異なる文化圏が併存する上野で、日常で交わることのない人同士が、“お祭り”を共創。共に踊り、笑い、創る、非日常の空間で、互いを必要とし合える「奇跡の瞬間」を生み出す。
NPO法人おりがみ(代表:都築則彦、事務局:千葉県習志野市香澄3-8-8)の「上野ハレノヒ計画」は、7月22日(土)・23日(日)に、2023うえの夏まつり〜不忍夢(しのばずのゆめ)を開催します。
祭りをきっかけに、多様な人々が共創する場を作るとともに、上野地域の「山」と「街」の文化圏の衝突の問題解決の一歩になることを目指しています。
きっかけは、半世紀前に失われた上野の盆踊り大会の復活でした。2019年に学生の手で企画し、1万人が来場しました。
コロナ禍でもオンラインで活動を続け、「BON FES TOKYO 2021 〜うえの不忍夢祭り」は、2020東京大会開催時の東京都公認文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」認定事業に、学生で唯一採択されました。
今回は4年ぶりに、オフラインでの開催ができることとなりました。
年代、性別、人種や国籍、障がいなど、様々な違いに分断されている日常を、祭りの非日常の雰囲気をきっかけに、飛び越えたい。共に踊り、笑い、創る、そんなお祭りだからこそ、互いを必要とし合える「奇跡の瞬間」を目指したいと、企画運営しています。
また、神社仏閣や美術館などのハイカルチャー・西洋文化を持った“山”と、アメ横などの商店街の下町・伝統文化を持った“街”という、異なる二つの文化圏が対立してしまうことがある上野だからこそ、この祭りを互いの架け橋にしたいと考えています。簡単なことではありませんが、毎年この思いを持って続けていくことが、改善に向かう力になると信じています。
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イベント概要
2023うえの夏まつり〜不忍夢(しのばずのゆめ)
【日 時】7月22日(土)・23日(日) 16:00~21:00
【会 場】上野恩賜公園 不忍池弁天堂前広場
【コンテンツ】12:00~21:00 テント出展企画
16:00~19:00 ステージパフォーマンス
19:00~20:15 盆踊り
20:15~21:00 フィナーレ(パレード)
【公式サイト】https://2023uenofes-origami.studio.site/
【Instagram】https://www.instagram.com/ueno_origami/
※公式サイト、Instagramにて随時情報を更新しております。
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ステージパフォーマンス
「夢を持った若者が活躍できる場所」をコンセプトに、学生や若手のステージパフォーマンスを行います。
弾き語りやバンド演奏、漫才、マジック、ペイントパフォーマンスや伝統的な太鼓パフォーマンスなど、バラエティ豊かな出演者の力強いパフォーマンスをお楽しみください。
〈2019年の参考動画〉
うえの夏まつり~不忍夢(しのばずのゆめ)|学生団体おりがみ文化チームプレイベント
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テント出展企画
テント企画が4年ぶりに復活! カフェや物作り体験、学生と商店街とのコラボ企画まで…。
年齢や性別、国籍を超えて体験できる、多様な企画をお楽しみください。
上野中通商店街の支援企画「上野倶楽部」からも、商店街の魅力を発信すべく出店します。
公式サイト:https://ueno-club.jp/
(前回のオフライン開催時の実績)
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盆踊り
年代、性別、人種や国籍、障がいを超えて、あらゆる人が参加できる盆踊りを行います。
伝統的な曲から若者に親しみのある楽曲を使うことで、その場にいる人々皆が互いに必要とし楽しめる空間をつくります。
初めて参加される方でも楽しめるように、丁寧なお手本と解説はもちろん、英語対応にも挑戦します。
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フィナーレ(パレード)
踊り終えた人々が共に歩きゴール地点までたどり着くことで、普段はバラバラな私たちが同じ志を持ち到達できた喜びを共に享受します。
1日目は上野囃子保存会、2日目は東京藝術大学のサンバ部とともに、不忍池の周りを練り歩きましょう。
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実施体制
主催:上野ハレノヒ計画(NPO法人おりがみ・学生団体おりがみ)
後援:上野観光連盟
協賛:東京文化ライオンズクラブ、上野中通り商店街
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NPO法人おりがみについて
NPO法人おりがみは、ボランティア企画のマネジメントを行うNPO法人です。2020年東京オリンピック・パラリンピックへの参画を目指して2014年に学生団体として立ち上がり、様々な東京2020大会関連企画のレガシーの継続・発展に取り組むとともに、魅力的なボランティア企画の研究・開発を進めています。
2014年設立以降、60大学300名以上を抱える日本最大規模の学生団体として、様々な社会課題に関わる、学生のボランティア活動を実施。東京オリンピックパラリンピックの文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」に「BON FES TOKYO2021」が学生で唯一採択。宇宙分野では、スペースバルーンの技術で成層圏で「炎越しの地球」を撮影し、共生のシンボルにする「Earth Light Project」を実施。クラウドファンディングで、学生史上最高額である1059万円を調達。他にも、学生ボランティアを組織し、障害のある人のパラスポーツ観戦を楽しく支援する「パラ『旅』応援事業」や、千葉県南房総での秘密基地づくりなどを通して、県内の環境活動をリードする若手人材を育成する「Green Adventure〜環境冒険家の訓練場〜」などを運営。