いい意味で予想を裏切られ楽しかったです。人間像が鮮明だしドラマを見ているようで、頭の中では実写化されていました。 ――モモコグミカンパニーさん
刊行前から書店員を中心に絶賛の声が多数寄せられ、刊行後も新聞やSNS等で紹介されるなど評判を呼んでいる話題作、砂村かいり『黒蝶貝のピアス』。「かつてアイドルとして活動していた社長」と「その姿に憧れていた新入社員」が出会い、すれ違いや困難の果てにたどり着く、年齢や立場を越えた先の物語です。
この作品の刊行を記念して、砂村かいりさんと、2023年6⽉29⽇の東京ドームでのライブをもって解散を発表しているBiSHのモモコグミカンパニーさんの対談が行われ、リアルサウンド ブックより公開されました。
『黒蝶貝のピアス』についてモモコグミカンパニーさんは「いい意味で予想を裏切られ楽しかったです。」「人って信頼していいんだなって思えます。」など、作品についての感想をお話ししてくださいました。対談はさらにモモコグミカンパニーさんの近著『御伽の国のみくる』について、またおふたりの“アイドル”に対する思いや、アイドル活動を終えた先のお話など、多方面にわたり深く語り合う内容になっています。
対談の模様はこちら
砂村かいり × モモコグミカンパニーが語る、アイドル活動を終えた後の人生 「カメラをむけられないけれど、生活は続く」(リアルサウンド ブック)
https://realsound.jp/book/2023/06/post-1342931.html
東京創元社ではこの対談の中からモモコグミカンパニーさんの写真と絶賛コメントを掲載した帯を作成。『黒蝶貝のピアス』に巻いて6月下旬から出荷を開始する予定です。
人間関係や、人と人の距離感が大きなテーマとなっている本作品は、まさに今読まれるべき物語でもあります。
ぜひこの機会にチェックしてみてください。
※書店店頭に帯付き商品がない場合はご注文いただけます。その際は「モモコグミカンパニーさんの帯付きを希望」とお伝えください。
※ネット書店では帯が付かない可能性がございます。
なお、第5回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛部門〈特別賞〉を受賞した砂村かいりさんのデビュー作『アパートたまゆら』が、2023年5月に創元文芸文庫より刊行され、こちらも好評を博しています。
■書誌情報
黒蝶貝のピアス
砂村かいり
判型:四六判並製
ページ数:364ページ
ISBN:978-4-488-02891-6
Cコード:C0093
価格:1,870円(税込)
装画:カチナツミ
装幀:西村弘美
内容紹介:
前職で人間関係につまずき、25歳を目前に再び就職活動をしていた環は、小さなデザイン会社の求人に惹かれるものがあり応募する。面接当日、そこにいた社長は、子どもの頃に見た地元のアイドルユニットで輝いていた、あの人だった──。
アイドルをやめ会社を起こした菜里子と、アイドル時代の彼女に憧れて芸能界を夢見ていた環。ふたりは不器用に、けれど真摯に向き合いながら、互いの過去やそれぞれを支えてくれる人々との関係性も見つめ直してゆく。年齢、立場、生まれ育った環境──全てを越えた先の物語。
■著者プロフィール
砂村かいり
(スナムラカイリ )
2020年に第5回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛部門〈特別賞〉を『炭酸水と犬』『アパートたまゆら』で二作同時受賞し、翌年デビュー。軽やかな筆致と丁寧に書き込まれた人物造形で織りなす人間ドラマが魅力の注目の新鋭。他の著作に『黒蝶貝のピアス』がある。