昨年10月にTVアニメ放送開始から10周年を迎えた「アイカツ!シリーズ」のイベント、第12回「リバコメ!!×TVアニメ『アイカツ!』」が6月24日、東京都千代田区の一ツ橋ホールで行われ、藤堂ユリカ役の沼倉愛美さん、一ノ瀬かえで役の三村ゆうなさん、監督の木村隆一さんが登壇した。
オーディションでは別の役で受けていたという沼倉さんは、ユリカ役に決定した後、台本を読んで初めてユリカのキャラクター設定を知ったとのこと。また、三村さんはかえでとして本作に登場する前に、ユリカのファンの女の子役で本作に出演していたことを明かし、ユニットやパートナーとしてユリカとかえでが深く関わることになったことを「縁を感じましたね」と語った。
また、沼倉さんから木村監督に「悪者がいない物語って演出が難しかったんじゃないですか?」と質問が。木村監督は、「そんなこともなかった。落語でも、良い人ばかりが登場するお話があって、良い人過ぎちゃっていざこざが起きるという人情話がある。誰もが楽しくみられる作品にしたかった」と、本作への思いを語った。それを受けて、初登場してすぐに“トライスター”のメンバーに抜擢されたかえでについて、三村さんが「かえでが初登場したとき、みんなに嫌われるんじゃないかと心配していた」と明かすと、木村監督は「かえでは横入りしても嫌われないようなキャラクターになるようにした」「まず僕がかえでのファンだから」と明かして会場を笑顔にする場面も。
昼の部で上映された第34話は、まさにかえでが“トライスター”に選抜されるエピソード。選ばれたときにかえでが発する「YES」というセリフを「5~6回は録り直した」と振り返る三村さんが「収録後のみんなのご飯会の時間が減っていくと思ってすごく焦った」と明かすと、沼倉さんも「ユリカの初回もすごく時間がかかった。皆さんにご迷惑をおかけしました…」と当時を振り返った。
質問コーナーでは、沼倉さんに「ユリカを演じる上で難しかったこと、楽しかったことは?」という質問が寄せられ、時間がかかった理由が明らかに。ユリカは、吸血鬼の末裔というキャラクターを演じるクールなキャラクターだが、オーディションでは普通の女の子だったそうで、初登場する台本で初めてキャラクターを知ったとのこと。「急きょ役を作り直しながら初回のアフレコに挑みました。スタッフさんにもとてもこだわりがあって、とても時間がかかった。でも、大変さと楽しさと、両方があったのが初回の収録でした」と振り返った。
登壇ゲストがその場でアフレコする「リメンバーミー」のコーナーでは、ユリカとかえでが2人の名シーンを再演。ユリカのセリフの間に、霧矢あおいのセリフがあるシーンでは、木村監督がそのセリフをアフレコすることに。当時のユリカを完璧に再演する沼倉さんを差し置いて、意外と上手にセリフを読み上げた木村監督に会場からどよめきが起こった。
昼の部では34話と79話が、夜の部では89話と150話を上映。恒例のプレゼントコーナーも行われ、大盛況のうちに幕を下ろした。
■TVアニメ『アイカツ!』について■
トップアイドルを目指す少女たちのスポ根サクセスストーリー!
「アイカツ!カード」でセルフプロデュースして、
数々のオーディションに挑戦していきながらアイドル活動にはげみます。
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<TVアニメ『アイカツ!』(1年目)公式サイトより>
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