久保田麻琴プロデュースの「Kanasu Remixes」や、ODODOAFROBEAT、CHURASHIMA NAVIGATORとの活動で注目され、海外からも高い評価を受けているプロデューサー/ダブ・エンジニアHARIKUYAMAKU(ハリクヤマク)が、11月3日のアルバム「Mystic Islands Dub」の発売に先駆け、配信シングルを2週連続でリリースする。
10/18リリースの「Chimborah」は沖縄の代表的な民謡「海のチンボーラー」を70年代のリー・ペリーを思わせるダブワイズにリミックスした楽曲。10/25リリースの「Anigama」は宮古民謡「宮国ぬ姉がま」を幽玄なアンビエンスを感じさせるバンドサウンドで料理した楽曲。それぞれカップリングとしてヴァージョン違いのトラックを収録する。
沖縄古謡とダブの融合という、他に類を見ないHARIKUYAMAKUのサウンドをチェック!
10/18配信シングル
HARIKUYAMAKU「Chimborah」(COKM-44522)
01. Chimborah
02. Chimborah Hall
オリジナル・ソース「海のチンボーラー (伊江島)」(『沖縄音楽総攬』CLS-5024~39(1965年)より)
歌・三線:与那城忠正、山城文男
■配信リンク:
https://harikuyamaku.lnk.to/chimborah
10/25配信シングル
HARIKUYAMAKU「Anigama」(COKM-44523)
01. Anigama
02. Miyaguni Dub
オリジナル・ソース「宮国ぬ姉がま(宮古 平良)」(『沖縄音楽総攬』CLS-5024~39(1965年)より)
歌・三線:饒平名長光、新里 敏
■配信リンク:
https://harikuyamaku.lnk.to/anigama
好評配信中
HARIKUYAMAKU「Machagama」 (COKM-44443)
01. Machagama
02. Henna Dub
オリジナル・ソース「平安名のマチャガマ(宮古 平良)」(『沖縄音楽総攬』CLS-5024~39(1965年)より)
歌:砂川玄幸、小禄恒栄
発売元:日本コロムビア株式会社
2023年11月3日(レコードの日)発売 アルバム
Mystic Islands Dub
(LP:COJA-9481 \4,180(税抜¥3,800)/CD:COCP-42082 \3,300(税抜¥3,000)
発売:日本コロムビア株式会社
収録曲
(SideA)
1 Toncharma(トンチャーマ~根間ぬ主)
2 Chimborah(海のチンボーラー)
3 Anigama(宮国ぬ姉がま)
4 Machagama(平安名のマチャガマ)
(SideB)
5 Nisai-tohranu(二才とーらぬ)
6 Tuisashimeh(鳥刺舞)
7 Fuenushima(南の島)
8 Nachijin-myahkunii(今帰仁ミャークニー)
The source is "沖縄音楽総攬(Okinawa Ongaku Soran)"
Sound produced, arranged and mixed by HARIKUYAMAKU
Additional musicians
K-ta: Drums on A2, 3, 4, B1, B4
Hideyuki: Bass on A2, 4
Urashima: Guitar on A2, 3, 4, B1, 4 / Synthesizer and Flute on B2
Tsuhaco : Synthesizer on A3, B2, 3, 4
from銀天団(Gintendan)
Ryosuke Makita: Guitar on A4 / Flute on B1,4
Ryota Yamaguchi: Percussions on A4, B1
Mastering Engineer: Sinkichi
Cutting Engineer: Shigeru Buzawa(Nippon Columbia)
Artwork: Omu Kanada (銀天版店)
Liner Notes:Hajime Oishi
■ダイジェスト試聴動画:https://www.youtube.com/watch?v=R8HRpzxJhu4
■日本コロムビア アーティストページ:
https://columbia.jp/artist-info/harikuyamaku/
HARIKUYAMAKU(ハリクヤマク) Profile
コザTower of Dub Studioを根城に活動する音楽プロデューサー/ダブ・エンジニア/DJ。ベーシストとして音楽を始め、ロック、ハードコア、幾度もの海外放浪を経由して2012年、沖縄原点回帰のアルバム「島DUB」を発表。その後、Churashima Navigator、Isatooment、angama、銀天団といったバンドでも活動しながらそれぞれでリリースを重ねた。2018年、HARIKUYAMAKUとしては久々に「Kanasu Remixes」を久保田麻琴氏とスプリットでリリース。2019年からは唄者稲嶺幸乃との製作、ライヴを開始し、「大島ヤンゴー節」を7'レコード/配信
リリース。2020年、chill mountain recよりEP「Genshikyo」、自身の配信サイトBandcampより初のアンビエント作品「Subtropica」をリリースした。2021年には2nd7inch「SulukillKuichar」、「CHOUJI feat ネーネーズ – No Woman No Cry」を7inch/配信でリリース。ODODOAFROBEATのDUBMIX、自身のDUB集「島DUBPLATE for Tokyo 2021」をリリース。2023年にはWOWOW製作のテレビドラマ「フェンス」の音楽を担当した。最近では全国各地からライヴやDJの依頼がかかり、海外の媒体でも取り上げられている。
アルバム制作にあたってのHARIKUYAMAKUの言葉
二十歳くらいの頃、「沖縄音楽総攬」のCD版を聴いたことで沖縄の音楽の深みを知り、それをきっかけに
レコード収集をはじめ、いろいろな沖縄民謡を聴いていきました。
沖縄で作られた民謡のレコードも本当に素晴らしいのですが、良くも悪くも大衆音楽としての“民謡”で、
「沖縄音楽総攬」はもっと純粋な土着の雰囲気が最高で “民族音楽”を感じます。これが心に響き、日頃聴き続けてきました。
沖縄で生まれ育った自分にとってとても誇らしく、同時に失われつつあることが寂しいそれらの唄は、
自分にとっての宝物であり、今や自分の一部にもなっています。
沖縄がもっと好きになり、文化や歴史などを考えるようになったという意味で、音楽的なところ以外でも深く影響されました。今回これを自分が触れるということは、とても特別で光栄な気持ちです。
自分が経験したように、唄を聴いたことで何かが反応し、昔のこと、今のこと、風土のこと、歴史のこと、なんかそんなことを考えるきっかけになり得るんじゃないかと。そのままだと深すぎてなかなか手を出しにくい唄でも、自分がアレンジを加えることで、多くの人に耳にしてもらい、少しでも聴いた人に影響を与えることができればと思います。
沖縄の人は特にDNAに訴えかけられるはずだし、外国の人にも同じ感覚を持ってもらえると思っています。