター
■出席者 :特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 代表 大西健丞氏
りく・なつ同室避難推進プロジェクトアンバサダー 伍代 夏子 氏