リアル開催として今回で6回目となる「横浜マラソン2023」(主催・横浜マラソン組織委員会)が、10月29日(日)に開催。4年ぶりの完全復活となった今大会には全国から集まった約23,000人のランナー、約5,500人のボランティアが参加しました。
横浜ランドマークタワー前でのスタート式では、冷たい雨が降るなか、応援ゲストの俳優・谷原章介さんが「皆さん、おはようございます。今日はあいにくのお天気ですけど、皆さんの熱気でこの寒さと雨を吹き飛ばしてください」とあいさつをし、「ただいまより『横浜マラソン2023』の開会を宣言いたします!」と力強く開会宣言を行いました。
そして、大会組織委員会・名誉会長を務める山中竹春横浜市長が「全国からお越しのランナーの皆さん、ようこそ横浜へ! 今日は横浜の街全体が皆さんを応援しております。横浜の美しいウォーターフロントを、水辺を感じられる横浜マラソンならではのコースを楽しんで走り切ってください。頑張ってください」とエールを送りました。
大会組織委員会・名誉顧問の黒岩祐治神奈川県知事からは「ランナーの皆さん、盛り上がっていますか? 雨にも負けず盛り上がっていこう!」と呼びかけ、「これまで私も4回フルマラソンで参加しました。しかし、歳には勝てず去年引退しました。今年は皆さんの応援団として声を枯らしてしっかりと応援して参ります。雨はだんだん上がってきます。思い切り横浜を楽しんでください。頑張れ!」というメッセージでこれからスタートを切るランナーたちを後押し。
8時30分、フルマラソン、ペアリレー、みなとみらい7kmランのランナーがスタート。スタート地点で、山中市長、黒岩県知事、山口組織委員会会長をはじめ、応援ゲストの谷原さん、アレックス・ラミレスさん、田中理恵さん、福島和可菜さん、山﨑勇喜さんがランナーたちに手を振って送り出しました。ラミレスさんはランナーからの声援に応えて“ゲッツ!”ポーズも。
昨年に続いて谷原さんは「みなとみらい7kmラン」に参加。「1年ぶりなんですけど、何にも準備してなかったんですが走り終えることが出来てホッとしてます」と完走直後の気持ちを伝えた後、「去年はコロナ禍の影響で3年ぶりの開催だったんですが、まだスタート地点はブロックごとにちょっと距離を置いていたりしたんです。でも今回はずっと奥の方までランナーの方が見えたのが壮観でした。スタートの時に雨が降っていて『どうなるのかな?』って思っていたんですが走り始めたら止んだので良かったです」とスタート時を振り返って答えました。自身の走りに関しては「去年50歳で、今年51歳になって着実にタイムが落ちてるなって思いました。来年も走りたいと思っていますのでちゃんと体を作ってこなきゃいけないなって反省しました」と反省しつつ気持ちは早くも来年の大会に向かっている様子。「僕は横浜で生まれ育ってますけど、街中の道路を走ることはなかなか出来ないことですし、海をすごく感じられるコースです」と「みなとみらい7kmラン」の魅力も話してくれました。
ラミレスさんは「ファンラン(ファミリー)」(約2.7km)に、妻・美保さん、長男・剣侍さん(8歳)、次男・寿凛さん(5歳)と一緒に参加。見事4人揃って完走すると「最後まで走り切れてゴールできてすごく嬉しいです。今、これだけ走ったので足が震えています(笑)。息子たちが完走できると思ってなかったのでビックリしました。ものすごいファイテイングスピリットを感じましたね。息子たちが前のランナーの人たちについていってたので僕たちも一生懸命走ることが出来ました。家族で走るということをもっと広めることが出来たらいいなということも改めて感じました。スタート時にランナーを見送った時のことについて「本当に素晴らしい気分でした。ランナーの方が“ゲッツ!”ってやってくれたので、僕もそれに応えて“ゲッツ!”をしました」と振り返り、「将来的に42.195kmのフルマラソンに挑戦するかもしれません(笑)」と更なる意欲を示してくれました。そして、「横浜は本当に美しい街で、走っている時も気持ちよかったです。いろんなところから来て参加してくれていますし、いろんな方のサポートがあって僕たちも走ることが出来たと思いますので、皆さんに感謝したいと思います」と参加者や関わった人たちへの感謝の気持ちも話してくれました。
