地方の伝統芸能をDXで世界的芸能に変容させるYouTubeLiveの試験配信を島根県立大学が浜田市と共同で実施
プログラムは岡見神遊座(おかみしんゆうざ)の「道がへし(ちがえし)」と「大蛇(おろち)」の2本だてです。演舞の前後に、トークショーと視聴者との交流タイムを予定しています。トークショーでは、石見神楽の歴史、衣装、所作の特徴などを取り上げ、石見神楽の魅力をわかりやすく伝え、交流タイムでは、視聴者からの質問に出演者が回答したり、コメントを取り上げます。口上を英語字幕で表示し、ストーリーが理解できるように工夫します。さらに複数のカメラを切り替え、ダイナミックな映像を配信する予定です。
11月27日(土)に行った岡見神遊座と島根県立大学の研究チームとの合同リハーサルでは、「口上を聞き取り、タイミングよく英語の字幕を表示させることが難しい」と字幕を担当する学生。
研究チームを率いる島根県立大学国際関係学部の江口真理子教授は、「石見神楽の口上は古文で書かれているために、英語に訳すことに苦労したが、味わいのある和歌や意味深なセリフが面白い」と、英語に訳したからこそ理解できる石見神楽の魅力を語ります。「過去の配信では、字幕は外国人視聴者だけでなく、日本人視聴者からもわかりやすいと好評」だと言います。
YouTubeLiveは12月4日(土)日本時間19時45分~