2021年11月、光文社古典新訳文庫は創刊15周年フェア「わたしの推しの光文社古典新訳文庫」にて、 15名の読書好きの著名人による推薦タイトルを集めた書店フェアを開催します。
2021年11月18日より全国書店にて始まる光文社古典新訳文庫創刊15周年記念フェア「わたしの推しの光文社古典新訳文庫」。展開タイトルは読書好きの推薦を受けたもの。その推薦者として、日向坂46・宮田愛萌さんが参加します!
ほか推薦者には、芥川賞作家・平野啓一郎さんやロシア文学者・亀山郁夫さんといった光文社古典新訳文庫と関係のある文筆家を始め、河村・拓哉さん(QuizKnock)や書評YouTuberのアバタローさんなどYouTubeで活躍する面々も。光文社古典新訳文庫の愛読者が集まったフェアとなります。
フェアでは15名の著名人による推薦文が、それぞれの「推し本」の帯となって書店に並びます。宮田愛萌さんの推しの一冊は平安~鎌倉時代の古典、『虫めづる姫君』。日本の古典好き、そして司書資格を持っている宮田さんならではの推薦文については、書店にてチェックしてみてください!
またフェア開催日の同日には、推薦文の全文が掲載された電子ブックガイド『読書好きが選んだ、心をつかんで離さない53冊 わたしの推しの光文社古典新訳文庫』も各電子書店にて配信予定。
各推薦者による15冊以外の作品についての推薦文も載っており、全52冊の魅力が伝わる最良の案内書となっています。これから初めて光文社古典新訳文庫を読む人にも、これまで親しんできてくださった読者の方にも、新しい古典作品との出会いを約束します。宮田愛萌さんによる推薦文は3作品掲載されています。
- フェア概要
【開催日】
2021年11月18日より全国書店にて(※地域によっては多少前後する場合があります)
【推薦者名(肩書)/推薦作品名(作者) ※敬称略】
・秋満吉彦(教養番組「100分de名著」プロデューサー)/カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)
・アバタロー(書評YouTuber)/方丈記(鴨長明)
・石井千湖(書評家・ライター)/ソクラテスの弁明(プラトン)
・大澤真幸(社会学者)/赤と黒(スタンダール)
・亀山郁夫(ロシア文学者・翻訳家)/マノン・レスコー(プレヴォ)
・楠本勝司(創刊時販売担当)/幼年期の終わり(クラーク)
・河村・拓哉(QuizKnock)/19世紀イタリア怪奇幻想短篇集
・田頭晃(光文社新書編集部Twitter担当)/読書について(ショーペンハウアー)
・読書猿(ブログ主宰者)/種の起源(ダーウィン)
・読書のいずみ編集部・大塚かな子(編集者)/夜間飛行(サン=テグジュペリ)
・野田彩子(漫画家)/ワーニャ伯父さん/三人姉妹(チェーホフ)
・平野啓一郎(小説家)/アンナ・カレーニナ(トルストイ)
・三宅香帆(書評家・ライター)/嵐が丘(E・ブロンテ)
・宮田愛萌(アイドルグループ日向坂46メンバー)/虫めづる姫君(作者未詳)
・山本多津也(読書会コミュニティー「猫町倶楽部」主宰者)/崩れゆく絆(アチェベ)
- 光文社古典新訳文庫とは
2006年9月7日創刊の文庫本レーベル。「いま、息をしている言葉で、もういちど古典を」がキャッチコピー。翻訳文特有の難解さを極力排し、自然な日本語による古典の新訳をスタイリッシュなカバーで現代人に届けています。創刊ラインナップの『カラマーゾフの兄弟』は2008年に全五巻にて100万部を突破し、社会現象に。
『アンナ・カレーニナ』(望月哲男訳)、『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』(関口英子訳)、『オペラ座の怪人』(平岡敦訳)、『三つの物語』(谷口亜沙子訳)など、翻訳賞を受賞した新訳も多数。