巻頭特集は「マスク生活が目をむしばむ」/初の単独主演舞台で三島由紀夫の戯曲に挑戦する神宮寺勇太さんのインタビューも掲載
なにわ男子は、2018年に結成された7人組。今年7月、横浜アリーナでのライブ中にサプライズでデビューが発表され、ステージ上で号泣する姿が話題になりました。直後には「デビュー」がSNSのトレンド入りしたほどです。インタビューは、その瞬間をそれぞれが振り返るところから始まりました。彼らが「最もうれしかった」と語ったのは「ファンの方と気持ちを共有できた」ことや、YouTubeを通じて「全国にいるファンにも同時に喜んでもらえた」こと。その後も繰り返し、ファンやプロデューサーを務める関ジャニ∞の大倉忠義さんはじめ事務所の先輩たちへの感謝の気持ちを口にします。
デビュー曲「初心LOVE(うぶらぶ)」について語り合う場面では、ミュージックビデオ(MV)の「ティザー」に興奮したり、「MVを見て一緒に踊ってほしい」と呼びかけたり、この曲はきっと自分たちに「初心を思い出させてくれる」と話したり。自己紹介代わりに、グループ内での「担当」を教えてと呼びかけると、それぞれが自分について話すはずが、いつの間にか互いの長所を言い合うことに――。インタビューの最後には、大きな目標も飛び出しました。
この号の巻頭特集は、「コロナ禍が『目』をむしばむ」。ステイホームでスマホやパソコンを使う時間が長くなったことに加え、朝から晩までマスクをつけていることが、ドライアイを加速する実態をリポート。子どもの視力の低下や「寄り目」の急増について警告する小学校教諭と小児眼科医にも取材しました。こうした実態を踏まえ、眼科医が自ら実践する「目によい八つの習慣」も収録。具体的なノウハウをお伝えします。
King & Princeのメンバーで、初の単独主演舞台を控えた神宮寺勇太さんのインタビューも掲載しました。神宮寺さんが挑むのは、三島由紀夫が能にインスパイアされて現代劇として描いた戯曲集「近代能楽集」から、「葵上」「弱法師」の二編。「台本と格闘中」「毎日が怖い」という神宮寺さんですが、自分を見に来てくれた人も最終的には作品で魅了したい、舞台の世界観に引き込みたい、と抱負を語ります。共演する中山美穂さん、演出家の宮田慶子さん、これまでの舞台で多くを教わった堂本光一さんにも言及し、「俳優・神宮寺勇太」の今を知ることができるインタビューになりました。
夏の5回連載が注目を集めた「短期連載 起業は巡る」の第2シーズンもスタート。あの孫泰蔵さんをして「絶対に応援せんといけん」「特筆すべき企業家」と言わしめた、abaの宇井吉美さんを取り上げます。介護する人も、される人も楽になる「排泄検知シート」の開発と実用化に向けた奮闘を誌面で追体験してください。
King Gnuの井口理さんがホストを務める人気の対談連載「なんでもソーダ割り」は、ポルノグラフィティの岡野昭仁さんをゲストに迎えた2回目(全4回)。今回は井口さんが、岡野さんがステージ上で「必死に歌う理由」について問いかけます。
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