山﨑勇喜さんと福島和可菜さんは「フルマラソン」に参加。完走した直後、「とにかく楽しかったです」と笑顔で答えた山﨑さん。「スタートした時は雨が降っていて暗かったんですけど、高速道路に入ったら青空が見えて、景色が開けたのがすごく感動的でした。このコースは横浜の綺麗な景色がずっと見られるのでテンション上がりました(笑)」と振り返りました。「最初、テンションが上がりすぎてオーバーペースになってしまって、後半ちょっと苦しかったりしたんですけど、ゴールした後に振り返ってみると楽しかったのでよかったです」と、横浜の街を楽しく走ることが出来たと答えられました。
福島さんも「最初から最後まで楽しかったです。スタート時は雨が降ってたんですけど、それを忘れさせてくれるくらいにフィニッシュゲートでは太陽が出迎えてくれて爽やかな気分です!」とゴールした直後に笑顔で答えてくれました。「今日は給食(全てのランナーに提供することを想定した定番のメニュー)を全制覇して、めちゃくちゃ元気で『もう一周行きたいな』っていう感じです(笑)」と、給食をたっぷりと味わった様子。コースについては「高速道路は普段走れない場所なので、ありがたくというか贅沢な気分で走らせてもらいました。それと横浜の街は活気があって賑やかなんですけど落ち着いた雰囲気もありますので、全国の方に走ってほしいなと思いましたし、日本に限らず世界の方々にも走ってほしいなって思いました」と魅力も語り、「ものすごく余裕を持って走ることが出来ましたのでめっちゃ楽しかったです」と改めて走り終えた気持ちを伝えてくれました。
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■出走者人数、完走者人数、完走率
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■上位入賞者
【フルマラソン リザルト】*ネットタイム
【男子】
第1位 大久保 陸人 2:23:24
第2位 藤原 昂介 2:23:57
第3位 坂本 智史 2:24:09
第4位 黒田 雄紀 2:24:31
第5位 甘利 大祐 2:24:38
第6位 児玉 雄介 2:24:49
第7位 河野 孝志 2:25:42
第8位 山田 泰生 2:30:36
【女子】
第1位 安留 ゆかり 2:51:53
第2位 川崎 由理奈 2:52:26
第3位 JUNG HYUNYOUNG 2:58:41
第4位 黒沢 一久恵 3:01:14
第5位 風見 節子 3:01:36
第6位 屋代 沙由未 3:07:21
第7位 漆原 啓子 3:07:57
第8位 魚住 幸 3:12:40
【みなとみらい 7km リザルト】*ネットタイム
【男子】
第1位 福元 翔輝 0:22:04
第2位 佐藤 忠俊 0:22:09
第3位 原 孝太朗 0:22:09
第4位 伊藤 遼佑 0:22:14
第5位 松本 啓明 0:22:23
第6位 吉井 誠也 0:22:29
第7位 福井 準 0:22:39
第8位 佐久間 紀史 0:23:11
【女子】
第1位 藤尾 美佳 0:27:59
第2位 加藤 永莉 0:28:06
第3位 安江 美音 0:28:53
第4位 山際 麻代 0:29:03
第5位 齊藤 真世 0:29:03
第6位 田村 結子 0:29:06
第7位 岡部 真理菜 0:29:08
第8位 大久保 順子 0:29:25
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<大会概要>
■大会名称 横浜マラソン2023
■主催 横浜マラソン組織委員会(横浜市、神奈川県、(公財)横浜市スポーツ協会ほか)
■開催日 2023年10月29日(日)
■種目
*フルマラソン
*ペアリレー
*みなとみらい7kmラン
*車いすチャレンジ
*ファンラン(ファミリー)
*ファンラン(中学生)
■登壇者
*スタートセレモニー:山中竹春(横浜市長)
*開会宣言:谷原章介
*フルマラソン、ペアリレー、みなとみらい7kmラン(8時30分) スターター:山中竹春(横浜市長)
*ファンラン(中学生)スタート(9時40分~)スターター:平原敏英(横浜市副市長)
*ファンラン(ファミリー)スタート(9時40分~)スターター:小板橋聡士(神奈川県副知事)
*車いすチャレンジスタート(9時45分)スターター:雨宮勝(横浜市スポーツ協会副会長)
■応援ゲスト
谷原章介(俳優)
田中理恵(元体操選手、オリンピアン)
アレックス・ラミレス(元プロ野球選手・元横浜DeNAベイスターズ監督)
■ゲストランナー
福島和可菜(タレント)
山﨑勇喜(元競歩選手・オリンピアン)
■大会公式サイト https://yokohamamarathon.jp
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